タイヤメンテナンスDIY

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タイヤ溝ゲージの使い方（タイヤの残り溝の測り方）

タイヤ溝ゲージとは、タイヤの溝の深さを測る工具。そのタイヤ溝ゲージの使い方を、初心者向けに解説。タイヤの減り具合を、目視ではなくちゃんと数字で把握しておくと、タイヤ交換やローテーションのタイミングも適切になる。

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  エーモンのタイヤメンテナンス用品が大規模リニューアルした件（※）についてはすでにお伝えしていますが、今日はその続き。

  ※「エーモンが車のタイヤメンテナンス用品を一挙リニューアル…！」参照。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  前回は、一番重要なアイテムとしてエアゲージを解説しましたが、タイヤ溝ゲージも新型が登場しました。

  ●アドバイザー：エーモン 中塚研究員



エーモンのタイヤ溝ゲージ（8823）

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  エーモンのタイヤ溝ゲージも歴史の長いアイテムでして、長らくご愛用頂いているファンの方も多く、当社としましては……

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  ねぇねぇ、中塚研究員。

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  はい？
  まだ話の途中なんですが……

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  ……タイヤミゾゲージってなに？

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  タイヤの溝の深さを測る工具です。それによって、タイヤの減り具合を確認できます。

✔ タイヤ溝ゲージは、一般的には「タイヤデプスゲージ」と呼ぶことも多い。

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  溝の深さなんて測らなくても、スリップサインが出たら交換すればいいんじゃないの？

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  いやいやいや、スリップサインはむしろ使用できる限界ラインという意味ですので、本来であればもう少し手前でタイヤ交換するほうが安全です。

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  そうだったのかッ!!

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  目安として3ミリ位まで減ってきたら、タイヤ交換時期です。なお、1.6ミリ以下は車検にも通りません。

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  うーむ、そんな細かい単位になると、目視ではよく分かりませんね。

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  そのような意味で、正確にタイヤの溝の深さを測るためには、タイヤ溝ゲージが必要なのです。

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  なるほど。
  そんな渋い工具があったとは…。

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  普段から、タイヤ溝ゲージで残り溝を測っていれば、あとどのくらいタイヤが使えるのか、という判断目安にもなりますよ。

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  確かに、空気圧を測るのとセットでやっておきたいタイヤメンテナンスですね～。

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  それでは、せっかくですからエーモンの新型タイヤ溝ゲージを使って、残り溝の測り方を勉強しておきましょう。

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  新型のタイヤ溝ゲージは、ノギスのような測り方で、1/10ミリ単位まで細かく測れるようになりました。

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  ……と言われても、ノギスの使い方が分からない人も多いと思いますけども？

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  実際にやってみましょう。まずはタイヤの溝に対して、垂直にタイヤ溝ゲージを当てます。


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  そしてゲージをスライドさせて、溝の底に当てます。スリップサインの部分は避けて測ります。

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  フムフム。

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  あとは目盛りを読むだけなんですが、この読み方がノギスと同じ。

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  ……どこで測るのかよく分かりませんが？

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  目盛りには、「主尺」と「副尺」があります。


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  まず先に、副尺の「0」のラインが指している、主尺の目盛りを読みます。


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  えーと。
  5ミリちょっとですね。

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  もう一段細かく、1/10ミリ（0.1ミリ）刻みで測るために、次は「副尺」と「主尺」のラインが一直線に並んでいる目盛りを読むんです。

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  ……ん～？？？
  どういうこと？

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  今回の例でいうと、「副尺」が4ミリのところで、上の目盛りと一直線上になっています。


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  ホントだ。他のラインはズレているけど、ここだけ揃っていますね。

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  ということは、0.4ミリなんです。

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  ……ほほう。

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  最初に「副尺0」のところで測った5ミリと、「副尺」と「主尺」が並ぶラインで測った0.4ミリを足して、合計5.4ミリってことなんです。

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  へー！
  そうやって測るのか～。

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  0.1ミリ単位で、タイヤの溝の深さを測定することができますよ。

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  分かってしまえばカンタンな、タイヤ溝ゲージの使い方でした。

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  定期的にタイヤの溝を測っていると、前後タイヤの減り方のスピード差も分かるので、適切なタイヤローテーションをするきっかけにもなりますよ。