ルーフデッドニング完全ガイド（第1回）

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ルーフ外しの第一歩。Bピラー内張りの外し方（シートベルトの外し方）

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Bピラーの内張りの外し方は、Aピラーよりも難易度が上がるが、DIYでも可能。ポイントは、シートベルトの外し方がわかっているかどうか。ルーフ（天井）デッドニング前の必須の作業なので、実際にピラー内張りを外しながら、初心者向けに解説する。

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  「ルーフ（天井）デッドニングの効果とは？ 使う制振材や吸音材の種類は？」の続き。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  ここからは、DIYルーフデッドニングの下準備作業に入ります。

  ●アドバイザー：エーモン 中塚研究員

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  ……まず、天井の内張りを外すんですよね。やったことないけど。

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  その天井内張りを外すためには、A・B・Cの各ピラー内張りや、グリップなどを先に外さないといけません。

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  ムムム……一番前のAピラー内張りは、DIY作業でよく外しますが……Bピラー・Cピラーまで外す機会は、あまりないですね。

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  それでは、そのあたりを重点的に解説していきましょう。

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  モデル車は、フロアデッドニングに引き続きまして、スペーシアです。

最初に、ドアの開口に沿って付いているゴムモール（オープニングトリム）を外します



手で引っ張るだけで外れる。

通常だと、完全に外す必要はないことが多いですが……



今回はルーフの内張りを外すので、ゴムモールは完全に取り去る。

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  完全に取り外す場合の注意点があります。あとで付け直すときに、どのドア開口に付いていたモールなのかが、分からなくなってしまう。

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  ……やりそう。

対策：外したゴムモールにメモを貼る



左前！

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  メモは大切ですね。

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  ルーフの内張りを外すときは、いろいろなパーツをバラバラにしますので、メモは重要。あとで内装パーツを戻すときもスムーズですよ。

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  続いて、ピラー内張りの外し方。

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  前から順番に行きましょう。まずAピラーから。

Aピラーの内張りは、クリップの差し込みで固定されているだけ。手で引っ張れば外せます


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  フロントガラスにぶつけて、傷をつけないように注意しましょう。


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  しかし、Bピラー内張りは、引っ張るだけというわけにはいきません。

後席ドアのゴムモールも引っ張って外します


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  さて、ここからがBピラー内張りの外し方。

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  Bピラー内張りを外すときは、アシストグリップやシートベルトを外さないといけません。

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  アシストグリップの外し方は？

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  アシストグリップは、ボルトが見えないように目隠しのフタで隠してありますので、まずフタを開けます。


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  先の細い、内張りはがしがあるとラクですね。

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  フタを開けると中にボルトがあるので、それを外します。内装によく使われている、10ミリアタマのボルトのケースが多いですね。



ボルトは上下にある


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  続きまして、シートベルトの外し方。

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  先に、上側のカバーを取りますが……スペーシアの場合は内張りはがしでこじるだけでは、いつまで経っても外せません。

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  なんでだ？

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  カバーの上端にツメがあって、上方向に差し込まれているんですよ。

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  どうやって外しましょう？

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  カバーを指で下方向に押し下げつつ、サイドから内張りはがしを差し込んで、引っ張り出すような力をかけます。



上の場面を拡大


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  下方向に押し下げると……ツメロックが解除される！

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  外れたカバーは、このような形状でした（↓）


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  この部分だけで外れるんだ。よく見ると、上端に上向きのツメがありますね。

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  カバーを外せばボルトが見えます。ここは14ミリと、ちょっと太めのボルトが使われていました。



ボルトが外れれば、シートベルトが外れる


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  シートベルトが外れれば、Bピラーの内張りはすぐに外せます。ただし、ここは引っ張るだけではダメ。

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  それはなぜ？

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  Bピラーの内張りの下側は、このようなツメ（↓）で固定されているからです。



✔ このツメは、ピラー内張りの下半分がかぶっているので、下半分を先に外さないと、上側の内張りは取れない。

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✔ 今回は先にフロアデッドニングを施工しているので、Bピラー内張りの下半分は先に外してある。

※取り外し方法は、「車のフロアカーペットの外し方①╱フロアに噛んでいる内張りの取り外し」参照。

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  ツメがあるから、単純に引っ張るだけでは外れない。

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  このタイプのBピラー内張りは、ツメを指でつまみながら外します。


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  わかっていれば、特に難しくはありませんね。

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  そうですね。ハマる箇所があるとすれば、シートベルトのボルトを隠しているカバーを外すところ位ではないでしょうか。

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  よーし、このまま勢いで、大きなCピラーの内張りまで外しましょう。