ウーファー導入ガイド╱第12回

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サブウーファーの箱（ボックス）だけワンオフ製作してもらうことは可能？

単体のサブウーファーには箱（ウーファーボックス）が必要。DIYでウーファーを取り付ける際には、この箱をどうするのかが問題だ。MDF等で自作するのは難しい。ネットで買うのも失敗が恐い。かといってプロショップでワンオフのオーディオを組めるような予算もない……そんな人に、非常に好都合な話がある。

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  チューンナップウーファーの取り付け方法は、以前に教わりました（↓）が……

  ●レポーター：イルミちゃん



✔「サブウーファー取り付け方法①╱まずは車内の設置場所を決める」参照。

>>>リンク先で詳しく読む。

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  単体のサブウーファー（※）を、DIYで取り付けることはできないのでしょうか？

  ※「ユニットサブウーファー」と呼ばれたりする。

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  う～ん。できないとは言いませんが、チューンナップウーファーと違って、そのままでは使えません。

  ●アドバイザー：カーデン 佐伯研究員

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  配線だけつないでも、音が出ない？

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  いちおう音は出ると思いますが、本来の音の鳴りにはほど遠い状態です。

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  箱を作らないといけないんですよね？

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  そうです。単体のユニットサブウーファーには、箱（ウーファーボックス）が必要です。


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  ボックスの容量（容積）は、サブウーファーのスペック等で書かれているので、それに従ってボックスを作ります。

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  ウーファーボックスをDIYで作るっていうのは、普通には敷居が高いか。

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  メーカーによっては、専用のボックスを販売しているところもありますよ。

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  そうなんだ。

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  その場合は、サブウーファーとボックスはありますから、チューンナップウーファーとの違いは「アンプが無い」という点だけになりますね。

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  なるほど。でもそれって、一部のサブウーファーに限られますよね。

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  そうですね。普通は箱なんて付いてないから、作らないといけません。自分で作れる人は、MDFなどを切り出して作りますよね。


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  そこまではなかなか出来ないよ～という人が、箱だけネットで買うという方法はどうだろうか？

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  確かにボックスだけでも売っていたりはしますが、最初に言った通り、サブウーファーには機種ごとに指定の容量がありますので……

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  ふむ。

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  ただ単に、何センチのサブウーファーが付きます、という箱を買っても、容積が合っていないとしっかりとした音は出ない可能性があります。

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  容量が合っていない箱と組み合わせると、壊れるかもしれない？

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  まあ、壊れることは無いと思いますが、「鳴りが悪い」「本来の音が出ない」ということですね。

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  基本的には、サブウーファーの指定容量にピッタリの箱がいる、ってことか。

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  箱の容量が大きいのであれば、中に詰め物をして容積を減らすのは可能ですが……

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  ナルホド。
  大きめなら調整は出来る。

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  ただ、それでなくてもウーファーボックスは車内空間を圧迫するので、無駄に大きい箱を使いたくはありません。最初からピッタリの箱を作るのがベストです。

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  佐伯研究員みたいなプロが、指定容量ピッタリの箱だけ作ってくれればいいのにな。

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  あ、それは、頼まれれば普通にやっていますよ。

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  なんと！
  そうなの!?

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  ウーファーボックスの製作だけプロショップに頼むなんていう話が、まかり通るとはね。

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  そのあたりのスタンスはショップによりけりでしょうけど、カーデンの場合は、そういう注文も受けています。

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  取り付けや配線はDIYでできる、ということですよね。

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  もちろんOKです。ただ、希望の形が分からないとボックスを作りようがないから、そのあたりを細かく打ち合わせできるのが前提ですけどね。

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  希望の形？ ウーファーボックスって「四角い箱」以外に何かあるの？

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  同じ容積でも、形状は変わってくるでしょう。「ラゲッジのここに置くから、高さはこの位に抑えたい」「配線はこっち側から出してほしい（そのほうが取り回ししやすい）」など、言い出すといろいろあると思いますよ。

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  ナルホド。

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  ですので、一番いいのは、一度車でカーデンまで来店して頂くことですね。

✔ カーデン（CAR-DEN）

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DIY Laboアドバイザー：佐伯研究員がいるお店。

TEL：0561-35-5015 住所：愛知県みよし市黒笹町西新田1205-1 営業時間9:00-18:00 火曜・水曜定休 ●カーデン

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  箱だけの製作でもお願いすることはできるとは、なんと敷居の低い、プロショップだ。

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  前にも言いましたけど、ウチはDIYユーザーさんの出入りも多いし、ピラーの加工だけ頼まれるケース（※）もありますから。

  ※「スピーカーを持ち込み取り付けしてもらう前に、知っておくべき話」参照。

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  ……そうか。それに比べたら、「ウーファーボックスだけ作ってください」はまだ普通の話か。

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  そうですね。

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  でも、費用的にはけっこうかかるのでは？

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  ワンオフウーファーボックスの製作料金は、カーデンの場合で3万5000円位～（※サイズ、仕様によりけり）です。だいたいは4万円台になるケースが多いですね。

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  ふむ。その費用さえ見ておけば、サブウーファー選択肢の幅が大幅に広がる！

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  ちなみにカーデンのお客さんの例でいうと、チューンナップウーファーを選択する人も多いですけどね。

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  え。
  それはなぜ？

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  単体のサブウーファーを買ってボックスを作ると、車内で邪魔になりますから。

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  身も蓋もない正直コメントですけど、それならチューンナップウーファーだって同じでは？

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  う～ん、でもチューンナップウーファーというのは、そのへんをよく考えて設計されているものも多いですよね。

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  あー。
  イスの下に隠せたりとか。


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  あるいは大きいタイプでも、上にそのまま荷物を載せられたりもしますから。

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  実用性重視の人が多い、っていうのはメーカーもよく分かっているから、上手く作られているんだ

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  その点では「チューンナップウーファーのほうが、車内でジャマになりにくい」とは言えます。

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  そこは改めて一考の価値がある。

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  ただ、低音の鳴り方で考えると「ユニット用サブウーファーで箱を作ってたほうがいい」面は、やはりあります。

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  荷物スペースを減らしてでも音質重視のDIYユーザーには、単体のサブウーファーとワンオフのボックス、という組み合わせは魅力的な選択肢になるかと思います。