スピーカー交換╱第8回 後編

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車のスピーカー交換方法╱ツイーターの取り付け方

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車のスピーカー交換の仕上げ編。今回はツイーターの取り付け方法。ツイーターは付ける位置・角度によって音が全然変わってくるため、付け方はひとつではないが、ここでは見た目に自然な純正位置に取り付ける。

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  「スピーカー交換方法╱バッフルボードの取り付け方」の続きです。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  前回までの作業でドアスピーカー交換は終わったので、あとはツイーターの取り付け（交換）ですね。

  ●アドバイザー：カーデン 佐伯研究員

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  今回のようにセパレートタイプのフロントスピーカーを取り付ける場合は、ツイーターが別体になっています。


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  なお、以前にもお話しした通り、ツイーターは取り付け位置や角度によって、音の聞こえ方が変わってきます。

✔ 連載第3回「ツイーターの取り付け位置・固定方法はどうするのがいいのか？」参照。

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  そういえば、そうでしたね。

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  今回はアルパインの30プリウス専用キットを使っているので、純正ツイーターとトレードイン（入れ替え方式）で付けますが……

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  それなら位置で迷うことはありませんね。

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  ただし、それはあくまでも付け方の一例に過ぎない、ということですね。

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  音にこだわる人は、連載第3回の記事もよく読んでから、ツイーターの取り付け位置を決めましょう。

今回のモデル車、30プリウスの場合はダッシュボードの奥（前方側）に純正ツイーターが付いています



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  このスピーカーグリルを外すんですね。

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  スピーカーグリルを外すためには、まずピラー内張りから外す必要があります。


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  なお、30プリウスの場合、ピラー内張りには抜け防止のピンが使われているから、ただ引っ張っても取れません。

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  そういう場合はどうやるんでしょう？

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  隙間から手を入れて、プライヤーか何かで挟んでピンを回転させることで、抜けるようになります。

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  ピラー内張りが取れたら、その横のパネルも外します。


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  ここまでバラしてあれば、ツイーターのグリルカバー自体は上に引っ張り上げることで、取れます。



取れたツイーターのグリルカバー


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  純正ツイーターが姿を見せました〜！

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  ボルトで固定されているので、ソケットレンチなどを使って外します。



純正ツイーターが取れた


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  ツイーターにつながっている、スピーカー線のカプラーを抜きます。

ツメロックを解除しながら抜く



✔ カプラーのタイプも車種や場所によっていろいろなので、「カプラーの抜き方。…抜けないときは？」なども参考に。

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  そして純正ツイーターとつながっていた純正カプラーに対して、スピーカーのキットに付属していた専用カプラーを付けて……


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  接続部分にはスポンジテープを巻いて、抜け防止＆異音対策をしておきます。

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  この専用カプラーの先にツイーターをつなぐのか。

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  いいえ。30プリウスの場合は、ここでパッシブネットワーク（コンデンサー）が登場します。専用カプラーを経由して、先にパッシブネットワークをつなぎます。



手前の黒い箱がパッシブネットワーク。ツイーターに高音以外の音が入らないようにするパーツ。

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  パッシブネットワークは、先に奥へ隠してしまいます。



※ ここでは専用カプラーとタイラップ（結束バンド）で固定し、ガタツキを防止している。

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  そしてパッシブネットワークから、ツイーター用の出力ケーブルが出ているので、ギボシ端子接続でツイーターとつなぎます。



✔ ギボシ端子は最初から付いているので、自分でかしめる必要はないが、取り付けるツイーターによって必要な状況なら、「ギボシ端子の正しいかしめ方」参照。

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  「純正ツイーターにつながっていたカプラー」→「専用のカプラー」→「パッシブネットワーク」→「ツイーター」と、つながりました。

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  30プリウスは、ツイーター側にパッシブネットワークを取り付ける特殊例ですね。一般的にはパッシブネットワークは、ドアスピーカー裏で付けることが多いです。

✔ 30プリウスのスピーカーケーブルは、ツイーターを経由してドアスピーカーへとつながっているため、特殊事情。

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※ツイーターを外すと、ドアスピーカーも鳴らなくなる構造。

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  あとはツイーターを専用ステーでネジ留めすれば、スピーカー交換作業は終了です。


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  車種別のキットを使った、純正ツイーターとのトレードインはラクですね。

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  そうですね。取り付け性と、純正風の見た目が利点です。ただし、純正位置で音質に不満が出るようならば、ダッシュボードの上に両面テープで固定してみる手もあります。


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  これでまた音は変わります。ツイーターをどうしても（純正風に）隠したい、ということでなければ、純正位置だけにこだわらず、両方試してみるのがオススメですね。