電装DIYの知識
ドライブレコーダーのUSB電源を見えない場所から取る方法
ドライブレコーダーの中には、配線がUSBケーブルのタイプもある。説明書通りに付けるとシガーソケットのUSB充電器に配線を差しっぱなしとなるので、丸見え。そのままでは線が目立つので、見えない場所から電源を取り、12Vを5Vに変換して直結する方法を説明する。
車の12VをDC/DCコンバーターで5Vに変換すればよい
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通常のドライブレコーダーの付け方は、「ドライブレコーダー取り付け方法。配線を隠すプロの付け方」でやりましたが……、
●レポーター:イルミちゃん
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今日は、USB電源タイプのドライブレコーダーの配線隠しを方法を紹介します。
●アドバイザー:イルミスタ 野本研究員
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USB電源タイプって?
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ドライブレコーダーの中には、こんな風に(↓)シガーソケットからUSB電源を取り出して、つなぐパターンのものもあります。
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このASUSのドライブレコーダーを例に説明すると、シガーライターに差したUSB充電器から、USBケーブルで、ドライブレコーダーとつなぐ仕様になっています。
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つまりドラレコ自体、USB機器なんですね。スマホを充電するのと同じだ。
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こういうタイプのドライブレコーダーの配線を隠したい場合は、別記事の「USB電源を車内の隠れた場所から取る方法」を組み合わせればいいのです。
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DC/DCコンバーター(通称デコデコ)で、DC12V(車の電源)を、DC5V(USB電源)に変換。するとシガーソケットの充電器につながなくても、USB電源が取れます。
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イルミスタのDC/DCコンバーターには、USBケーブルを差せるメス口があるから……ここにドライブレコーダーの配線をつなげばいいんですね。
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あとはこのDC/DCコンバーターに対して、電源とアースを取るだけですね。裏側で。
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今回付けようとしているのはドライブレコーダーだから、電源としてはACC電源を取るのが定石ですね。
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そうです。見えない場所からACC電源を取る方法としては、ヒューズボックスが狙い目です。
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配線図を全体で見ると、下のようになりますね(↓)。
ASUS製ドライブレコーダーの最新型・RECO Sync(レコシンク)。ドライブレコーダー自体を取り外してアクションカメラとしても使用できる。
シガーソケットにUSB充電器を差して、そこにドライブレコーダーの配線(USBケーブル)をつなぐ仕組みになっている。
USB DC/DCコンバーター
車のDC12Vを、USB電源の5Vに変換する、USB DC/DCコンバーター。電装の専門店イルミスタで販売中。
シガーソケットにはつながず、DC/DCコンバーターにつなぐ
ヒューズ電源コネクターを用意
ヒューズ形状の種類の違いで3種類ある。ミニ平型ヒューズ電源コネクター、平型ヒューズ電源コネクター、低背ヒューズ電源コネクター
リアル配線図
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上のリアル配線図を、実際の車両で取り付けすると、以下のような流れになります。
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ヒューズボックスから電源を取る方法について、もっと詳しく知りたい人は「USB電源を車内の隠れた場所から取る方法」を見てくださいね〜。
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ドライブレコーダー本体から、電源までの配線(USBケーブル)の隠し方については、「ピラー内部や天井裏に配線を隠すコツ」を参考にしてください。
ヒューズボックスから電源を取り出して
ボディアース接続する
これでDC/DCコンバーターの電源取り出し完了
あとはドラレコのUSB電源ケーブルをつなぐだけ
DIY Laboアドバイザー:野本貴之
光ドレスアップの専門店・イルミスタ店長。LED加工や打ち替え、アンダーLEDを得意とする特殊なプロショップ。仕事ぶりは極めて職人気質で丁寧。部品のみの販売も行っている。●イルミスタ 住所:埼玉県三郷市上彦名540-3 営業時間12:00〜21:00 月曜定休(祝日の場合翌日)
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