プロに教わるデッドニング講習⑧-2

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天井デッドニングのやり方・制振材の貼り方（後編）

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天井デッドニング・制振材の貼り方の続き。ポイントはできるだけ均一に制振材を貼ること。ここでは定規なしでキレイ貼れる、プロのコツを教わる。なお面積が広い天井デッドニングは、使用する制振材の量も気になるところ。車種によって違いはあるが、モデル車の実例はいろいろと参考になる。

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  「天井デッドニングのやり方（制振材の貼り方）」の続きです。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  今回の天井では柱と柱の間に、1列あたり5枚の円形制振材を貼ることにしました。

  ●アドバイザー：カーデン 佐伯研究員

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  各列とも、同じ工程を繰り返してきます。

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  5枚の制振材をなるべく均等なスペースで貼るためには、まず中央に1枚貼って……


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  それから、その左右スペースに2枚ずつ並べていくといいですね。


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  ホー。定規で測ったりしなくても、均一に貼れますね。

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  あとは同じことを繰り返していきます。

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  フロント付近まで作業して来ましたが……。


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  一番前のスペースが広いなぁ。

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  ここはルームランプが付くスペースなどもありますからね。

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  ナルホド。ルームランプ用のフレームも付いている。

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  ここは、これまで通りの貼り方に加えて……


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  ルームランプ裏にも1枚貼っておきましょう。


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  つまり、最前列だけ1枚多く貼りました。


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  けっきょく……何枚の円形制振材を天井に貼ったんだろう？

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  天井デッドニングに使う制振材の量は、なかなかイメージできる人がいないと思いますが……

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  今回の車（スイフト）の天井で、円形制振材を5枚×6列で30枚。それからルームランプ裏に1枚多く貼ったので、合計31枚になりますね。


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  ちなみに今回使っているオーディオテクニカの円形制振材「青」は、8枚入りセットが定価1980円（※執筆時点）です。

※ネットでの実売価格はAmazonのオーディオテクニカ バイブレーションコントローラー AT-AQ456などを参照。

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  4セット分を使って、1枚余った状況ですね。定価計算だと材料費が8000円弱位。

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  まあ、1列あたりに5枚ではなくて4枚でも十分に制振効果は得られるとは思いますけど…

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  6列あるから、1枚減らすと6枚も違ってくる。

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  そうですね。貼り方で、1セット分くらいは変わってくるかと。

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  でもなあ。天井デッドニングをやっておいて、この場面でケチるのは損な気もする……。

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  そうなんですよ。せっかくここまで、手間と時間をかけていますからね。

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  天井デッドニングは、悔いの無い制振材の貼り方をしておきましょう。もう一生、この車の天井は外さない気がするしね。

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  参考までにオーディオテクニカ制振材の上位グレード「赤」を使っていたとしたら、4枚で定価2420円（※価格は執筆時点）です。

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  4枚入りなら8セットいるから、2万円近くになりますね。

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  天井デッドニングになると、制振材を使う量が多いから、グレードによってずいぶん材料費が変わってきます。

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  確かに……。

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  そういう意味でも、コスパの良いオーディオテクニカの「青」がオススメなのです。

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  なるほどね～。

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  そして、天井に貼る制振材は「丸」だけで終わりではありません。

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  こんなに貼ったのにまだ貼るんだ？