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スタートスイッチ（プッシュスタートボタン）の外し方

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レクサスのスタートスイッチを、トヨタ車に移植する方法。ここでは前工程として、トヨタの純正スタートスイッチ（プッシュスタートボタン）の外し方から解説していく。

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  「レクサスのスタートスイッチは、トヨタ車に移植できる」の続き。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  ここからは実際に、トヨタ車にレクサスのスタートスイッチを移植する方法を解説していきます。

  ●アドバイザー：DENKUL 岡本研究員

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  なお、岡本研究員が実際に購入した純正部品のレクサススタートスイッチは、8400円（税別・執筆時点）でした。


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  このスイッチを、トヨタ車であるアルファード（30系後期）に付けます。

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  この流用移植の注意点は、あくまでもスタートスイッチの世代が同じであることが条件になります。

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  ふむふむ。
  スタートスイッチにも世代があるんですね。

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  そうです。例を挙げると、20アルファードに対して、現行レクサスのスタートスイッチを移植しようとしてもカプラーが合いません。

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  同じアルファードでも、20系と30系ではカプラーが違うってコトか。

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  そうなんです。ちょうどスタートスイッチの世代の分かれ目だったんですね。

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  ……と言うことは、少なくとも岡本研究員が実験済みの30アルファード╱ヴェルファイアは「可能」でも、他車種でできるかどうかは不明？

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  ひとつのヒントとしては、デンクルが「スタートスイッチイルミコントローラー」をラインナップしている車種であれば、カプラーも共通なのを確認済みなのでいけます。

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  ホホウ。



✔ ラインナップは、デンクル公式サイトのスタートスイッチイルミコントローラー参照。

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  べつに「光り方までレクサス風にならなくてもいい」という人の場合は、スタートスイッチイルミコントローラーはいりませんけども。

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  レクサススタートスイッチだけ移植するにしても、デンクルのラインナップが参考にはなるわけか。

※ ただし、デンクルが公開しているのはあくまでも「スタートスイッチイルミコントローラー」の適合であって、レクサスの純正スタートスイッチが必ず移植できることを保証するものではない。

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（そもそもこの移植技は、デンクル製品とは無関係なので、完全に自己責任の技）

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  それ以外の車種は、各自で確認してからにしましょう。

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  ここからは具体的な移植の作業工程です。

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  まずは、トヨタ車のスタートスイッチの外し方です。


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  最初にスタートスイッチの付いているパネルを外します。

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  なお、モデル車は30アルファードです。

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  アルファードの場合は、パネルの下部が隠しネジで固定されています。そのネジにアクセスするために、先にキックパネルを外します。

✔ キックパネルを外す必要があるかどうは、車種による。

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※プリウスのように単独でスタートスイッチのパネルが外れる車種もある。

キックパネルのネジを取る



キックパネルを引っ張って外す


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  30アルファードはキックパネルを外すとネジが2本見えますが、そのうち左のネジを外します。

スタートスイッチパネルを固定しているネジを外す


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  ネジが取れたら、ここからは手作業でスタートスイッチのパネルを外します。

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  最初はまずハンドルコラムカバーとの間にある隙間に手をかけて、左側を浮かします。


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  左側が浮いたら、次は上側にできた隙間に手をかけて、手前に引きます。


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  パネル全体が浮きました。


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  このくらいの隙間があればスタートスイッチは外せるので、パネルを完全に取り外す必要はありません。

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  ここまでは30アルファードを例にしたパネルの外し方でしたが……

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  ここから先、スタートスイッチ（プッシュスタートボタン）本体の外し方は、同世代のスイッチであれば他車種でも同じです。

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  ふむふむ。

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  スタートスイッチの裏側を除くと、純正配線のカプラーがつながっていますので、まずはこれを抜きます。


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  このカプラーは、上から見て左側にツメがあります。


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  このツメを押しながら引っ張れば、抜ける。


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  ここまでは、デンクルの〈スタートスイッチイルミコントローラー〉の取り付け方法と同じ工程ですね。

✔ スイッチの移植だけではなく、光り方までレクサス風に変えたい人は、この場面でユニットを割り込ませる。

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※「スタートスイッチの光り方を、レクサス風に変える方法」参照。

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  しかし、今回はスタートスイッチそのものを入れ替えることが目的なので、続いてトヨタのスタートスイッチ本体を外しにいきます。

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  ネジなどは見当たりませんが、どうやって外すんですか？

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  スタートスイッチはパネルに「パチン」とはめこまれている状態で、上と下にツメがあるんです。


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  なので、親指と人差し指で両方のツメを押さえながら、手前方向に押し出します。

ツメを押しながら…



スタートスイッチを押し出す


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  出てきた！
  へぇ〜、スタートスイッチって手前方向に抜けるんだ。

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  そうなんです。だから事前にカプラーを抜いておかないとダメなんです。

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  トヨタのスタートスイッチが取れました。


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  よーし。あとはこれをレクサスのスタートスイッチに付け替えれば……

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  ちょっと待った。
  そうはいきません。

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  あれ？

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  前にも言いましたが、トヨタとレクサスでは、スタートスイッチ周りに付いている枠（リング）の径が違いますので、そのままでは付きませんよ。

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  そういえば、そうだった。

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  というわけで、リングを付け替えるのですが、ここからが緊張する作業となります。

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  ……ごくり。