タイヤ交換コラム

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DIYでのタイヤ交換における注意点をおさらい③ ホイールナット編

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タイヤ交換をDIYで行う注意点・ホイールナット編。「タイヤ＆ホイールを外すと出てくるハブボルトチェック」「ホイールナットの種類」「締め込み方法」など、ここも重要ポイントが多いところだ。

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  「DIYでのタイヤ交換における注意点をおさらい② ジャッキ編」の続き。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  今日はホイールナットに関する注意点をまとめます。

  ●アドバイザー：スパイス 佐藤研究員

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  ホイールナットって注意点が多いですよねぇ……そういえば。

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  そうなんですよ。順番に挙げていくとまず、タイヤ＆ホイールを外したあと。



✔ 具体的な手順は「タイヤ交換方法╱車のタイヤの正しい外し方をプロに教わる」参照。

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  このあとすぐに交換用のタイヤ＆ホイールを付け直すのではなく、ハブボルトに注意しましょう。

ホイールを固定するハブボルト


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  ハブボルトなんか見てどうするの？

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  ハブボルトにゴミや錆（サビ）などが付着していないか確認するんです。

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  あ～、掃除しないと……

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  そうです。ゴミ、錆、鉄粉が付着したままだと、ホイールナットを締め込む際にそれらが噛むので、ネジ山がダメになってしまいます。

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  そして、次にタイヤを外そうとしたら取れなくなっていたりするという。

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  だからワイヤーブラシなどで軽くこすって、清掃しておきましょう。


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  なお、ハブボルトを潰す原因は他にもいろいろある（↓）ので、注意しましょう。



✔「ハブボルトをなめる（ネジ山がつぶれる）原因と、その対処法」参照。

>>>リンク先で詳しく読む。

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  それからホイールナットは、ホイールに合ったナットを使うこと。

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  ホイールに合っていないナットもある、ってことです。

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  定番の注意点としては、トヨタ車やホンダ車、その他一部の車種の純正ホイールは、専用ナットを使っていることがあります。


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  そのようなホイールに社外ホイール用のテーパーナットを使うと、ホイール・ハブボルトの破損、走行中にホイールが外れる等の原因になります。

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  ホイールとナットのテーパー形状が合っていないとダメ。これは頭に入れておきましょう。



✔「社外ホイールのテーパーナットを、トヨタ純正ホイールの固定に使うのは危険」参照。

>>>リンク先で詳しく読む。

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  ホイールをはめて、ホイールナットを締め込むときの注意点としては、いきなり工具を使わないこと。

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  クロスレンチとかでクルクルやりたくなる場面ですが……

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  最初の段階は「手で回して、簡単に締まっていくかどうか」を確認するのが大切なんですよ。


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  いきなり工具を使って回すと「ナットの異常」に気付かず回してしまい、ネジ山がつぶれることがよくあります。

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  これもハブボルトを潰す原因のひとつか。

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  手で回して「異常に固い」と感じたら、工具では締め込まない。一度外して、ボルトとナットを確認しましょう。

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  手回しなら異常に気づけるっていうのがポイントですね。

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  それから、ホイールナットは対角線上に締めていくこと。

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  これはよく言われる注意点ですが、その理由を改めておさらいしておくと……

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  偏った締め方をすると、タイヤがセンターにつかなかったり、純正ハブリングに引っかかって、ハブ面が均等に付かないことがあるんですよ。

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  その状態でどんどん締め込むと…？

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  ハブボルトの破損等が起こります

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  だから対角線上に、均等に締め込んでいくんですね～。そこまで重要とは知りませんでした。

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  そして最後に本締めするときの注意点。

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  ふむ。

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  タイヤが浮いてる状態でトルクレンチや、車載工具で本締めしないこと！

浮いているときは仮締めにとどめる


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  これはジャッキアップする前に少しだけ緩める（前回参照）のと、同じ理由です。

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  大きな力をかけると、ジャッキから落ちる危険があるから……だ。

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  それから、ホイールのセンターが出ず、ハンドルブレ等がおこる可能性もあります。本締めはジャッキから降ろしてからやりましょう。

✔ 本締めについては、本来はトルクレンチを使うことが望ましい。

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※「ホイールの締め付けトルク（規定トルク）は何キロが正解？」参照。

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  何度もDIYでタイヤ交換している人でも、意外と忘れていそうなポイントは多数ありますね。

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  最後の注意点は増し締めです。しばらく慣らし運転してから、締め付けトルクの再確認をしましょう。


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  ただし、この増し締めは「無条件に締め足す」という意味ではありませんので、その点にも注意しましょう。



✔「タイヤ交換後のナット増し締めの必要性とは？ やり方は？ いつやるの？」参照。

>>>リンク先で詳しく読む。