ドラレコ取り付けの知識

ドラレコの電源はどこから取るのが正解か？

ドラレコの電源をシガーソケット以外の場所から取りたい。どこから取ったらいいのか？をちゃんと知りたい人向けにじっくり解説。単に手順だけでなく「なぜそうするか」もわかる。

まずはドラレコに必要な「電源の種類」のおさらい

今日は初心者の方からよ～く聞かれる、この質問に回答していきます。

●DIYラボ本館：イルミちゃん

ドラレコの電源はどこから取ればいいの？

この質問は短いんですが、しっかり回答しようとすれば、とても深い話になります。
そんなの……シガーソケットから取ればいいんでないの？

●DIYラボ別館：ユキマちゃん
違うだろッ!?
ええ～、どういうことぉ？？？アタシ間違ったこと言った？
いや……まあ……「ドラレコの電源をシガーソケットから取る」というのは一般的には合っているけどサ。
合っているじゃないのよッ！なんなのよッ！
私が言いたいのは、その付け方で満足できる人は、そもそも「ドラレコの電源をどこから取ればいいのか？」とは聞いてこないでしょ？ってことよ。
ああ、そういう意味ね。
「ドラレコの電源をどこから取ればいいのか？」をネットで調べている人の多くは「シガーソケット以外の場所からドラレコの電源を取るとしたら、どこから取るのが正解なのか？」を知りたいのだと思われます。
だったら、そう言いなさいよ。
いや、そのぐらい「汲んでくれよ」っていう話かなと。
まあ「シガーソケットにプス」方式だとドラレコの配線が丸見えになるもんねぇ～。

これじゃイヤだ感

それに純正シガーソケットをドラレコで常時塞ぎっぱなしにしてしまう問題もある。
ドラレコの電源は純正シガーソケット以外の場所から取るほうがよいね。
……ということで、「じゃあ、どこから電源を取るのか？」の答えを探している人が多いと思います。
ようするに裏からACC電源を取ればいいって話でしょ？
いやいや、待て待て。
なによ？
それはその通りなんだが、今回の質問は「エーシーシー電源」などというマニアックな専門用語も知らないで調べている人が多いはず。
そっか。一般のユーザーは、電源の種類なんて知らないものねぇ。
そうなのです。なので今回は、できるだけ初心者向きにゼロから説明していきます。
ではまず、ドラレコに必要な電源の種類から解説だね。
車の電源の種類は、常時電源・アクセサリー電源（ACC電源）・イグニッション電源（IG電源）・イルミ電源…その他にも、現代の車にはタイマー付きの電源など、いろいろ種類があります。

常時電源	駐車中も含め常に電気が流れている電源
ACC電源	アクセサリーオンで電気が流れる電源
IG電源	イグニッションオンで電気が流れる電源
イルミ電源	スモールランプオンで電気が流れる電源

この中で、一般的なドラレコで必要になる電源がACC電源です。
私が言った通り。
しかし車種やパーツ取り付け状況によっては「都合のいいACC電源が車内側で確保できないケース」もあり得るので、その場合はIG電源を代わりに使う手はあります。
ドラレコ＝ACC電源ではないんだ？
一般的なドラレコの電源としてACC電源を使うのは「走行中は電源を入れて録画するけれど、エンジンを停止したら電源を切るため」でしょ？
そりゃそうよ。常時電源だったら電源が切れなくてバッテリーが上がってしまう。
この場合はIG電源を取ったとしても、同じ目的は果たせるんだな。駐車時にはどっちにしろ電源オフだから。
どっちでもいいってことね。
どっちでもいいとは言ってないだろッ!!
ええ～？？？
どういうコトぉ!?
正確に言うと「ACC電源を確保できるならACC電源が望ましいけれど、ACC電源が確保できないならIG電源でも代わりにはなる」です。
どっちでもドラレコ動作に問題ないのに、なんでACC電源のほうが〈推し〉なのよ？
そこから説明しているとそれだけで一本の記事になってしまうので、そこから知りたい人は〈DIYラボ動画部〉の以下の動画を見てください。

それから、ドラレコの種類によっては、ACC電源のほかに常時電源も必要になります。
常時電源なんか取ったら、駐車中も電源が落ちないって言ったばかりだけど？
はい。その通り。つまり駐車中も録画（常時録画）するようなドラレコの場合は、常時電源も必要になるのです。

一般的なドラレコの電源	ACC電源（またはIG電源）
常時録画するドラレコの電源	ACC電源（またはIG電源）＋常時電源も必要になる

ドラレコの種類によって電源の種類も少し変わるよ、ってことね。

シガーソケット以外の場所からドラレコの電源を取るための下準備

初心者向けの説明でもうひとつ重要なのが、シガーソケット以外の場所から電源を取れるドラレコなのかどうか？という問題。
どういうこと？
一般的なドラレコはシガーソケットにプスっと挿せるように、シガープラグが付いております。

※ドラレコの機種によっては、シガーソケットではなく直接電源を取るコードが標準仕様になっているものもある。

しかし、この形状のままでは、シガーソケットにしか挿せません。
このままだとシガーソケット以外の場所からは電源が取れない。
普通に考えてそういうことになるよね。
えーっと、ではどうすればいいの？
方法は大きく分けて3つあるけれど、そのうちのひとつはオススメできないので…実質的には2コース。

ドラレコの電源を純正シガーソケット以外から取る場合

①	「直接電源を取れるコード」（オプション扱いなことが多い）を用意する
②	シガーソケットを増設して、そこにドラレコのプラグをつなぐ
③	ドラレコのシガープラグを切り落として、配線をプラスとマイナスに分ける（※要注意点あり）

まず王道は①番。ドラレコメーカーがオプションなどで用意している電源コードを使う方法ね。
そんなオプションがあるのか。
名称は「直接配線コード」とか「直接電源コード」とかメーカーによっていろいろだけど、例えばセルスターを例にすれば「電源直付DCコード」「直結配線DCコード」というオプション電源コードがあります。

当然のことながら、端末に適合する電源コードを選ばないといけない。〈オプション対応表〉のようなもので調べてから購入しよう。

それを使えば、どこから電源を取れるの？
電源をどこから取るかは、ドラレコメーカーは明言していないケースが多いと思う。セルスターも同様の回答でした。
そこは取り付け店の判断に任せているんだ。
そうそう。それでDIYで取り付けるような人は「？」となるわけです。
それで冒頭のような質問がDIYラボにも頻繁に寄せられているわけね…。
ちなみに自分が使っているドラレコ用の「直接配線コード」的な存在がなかったとしても、「シガープラグを直接配線コードに変換する方法」はあります。
どういうこと…？
それがつまり、②番のシガーソケット（電源ソケット）自体を増設する方法です。定番のエーモン製を例にすると、こういうのを使う（↓）

【Amazon.co.jp限定】エーモンプラグロックソケット・2023年モデル（4835）

あー。ドラレコ専用のシガーソケットを増やすわけね。
こういうアイテムがあれば、ドラレコ側の配線は現状のシガープラグ形状のままで、それをいったん増設用シガーソケットで受けて、その先を配線コードに分けることができます。
そうすれば「直接配線コード」を使っているのと同じ状態になるね。
なお、増設用の電源ソケットはいろいろなタイプが売られているけれど、定番のエーモン製ひとつとっても種類が多くて買う時に悩みます。
どれでもいいんじゃないの？どれでも電源は取れるんでしょ？
そんな雑な考えで製品を選ぶと〈損〉をしますので、推しの電源ソケットを知りたい人は、ぜひ〈動画部〉の動画を見てね。

……で、最後に残った③番の方法は？
これはドラレコの配線コードの先に付いているシガープラスを切り落として、2本の配線（プラス線とマイナス線）に分けて、直接配線コードを同じような状況にすることなんだけど……オススメはできません。
なんで…？
ドラレコ本体はDC12Vで動作しているとは限らないので。
む!?
どういうこと？
例えばドラレコ側はDC5V電源で動作しているので、車両から取り出したDC12V電源を、シガープラグ内で変換（変圧）してから本体に送っている……というケースも考えられます。
そういえばドラレコ本体からUSBケーブルが伸びていて、それを付属のシガープラグにつなぐタイプもあるね。

シガーソケットにUSB充電器を差して、そこにドライブレコーダーの配線（USBケーブル）をつなぐ仕組みになっている。

このタイプのドラレコは、配線に直接クルマの電源をつなげたらマズイ。
そっか。
車の電源はDC12Vだから……
そうそう。ドラレコ本体はDV5V動作なのに、DV12Vを直接流したって動作しないし、壊れるかもだし。
ドラレコ本体がDC12Vで動作していると分かっているなら、配線を切って電源を取ってもいいの？
まあ、製品を加工すること自体、メーカー的にはNGだろうし保証外の行為にはなるでしょうが「理屈は合っているので、分かっている人はどうぞ」という話ね。
よーし。だったら切り落としてしまおう。安上がりだしね！
自己責任でね！それと今回は初心者向き記事を目指しているので、今は止めてね！空気を読むようにッ！

電源取り出しだけでなくアース接続の知識も必要

ということで「直接配線コード」なり「増設用の電源ソケット」なりを使うことで、配線に直接電源を取れる状態にはなります。
ねーねー。
なによ？
増設用の電源ソケットを経由すると、配線コード化するのはいいんだけど、配線が2本に分かれるよ？
そりゃそうよ。プラス線とマイナス線だもの。電装品はプラスとマイナスの両方をつながないと動きません。
シガーソケットのときは1本挿せば動いていたのに？
1本に見えて実際には2本なの。シガープラグのスプリング部分がマイナス側で、先端がプラス側。

そんでもって、これを受けるシガーソケット側は、内側の壁の部分全体がマイナスで、中央奥の金属部分がプラスなの。

（し、知らなかった……）
つまりドラレコの電源をどこかから直接取る……というのは、「プラス線に電源を取る」という話です。
そうなると次は、マイナス線はどこにつなぐの？　っていう質問が飛んできそうね。
マイナス線には「電工ペンチ」で「クワ型端子」なるものを付けて「ボディアース」するのが定番です。
ちょっと待った。専門用語を連発しすぎでは…？
そ……そうね。今の話がなんだか分からない人は、ぜひ下の記事を見てね。

✔「クワ型端子でボディアースするための知識」参照。

>>>リンク先で詳しく読む。

それで「プラス線に対してはドラレコ用のACC電源を取る」という話になるのね。
そういうことです。①番にしろ②番にしろ、ACC電源（またはIG電源）を取らないといけない点は同じです。

ドラレコ用のACC電源はどこから取るのが正解か？

やっと本題か。ドラレコ用のACC電源はどこから取るのが正解なの？
この先は、プロでも意見が分かれるところ。昔からクルマをいじっている人だと、ナビ裏からACC電源を取ろうと考える人も多いですが……

なんでナビ裏から電源を取るんだろ？ナビ外すの面倒なのに。
昔は社外ナビを付けている車が多かったから、社外ナビが付いているのであれば、どれがACC電源線なのかが一目瞭然でした。

でも最近は純正ナビの車が多いよね？
そうなんだよね。その場合は、ナビ裏の配線を見ただけでは、どれがACC電源なのかは分かりません。

もちろんテスター（※検電テスター）を使って、1本ずつ調べる方法はあるけど……
数が多すぎて現実的ではないよねぇ。
そして「配線から電源を取る」こと自体「車両配線図を見られるプロ」以外の人には、ハードルが高いです。
ナビを外すのが面倒なのは、さっきも言った通りだしな。
そうそう。最近のクルマはナビの脱着がさらに大変なので、パネルを傷付けるリスクなども考えるとオススメとは言えません。
じゃあ、どこから取るの？
一般ユーザーに向けての回答は、やはり「ヒューズ（※ヒューズボックス）からACC電源を取るのがオススメ」というのが、DIYラボのアドバイザーになってもらっている電装のプロの主な見解です。

DIYでACC電源を取るならヒューズがオススメです。理由は、配線から取るより難易度もリスクも低いから

DIYラボアドバイザー：CEP・服部研究員

だけど、ヒューズボックスにはヒューズがたくさん並んでいる…どれがACC電源かは、初心者には分かるまい。
それはそう。この中のどれがACC電源かは、検電テスターで調べないと分からない。

けっきょく片っ端からテスターで調べる作戦しかないの？
いや。「ヒューズ」の場合は「配線」と違って、ある程度はヒントがあります。「純正の何の電装品のヒューズなのか？」は表記があるからね。

ヒューズボックスのフタや、自動車の説明書を見れば、ある程度分かる。

で、どのヒューズがドラレコ用の電源として狙い目なの？
DIYラボにおける電装系アドバイザーである服部研究員はこう言っております。

ACC電源を取るなら「シガーソケットのヒューズ」が一番オススメ

あれ？シガーソケット以外の場所から電源を取ろうとしていたのでは？
だから「シガーソケット本体」ではなく、その配線の根元にある「シガーソケットのヒューズ」から電源を取るっていう話ね。
そういうことか。なんでシガーソケットヒューズが狙い目なの？

シガーソケットのヒューズを勧める理由は…

①	単独ヒューズであることが多い → 飛ばしてもリスク低め
②	容量が大きいことが多い → そもそも飛ばしにくい
③	飛んだときに気付きやすい → シガーソケット使用不能になるため

純正のいろいろな機器につながっているヒューズだとすれば、そのヒューズを飛ばしたときのリスクも大きい。
いろいろ動かなくなるから……か。
それに対してシガーソケットのヒューズは、シガーソケット専用（単独ヒューズ）であることが多いので、もしも飛ばしても他の純正機器を巻き込む可能性が低い。
それで服部研究員の推しなんだね。

近い発想としては、シガーソケットのヒューズではなく、シガーソケットにつながる配線から電源を取る方法もある。

「シガーソケット裏から、分岐でIG電源/ACC電源を取り出す方法」参照。

なおシガーソケットヒューズの表記は「CIG」とか「電源ソケット」みたいな分かりやすい表記もあれば……

いっぽうで、例えば90系ヴォクシーを例にすると、「P/OUTLET」というのがシガーソケットのヒューズだったりもします。
表記方法がいろいろなのか。
なので車の説明書も合わせて確認しましょう。ヒューズ交換用にヒューズの種類が書かれているはず。
では、どれがシガーソケットのヒューズが分かったら、そこから電源を取る準備を……
いや、それはダメだろ。
ダメ？
なんでよ？？？
どれがシガーソケットのヒューズが分かったら、それがACC電源（またはIG電源）かどうかを検電テスターで確認する必要があります。
シガーソケットのヒューズがACC電源だからオススメしてるんじゃないの？だったら調べる必要なくない？

中にはシガーソケットのヒューズがACC電源ではなく、常時電源の車種もあります

どういうこと？？？
これは、根元のヒューズの段階では常時電源で、その後の回路でACC電源に変換されているケースもある、という意味です。
もしもそういう車種だったら、ドラレコの電源が落ちなくなるのでは？
そうです。なのでテスターでの確認は必須です！

✔ 検電テスターでACC電源を探す（確認する）やり方は「ACC電源をヒューズから取り出す方法」参照。

>>>リンク先で詳しく読む。

なお、車種によっては「シガーソケットのヒューズ」がACC電源ではなくIG電源の可能性もありますが、それでもドラレコ用の電源としては使えるというのは先に言った通り。
しかし常時電源だったら、使えないよねぇ…？
その場合には、別のACC電源ヒューズを探すかないね。しかし…

「ACC電源を取るのに適したヒューズはどれ？」参照。

車種によって良い選択肢がなければ、IG電源ヒューズも視野に入れる必要があるかもしれません。

「IG電源（イグニッション電源）を取るのに適したヒューズはどれ？」参照。

ドラレコ常時録画（駐車監視）用の常時電源はどこから取る？

通常のドラレコではACC電源（またはIG電源）とアース接続だけで作業は完結しますが、常時録画するドラレコの場合は常時電源も必要です。
駐車中もドラレコで監視するモードね。
常時電源もヒューズボックスから取り出しは可能。そして、これはこれで別の狙い目ヒューズがあります。

ヒューズから常時電源を取るなら、ハザードランプのヒューズが狙い目

これはなんでなの？
まずハザードランプは車がどんな状況でも点灯しないといけないから常時電源が流れている、という判定のしやすさ。
フムフム。
それに加えて、容量も取れる。ハザードランプを点灯させるにはそれなりの電流を必要とするからね。
なるほど、なるほど。
さらには「ハザードランプのヒューズは飛んだ場合に気付きやすい」のもポイント。以上の点から服部研究員〈推し〉の常時電源ヒューズとなっています。

「HAZ」などと書かれているのはハザードの略称。それ以外の選択肢を求める人は「常時電源を取るのに適したヒューズはどれ？」参照。

ドラレコの電源をヒューズから取り出すには

ドラレコの電源取り出し用のヒューズを決めたら、次は電源取り出しですが……
「ヒューズからどうやって電源を取り出すの？」って思う初心者は多いはず。
そうですね。この場面ではヒューズ電源というアイテムが必要になります。定番はエーモン製。

初めて買う人は「ヒューズ電源の種類と選び方」参照。

ヒューズ電源の付け方については下記記事で解説していますが……

「ヒューズ電源の正しい付け方（取り出し）。向きに注意!!」参照。

このヒューズ電源の付け方には「電源側から電源を取る方法」と「純正ヒューズを通過後に電気を取る方法」がありまして……

✔「ヒューズ電源の〈向き〉の謎。〈電源側から分岐するより、逆のほうがよいのでは？〉論」参照。

>>>リンク先で詳しく読む。

「純正ヒューズを通過後に電気を取る方法」の場合は、電気を取りすぎると純正ヒューズを飛ばす可能性もあるので、ヒューズの選定は「飛んでも大事に至らないヒューズ」にしておくことが重要。

その意味でもシガーソケットのヒューズは、飛んでもリスクが少ないため、オススメと言えます

ドラレコの電源としてシガーソケットのヒューズを推しているのは、そういう理由もあるんだね。
ということで「ドラレコの電源はどこから取ればいいのか？」という点について総合的に解説してきましたが……
長かった〜〜。
しかしドラレコの電源をヒューズから直接取るってことは、今回説明した内容を理解していないとトラブルの元なのです。
ドラレコの配線隠しもラクではない。
特に意外と多いのは「電源取り出し」よりも「アース不良」によるトラブル。
ドラレコが動かなかったら、まずアースを疑おう！
そういうことです。

DIY Laboアドバイザー：服部有亨
キーレス、オートライトをはじめとする車の電装カスタマイズで有名なコムエンタープライズ（CEP）で製品開発を担当。車の電装、プログラミングの双方に長けている。配線図大好き。●コムエンタープライズ TEL 079-230-2323 住所：兵庫県姫路市大津区天神町2-78

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