アンプ導入ガイド╱第6回

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パワーアンプの設置場所（置き場所）は、車内のどこがいいのか？

アンプは車のどこに設置するか。スペース的にはトランク・ラゲッジなどがあるが、荷物が積めなくなるのは困る。ではどこに置くのがいいか。置き場所によって、パワーアンプ選びも変わってくるので、考えておきたい。

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  引き続き、アンプ導入ガイド（※）ですが……

  ※第1回「パワーアンプ（外部アンプ）とは？ 追加する効果、必要性は？」から読む。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  今日のテーマは、パワーアンプの設置場所（置き場所）についてです。

  ●アドバイザー：カーデン 佐伯研究員

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  それって重要？

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  まあ、アンプの設置場所、置き場所をどうするかという問題は、アンプ選びにも関わってきますからねぇ。

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  フムフム。

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  例えば予算はあっても「トランクやラゲッジスペースには置きたくない」場合は、大型アンプは選択肢として現実的ではなくなります。

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  大型のパワーアンプは、ラゲッジスペースに積むしかないから。


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  しかし、「最近はラゲッジルームには置きたくない」という人が多いんですよ。

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  なんでですか？

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  荷物が積めなくなるからです。

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  まあね。「カーオーディオより荷物が優先！」……トーゼンでしょうね。

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  ……ははは。

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  そんな甘いこと言っていたら、コンテストで勝てない！とか、オーディオプロショップとしては言いたいところでしょうか？

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  いやいや、全然そんなことは思ってません。べつにみんながコンテストのために、カーオーディオをいじってるわけじゃないんで。

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  ……ですよね。

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  コンテストに出るような人だって、車としての普段の実用性は大切です。

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  フムフム。

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  もちろん好みでいいんです。しかし、ラゲッジルーム不可となると大型パワーアンプは積めません。そこは物理的に仕方ない。

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  なるほど。その時点でアンプの選び方が変わりますね。

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  カーデンでアンプを設置するときの置き場所は、シート下が一番多いです。


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  これなら荷物も積めるし、そこそこのサイズのパワーアンプなら置ける。

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  フムフム。

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  シート下に収まってさえいれば、後席にのった人の邪魔にもならないし、いろいろな面で実用的です。

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  音質も求めるけど、実用性も犠牲にしたくない人にとって、バランスがいい置き場所なんですね。

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  小型アンプを使えば、車種によってはデッキ（ナビ）の後ろに収まる（隠せる）ようなケースもあります。

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  ホホウ。

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  ものすごく小さいアンプで、実際のところそういう触れ込みで売られているアンプはあります。



✔ カロッツェリアの「GM-D1400」。コンソール内に設置することを前提に、超小型化を実現。サイズは181mm（W）×38 mm（H）×64 mm（D）

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  さらに長さを抑えた小さいマイクロアンプが、ビートソニックのPA2ですよね。



✔ ビートソニックのPA2は、純正ナビに追加することを想定した、超小型のパワーアンプ。サイズは96mm（W）×40mm（H）×113mm（D）

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  そういえば、PA2をグローブボックス裏に隠した例なら、DIYラボの別記事（↓）でもあります。



✔ 「スマホの音楽を車内で（イイ音で）聴くために、外部アンプを割り込ませる方法」参照。

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  ところで、パワーアンプの設置場所（置き場所）によってノイズがのるような心配はないですか？

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  例えばシート下だからノイズ的にどうのこうの……とか、そういう心配はないと思います。

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  フム。

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  それよりは、その設置場所からの配線の取り回しの問題になってきますので。

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  なるほど。

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  パワーアンプの場合は、電源はバッテリーから直接取る（バッ直）のが普通ですが……


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  バッテリーは左側に積んでいる車が多いので、電源ケーブルは左側（助手席側）からバッテリー方向へ取り回すことになります。

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  例えばシート下から、左方向に電源ケーブルを走らせる。


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  とすると、音声信号を伝えるRCAケーブルは、位置を離す意味で、右側（運転席側）を通すとか、そういう工夫をします。

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  なるほど。
  それがノイズ対策なんだ。

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  交差するような場面は、平行にするとノイズがのってしまうので、なるべくクロスさせるようにする、といったところもポイント。

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  そういうのは、ラゲッジルームに置いても、シート下に置いても、どっちにしてもできることですね。

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  そうです。

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  アンプを設置する前から、ノイズの心配をしていても仕方ないか。

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  同じ配線の取り回しをしていても、ノイズがのる車種・のらない車種が出てきますから、やってみないと分からない面がありますね。