フロアデッドニング完全ガイド

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フロアデッドニングのDIY施工方法╱吸音材の貼り方

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DIYでもできる本格的なフロアデッドニング方法の最終局面・吸音材の貼り方。フロア用の素材も登場して、オーディオプロショップ並の施工に寄せられる。吸音材を貼ると効果的な場所を狙って、仕上げていこう。

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  「フロアデッドニングのDIY施工方法╱制振材の貼り方」の続き。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  いよいよ、フロアデッドニングも最終局面です。

  ●アドバイザー：エーモン 中塚研究員

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  前回、苦しみながらもようやくすべての制振材を圧着しまして……こうなりました（↓）


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  中塚研究員、あとはなにをすれば？

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  フロアデッドニングの仕上げとしては、吸音材を貼るだけです。

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  制振材だけでなく吸音材もセットで使うのは、ドアデッドニング等と同じですね。

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  ハイ。
  フロア用の吸音材もちゃんとあります。



エーモンの静音シート・フロア（8359）

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  1台あたりの使用量はフロア鉄板の状況によりますが、4～5枚が目安です。

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  これもチョキチョキ切って使うタイプか。

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  そうです。フロア鉄板の形状がいろいろなので、貼る場所に合わせて切り出します。

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  では、実際の貼り方を見ていきましょう。

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  まず、運転席や助手席の足元の鉄板ですが、ここは敷ける範囲で、奥にまで入れていきます。


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  ペダルの奥には純正の吸音材もありますが、その下にグイグイ押し込んでいますね。

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  あまり奥まで入れすぎると、フロアカーペットの前端を超えて見えてしまうので、そこまでは行かないようにしますが。

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  フロアカーペットを戻したときにハミ出ない程度までは、入れておいたほうがいいってことですね。

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  そうです。ロードノイズ源である、フロントのタイヤハウスが近い場所なので。

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  なるほど。

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  そして、運転席足元までそのまま敷いて、フロアの柱の手前まででいったんカットします。



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  実車のスペースに合わせながら、カットしていけばいいのか。

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  吸音材の型取りは、実際に車両のフロア鉄板に当てながら行うのがいいです。

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  フロアの鉄板には、純正配線が固定されている箇所などもありますが、固定が外せない場合もあります。

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  そうすると、配線のあるところには吸音材を敷けませんね？

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  そんなときは、吸音材に切れ込みを入れて逃がせば……



配線の下にも吸音材を敷ける

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  ナルホド。

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  それから鉄板が盛り上がっている場所も、貼れそうなら貼ります。


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  ただ、フロアカーペットが戻せなくなる可能性があるところは、避けます。

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  フロアを戻せなくなったら、剥がすしかないですもんね。

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  それから、シートの取り付けに関わっている穴などもあるので、そういう穴は塞がないように注意します。

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  ……ところで、さっきから吸音材を置いているだけで、貼り付けてはいませんが、固定方法は？

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  固定しないと動いてしまうような場所は、アルミガラスクロステープを使います。



エーモンのアルミガラスクロステープ（8316）

吸音材のフチ部分を、アルミガラスクロステープで固定

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  ただし、全ての吸音材をアルミガラスクロステープで固定する必要はありません。


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  上写真の例でいうと、アルミガラスクロステープで固定したのは真ん中だけです。

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  運転席や助手席、後席の足元などは、スペースに収まっていて動きようがないので、特に固定しなくても大丈夫。

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  そのままフロアカーペットで押さえつければいいんだ。

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  そうですね。平面に沈み込んでいる吸音材は、それで十分です。

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  いっぽう、ラゲッジルームの吸音材などは、しっかり貼り付け固定しました。


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  ラゲッジルームはくぼんでいるので、置くだけだと反り上がって、外側が浮いてしまいますからね。

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  ……もしかして、これで、フロアデッドニングの完成!?

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  ハイ。
  お疲れ様でございます。

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  DIYでここまでする人間がいるのか？ というツッコミはさておき、とうとうここまで辿り着きましたね。

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  ……まあ、労力はかかりますが、DIYでも施工は可能だということです。