デッドニング完全ガイド

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ドアデッドニング施工方法⑤╱アウターパネルへの吸音材の貼り方

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ドアデッドニングで、アウターパネルに吸音材を貼る方法。前の工程で制振材を貼ったが、制振材と吸音材の効果の違いも理解しつつ、実際に施工しながら、貼り方を解説していく。

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  「ドアデッドニング施工方法④╱アウターパネルへの制振材の貼り方」の続き。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  ドアのアウターパネル（外側の鉄板）に対して制振材を貼れたら、次は吸音材を貼ります。

  ●アドバイザー：エーモン 中塚研究員

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  吸音材？
  どう違うのソレ？

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  前回貼った制振材は、鉄板のビビリを防止するためのシートです。

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  フムフム。

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  その次に貼る、吸音材はスピーカー背面から出た音を消すことが目的なんですよ。



✔ エーモンの「デッドニングキット ハイグレード・ドア用（8302）」に入っている吸音シート（アウターパネル用）。

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  ドアデッドニングの最大の目的は、ドアをスピーカーボックス化することだと言いましたよね。



✔「デッドニングとは？ その目的を初心者向きに解説すると…」参照。

>>>リンク先で詳しく読む。

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  スピーカー背面の音がオモテ側に出てくるのは良くないから、フタをするという。

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  そうです。そして今施工しているドアのアウターパネルは、最終的にスピーカーボックス内部に相当します。

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  ふむ。

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  だから、スピーカー背面の音を閉じ込めるだけではなくて、消すために吸音材を入れておくわけです。

✔ 家庭用のスピーカーボックスを自作する場合なども、吸音材を内部に仕込む。

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✔ 車の場合は、ドア鉄板がスピーカーボックスに相当するので、奥の鉄板に吸音材を貼るのだ。

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  それでドアデッドニングキットには、スポンジみたいな吸音シートも入っているんだ～。

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  ちなみに、エーモンのデッドニングキット・ハイグレード（8302）に入っている吸音材には凹凸があります。この凹凸に、音の跳ね返りを抑え込む効果があるんですよ。

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  ナルホド。……で、このスポンジをどうやってドア内部に貼るのでしょうか？

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  用意するものは、マジック・ハサミ・長いスケール（定規）です。


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  吸音材も切り分けてから貼るんですね。

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  そうなんですが、制振材よりは少し小さめに……ここでは6.2センチ間隔を目安に切り分けます。

6.2センチ単位で線を引く



ハサミで切って分ける


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  デッドニングキット・ハイグレードに入っている吸音材は、6.2センチで分けると、8枚切り出せます。


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  これを、アウターパネルのどの場所に貼るの？

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  それはカンタンです。前回貼った制振材の上に重ねて、載せるように貼ればいいんです。

制振材を貼ったポイント



上から吸音材を貼る


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  制振材よりも吸音材を小さく切り出すのは、ハミ出ないように重ねて貼るためなんですよ。

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  なるほど、そういうことか。

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  制振材のようにグリグリ圧着はしなくていいので、手で押してしっかり貼ります。


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  この作業も、ドアの鉄板でケガをしないように、長袖を着てやりましょう。

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  6箇所に分けて貼った耐熱制振材の上から、吸音材を重ねて貼っていきます。


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  ……あれ、でも吸音材は8枚切り出したから、2枚余ってますけど？

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  余った吸音シートは、べつの目的で使うので、ひとまず取っておきます。

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  なんだ。
  中塚研究員が数を間違えたわけではないのか。

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  そうではなくて、意図的に余らせているのです。……さて、これでアウターパネルの制振と吸音が終わりました。

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  スピーカーボックス内部はできた、ってことですね♪

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  そういうことですね。次はインナーパネル（室内側の鉄板）のデッドニング作業です。

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  ドアデッドニングもいよいよ後半戦です。