ディスプレイオーディオ換装ガイド②-1

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ディスプレイオーディオを社外ナビに交換するときの配線方法

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ディスプレイオーディオを社外ナビに交換する配線方法を、プロに教わる連載。社外ナビに換装（かんそう）できるアダプターが登場したことでナビ移植のハードルは下がり、現実味が出てきた。

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  「ディスプレイオーディオを社外ナビに交換するためのガイド（第1回）」の続き。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  ここからはディスプレイオーディオを社外ナビに交換する、実際の配線方法を解説していきます。

  ●アドバイザー：カーデン 佐伯研究員

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  まずは何から始めましょうか？

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  ディスプレイオーディオ車に社外ナビを取り付けるためのアダプター「SLX-73R」には、4種類のハーネスとカメラアダプターが同梱されていて……



Amazonでも販売されているビートソニックのSLX-73R

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  それぞれのハーネスのカプラーが、ディスプレイオーディオ（を外したあと）の車両側配線とつながるようになっています。



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  車両側の4つのカプラーと、4つのハーネスがつながるんだ。

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  そしてカメラアダプターは、「SLX-73R」の30ピンカプラーに対してつながります。

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  そうするとディスプレイオーディオ車の車両配線が、汎用的なギボシ端子の配線などに入れ替わるよ～ということですね。

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  「SLX-73R」の配線を解説する前に、社外ナビ（サイバーナビ）の電源ケーブルの方に、少し仕込み作業をしておきましょう。



Amazonでも販売されているカロッツェリア RD-N002 電源ケーブル

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  この電源ケーブルから出ている線のうち、ピンク・みどり・紫/白の3本だけがかなり長さがあります。

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  ホントだ。
  この3本は何の配線ですか？

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  ピンクが車速信号、みどりがパーキング線、紫/白がバック信号入力です。


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  で、この3本は長く取ってあるのですが、今回はナビ裏で配線が完結するので、長すぎてジャマになります。

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  フムフム。

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  なので、事前にカットして短く加工してしまいます。

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  ……だったらなんでこんなに長めになっているんだろう？？？

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  車種によっては……例えば昔の車だと、ナビ裏ではなくて別の場所まで取り回して信号を取るケースがありますし、輸入車もナビ裏にすべての信号が来ていなかったりしますから。

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  そういうことか。

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  逆に、すべての信号がナビ裏に集まっている今どきの国産車に取り付ける場合には、この3本だけ長くしておく必要性はありません。

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  では、他のスピーカー線と同じくらいまで短くしてしまっていいのかな？

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  ハイ。そのほうがナビ裏の配線がゴチャゴチャになるのを緩和できます。

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  なるほど。
  では車速信号線をカットして……


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  ギボシ端子オスを付けておきます。

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  次は紫/白のバック信号入力をカットします。

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  ただ、紫/白のバック信号には抵抗のようなものが付いているので、単に短く切り落とすだけではダメです。

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  間を詰めないとダメなんだ。

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  そうですね。
  まずは中間をカットして……


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  長さを詰めて、再びギボシ端子などでつなぎ直します。


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  これでよし！

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  残るもう1本のみどり線は、短くカットした上でクワ型端子を付けておきます。


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  なぜクワ型端子を付けるの？

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  これはパーキングブレーキ線につなぐ配線なんですね。

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  ふむ。

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  順当に接続した場合には、停車時にパーキングブレーキがかかった状態でないと、TVの視聴などができないようになります。

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  走行中にTVが写らないようにするための線か。

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  しかし、この線をボディアースしてしまえば、走行中でもTVを視聴できるようになります。

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  あ～。TVキットを付けたみたいな状態になるんだ。

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  そうですね。社外ナビの場合は、パーキング線をアースに落とすだけで、TVキットを付けたのと同じような状態になるわけです。

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  社外ナビの場合は、TVキットがなくても配線方法の工夫で、走行中でもTVを映せるんですね～。