通好みの電装カスタム

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「エンジンかけたままロック」を可能にするイージーロックキットの取り付け方法

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「エンジンかけたままロック」ができるようになる電装品・イージーロックキットを、DIYで取り付ける方法。車種によって取り付け難易度は変わるが、まずは簡単に付けられる方から解説する。

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  スマートキーでも「エンジンかけたままロック」ができるようになる話の続き。

  ※「スマートキーでも〈エンジンかけたままロック〉が可能になるイージーロックキット」の続き。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  今日は、イージーロックキットの取り付け方法について解説します。

  ●アドバイザー：DENKUL 岡本研究員



デンクルのイージーロックキット DK-LOCK　※取り扱いにおける注意事項は前回記事参照。

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  デンクルの電装品はDIYで取り付けすることも考えて設計されているのが特長ですが、今回のキットもDIYでいけるのでしょうか？

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  車種によって、ほぼカプラーオン取り付けできるパターンと、1本ずつ配線をつながないといけないパターンに分かれますが、いずれにしても車種別に説明書を付けているのでカンタンですよ。

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  ほぼカプラーオンでいける車種というのは、どのあたり？

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  現状のラインナップでいうと、これらの車種（↓）です。

取り付けカンタングループ

30系アルファード╱ヴェルファイア、80系ハリアー、60系ハリアー、80系ノア・ヴォクシー・エスクァイア、50系RAV4、C-HR、ヤリス、ヤリスクロス

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※対応車種は順次拡大中のため、最新情報はデンクルHPのイージーロックキット参照。

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  では、簡単に取り付けできる方から、実際のやり方を見てみましょう。

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  ここでは主に、80系ハリアーを例に説明していきます。

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  まずはキックパネルとアンダーカバーを外した裏での配線作業が、2箇所あります。

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  キックパネル取り外しからですね。

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  そのために、先に外すのが運転席側サイドステップです。



持ち上げるように引っ張って外す。

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  それから、運転席側キックパネルを外します。ここは樹脂ネジを外して、手前に引くようにすると外れます。


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  キックパネルを外すと見える、こちらのネジ（↓）も外します。


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  そしてアンダーカバーを取り外します。ネジを2本（↓）外して、ツメを押しながら引き下げます。


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  パネルの分解は終わりました。

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  次にキックパネル裏にあるこのコネクター（↓）をいったん抜いて、キットのハーネスを割り込ませます。



写真は80系ハリアーの例。他車種も、車種別の説明書があるので迷う心配はない。

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  このカプラーへの割り込み接続では、なにが取れたんでしょう？

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  ロック線とアンロック線の出力ですね。

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  なるほど。
  カプラーオンは便利。

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  もう一箇所は、いわゆるオプションカプラーですね。キックパネル裏のちょっと上のほうになりますが、黄緑のテープでとめられているカプラーがあります。


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  このカプラーに、キットのハーネスをつなぎます。

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  ちなみにこのオプションカプラーは、文字通り純正オプション用の電源カプラー。それを、電源取り出しに利用しているんですね。

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  例えばコーナーポール等の純正オプション非装着車であれば、ビニールテープで他のハーネスと一緒にまとめられています。

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  では、コーナーポールなどを付けている車だとしたら塞がっているんですか？

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  その場合は、今つながっているものをいったん抜いて、間にハーネスを割り込ませることが可能です。イージーロックキットのハーネスはオス・メスになっているので、今付いているものを後からつなぎ直せますよ。

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  付けた後のことまで考えて設計されているわけですね。

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  このカプラーは純正オプションでも使われますし、車いじりする人はオプションカプラーから電源取り出しするケースも多いと思うので、併用できる設計にしています。

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  さすがカプラーオンのデンクル製品だ。

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  このオプションカプラーへの接続で、IG電源とアースが取れました。

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  残る配線作業は、あと1本。

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  最後の1本は、スマートキー関連の信号線。この配線だけはカプラーオンとはいかず、切断してイージーロックの配線を割り込ませる必要があります。

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  その信号線はどこにあるのでしょうか？

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  助手席のグローブボックス裏のコンピューター付近で取れます。

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  それでは、グローブボックスを外す作業から。

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  30系アルファードや80系ハリアーなどみな同じ構造ですが、まずはグローブボックス上のパネルを取り外します。



手前方向に引っ張って外す。



これも手前方向に引っ張って外す。

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  グローブボックスは、横にあるダンパーを外側方向にスライドさせて外します。


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  左右にあるツメ部分を押し込みながら引くと、外れます。


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  そしてグローブボックスを下まで下げて、引っ張って外します。

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  グローブボックスが取り外しできたら……

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  間接照明のチューブを取り外してから、4本のボルトで固定されているこのパネル（↓）を手前に引いてずらしますが、完全に外す必要はありません。


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  そうするとグローブボックス裏のコンピューターにつながるたくさんの配線が見えます。

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  目的の信号線は、このコネクター（↓）を通っています。



※目的の配線がどのコネクターの何番ピンの何色の線なのか、といった詳細情報は、車種別の説明書に詳しく書いてある。

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  この配線は切断して、切り分けた双方に接続コネクター（※付属品）を付けて、ユニットの配線をつなぎます。

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  これで配線作業は終了ですね。

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  1本だけ配線を切らないといけない点ではハードルが上がるかも知れませんが、取り付け自体はカンタンですよ。

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  これだけで「エンジンかけたままロック」が可能になるとは驚きです。