デッドニング完全ガイド

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プラスチック専用の制振材や吸音材もある。デッドニングは鉄板だけじゃない

プラスチック用の制振材や吸音材は、あると知って納得。車内のドア内張りが「ビビる」とか、ピラーから「カタカタ異音」がしていたら、プラスチック部のデッドニングで対策が打てるのだ。

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  デッドニング祭の続きです。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  デッドニングキットの「ドア用」と「スピーカー用」は両方とも施工を終えました。
  （↓）

  ●アドバイザー：エーモン 中塚研究員

デッドニングキット取り付け方法

ドア用	ドアデッドニング施工方法
スピーカー用	スピーカー周りのデッドニング方法

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  中塚研究員、次はなにを？

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  ここからは、セット品のデッドニングキットではできない領域へと突入していきます。

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  キットは……ないんだ？

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  キットはないけど、単品の制振材や吸音材を使いこなすと、デッドニングの幅はもっと広がるんですよ～。

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  いよいよマニアックなゾーンに突入です。

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  これまでは、ドアの鉄板に対してデッドニングを施してきましたが、制振が効果的なのは鉄板だけではありません。

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  鉄板のビビリ防止＝デッドニングなんだと思っていましたが、その認識は違うの？

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  プラスチック用の制振材というのもあるんですよ。

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  プラスチック……って、どこに貼るつもりですか？

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  例えば、車のドアの内張りのことです。

ドア内張りパネル


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  ホー。そういえば、これまでに見てきたデッドニングは全部ドアの鉄板側でしたね。

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  そうなんです。しかし、プラスチック用の制振材を使えば、ドア内張りパネル側のビビリを防ぐことが可能です。



エーモンの制振シート・プラスチックパネル用（8310）

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  新生オーディアブランドからは、こんな制振材も登場したんですねぇ。

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  プラスチック樹脂のパーツは凹凸箇所も多いですが、その凹凸に追従してしっかり貼れるように柔軟性があり、なおかつ軽量な制振材なんですよ。

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  そんな最先端素材がDIYに出てくるとは……。

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  これは1枚モノのシートになっているので、切り出して使います。

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  貼る場所に合わせてチョキチョキ系ですね。

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  車のドア内張りに対して使うとすれば、面積が大きいので……ドア内張り1枚に対して、制振シート・プラスチックパネル用を1枚使うイメージです。

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  え～っと、1枚のシートをセコく使って、両ドアに貼ってもいいですか？

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  ……。

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  いいですよね？

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  ……理想は、ちゃんとやることです。

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  ……ハハハ。
  ちゃんとしてないって言われた。

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  ただまあ、「ピラーの分ぐらいを残しておく」ぐらいの感覚ならいいと思います。

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  ピラー分？

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  制振材は、ピラーの内張りパネルにも使えるんですよ。

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  そういえば、ピラーもプラスチック素材か。ピラーのカタカタ音対策にもなるんだ。

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  プラスチック用の制振材を使うときは、その上から吸音材を貼ると、より効果的です。

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  吸音材も、プラスチック用のがあるんでしょうか？

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  静音シート・パネル用というのがあります。



エーモンの静音シート・パネル（8358）

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  分厚いフェルト素材みたいな感じのモコモコシートですね。

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  厚さは10ミリです。これを車の内張りパネルやカーペット下に貼ることで、ノイズを吸収して、車内の静音化につながります。

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  ノイズ吸収のための吸音材か。

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  貼る場所によっては、ロードノイズ対策やエンジン音対策にもなりますよ。

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  オーディオマニアでなくても、静音化メニューとして良さそう。

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  そうですね。だから、こういう素材は、車種によっては純正でも採用されていますよ。

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  そういえば見たことある気もしますね。

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  ただ、純正でこういった素材がしっかりと施工されている車種は限られますね。

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  DIYなら単品売りの素材を使って、どんな車種でも贅沢に静音化できる、ってことだ。

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  そういうことです。実践編としてはまず、ドア内張りの静音化からやってみましょう。