デッドニング完全ガイド

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ドアデッドニング施工方法①╱ドア内張りの外し方

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エーモン（オーディア）の新型キットを使ったデッドニング方法を、実際にドアに施工しながらガイドする。まずは、ドア内張りの外し方。「擦りそうな場所の養生」「固定ネジの定番位置」「固定ピンを外すやり方」など、初心者向けに解説。

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  「デッドニングに必要なもの（道具・工具）は？」の続き。ここからいよいよ、具体的なデッドニングの施工方法です。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  まずはドアのデッドニングからやります。

  ●アドバイザー：エーモン 中塚研究員

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  「ドア以外に何かあるのか？」と思う人もいるかもしれませんが……

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  デッドニング自体は、フロア・天井・ラゲッジなど、本格的にやり出すといろいろなメニューがありますよ。

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  フルコースだと、果てしなく長い旅になりそう。

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  スピーカーをしっかり鳴らすという意味では、やはり「ドア鉄板のデッドニング」が一番効果的です。

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  特に重要なのは、「ドア鉄板のサービスホールを埋めること」でしたね。



✔「デッドニングとは？ その目的を初心者向きに解説すると…」参照。

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  そうです。というわけで、ドア鉄板のデッドニングに特化したキットを使っていきます。

最初に取り付けるキットがコレ



エーモンのデッドニングキット ハイグレード・ドア用（8302）

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  エーモン（オーディア）のデッドニング関連アイテムは数十種類ありますが、王道は最初にまず「8302」を付けるコース。

✔ 費用を少しでも抑えたい、という人はデッドニングキット・ドア用（8301）でもよい。

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  まずは、ドア内張りの外し方から解説します。

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  ここでは、「ドア内張りなど外したことがない」初心者向きに丁寧にいきます。

モデル車はスズキのスペーシア


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  まずは養生テープを使って、必要な箇所を保護しておきましょう。

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  それってドコのこと？

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  最終的にドア内張りは上方向にスライドさせながら外すので、こういうカドの部分（↓）をこすって傷付けやすいのです。


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  内張りパネル側に貼るのではなく、車体側に貼って保護します。

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  ピンポイントで、擦りそうな場所を保護しておくんですね。

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  準備ができたら、最初にAピラー根元付近の三角パネルを、単独で外します。内張りはがしを使いましょう。



✔ 内張りはがしを使ったことがない人は、「内張りはがしの正しい使い方」で基礎知識を得よう。

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  次は、ドア内張りを固定しているネジ類を外します。

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  ぱっと見には、ネジが見えないようになっていることが多いですよね。

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  まず、ドアノブ奥の部分にネジがあるのは定番的。



目隠しのフタで隠されている車種も多い。

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  スペーシアの場合は、ここにもネジが使われています。


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  ネジを全て外したら、内張りパネルを外しにかかります。まずは下側から内張りはがしを差し込んで……


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  内張りはがしを使って、内張りを手前に引く（浮かす）ことで、内張りを裏で固定しているピンが外れます。


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  「ピン固定の感触のある近く」を、狙ってこじると効果的です。

きっかけさえ作れたら、そこからは手作業でいけます


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  手を入れて内張り下部を手前方向に引っ張ることで、ピン固定が外れていきます。


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  最後に、ドア内張りを上方向に持ち上げるようにスライドさせると、全体がガバっと外れます。

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  ドア内張りが取れた～。

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  まだです。裏側には純正配線がつながっていますので、カプラーを抜かないと完全には取れません。



✔ 配線のカプラーは引っ張るだけでは抜けなかったりするので、「カプラーの抜き方。…抜けないときは？」なども参照。

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  ちなみにドア内張りを外した際に、ドア鉄板側にクリップが残ってしまう場合がありますが、これは内張りはがしの「Uの字」側を使うことで外せます。


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  ドアの内張りが外れると、ドア鉄板が丸見えになります。


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  デッドニング作業は、ここからが本番です。