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「エンジンかけたままロック」を可能にするイージーロックキットの取り付け方法（後編）

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「エンジンかけたままロック」が可能になるイージーロックキットの取り付け方法。後編はカプラーオン方式ではない車種グループだが、それでも十分DIYで付けられる。

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  「〈エンジンかけたままロック〉を可能にするイージーロックキットの取り付け方法」の続き。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  今回は、カプラーオンでは付けられないパターン（車種）での取り付け方法です。

  ●アドバイザー：DENKUL 岡本研究員

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  このパターンに該当する車種は？

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  現状のラインナップだと下記の車種です。

配線作業が必要なグループ

50系プリウス、50系プリウスPHV、210系カローラスポーツ、210系カローラセダン・ツーリング、170系シエンタ、220系クラウン、210系クラウン、70系カムリ、20系レクサスRX、10系レクサスNX

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※対応車種は順次拡大中。詳しくはデンクル公式サイトのイージーロックキット参照。

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  カプラーオン取り付け不可の車種だと、作業内容がどう変わってくるのでしょうか？

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  必要な電源と信号線を、1本ずつ集めてくるタイプの取り付け方法になります。

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  なるほど。まあ、DIYユーザーにとってはそれもお馴染みの方法かと思いますが。

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  このパターンの場合は、グローブボックス裏で全部まとめて配線作業できたりする車種が多いのがメリットです。細かいところは車種によって違いがありますが。

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  それはいいですね。で、必要な配線の種類は？

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  IG電源（またはACC電源）・アース・ロック線・アンロック線、それからスマートキー関連の信号線が1本です。

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  それらをバラバラに結線していくわけですね。

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  ただ、デンクル製品の場合は車種別の説明書が付いていて、どの線をどこでどうやって取るかの情報も載せてありますよ。

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  作業はグローブボックスの取り外しから。

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  グローブボックスは、まず横にあるダンパーを外側方向にスライドさせて外します。


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  そして左右にあるツメ部分を押し込みながら引くと、外れます。


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  グローブボックスを下まで下げてから引っ張ると、全体が外れますよ。

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  ここからが配線作業。今回は、50プリウスを例に、説明していきます。

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  先にボディアース箇所から説明すると、このネジ（↓）がアースポイントとして使えます。


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  このネジをゆるめて、ユニット側の黒線を共締めします。

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  黒のアース線には、最初からクワ型端子が付いていますよ。

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  グローブボックス裏のこのコネクター（↓）から、ロック線とアンロック線が取れます。



※どれがロック線、アンロック線なのかは車種別の説明書に詳しく書いてある。

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  ロック・アンロック線は、エレクトロタップで接続すればいいので、ユニット側の配線にはエレクトロタップが付けてある状態です。

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  つまり、つなぐだけ。

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  もう1本、スマートキー関連の信号線はこのコネクター（↓）を通っています。


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  この信号線だけはいったんカット（切断）して、双方に接続コネクター（※付属品）を付けて、ユニット側の配線と接続します。

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  近い場所に必要な配線が集中しているから展開が早いですね。

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  あとは電源ですが、50プリウスの場合はヒューズボックスからACC電源を取る指定になっています。

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  ヒューズ電源もキットに付属しています。

✔ ヒューズ電源を使ったことがない人は、「ヒューズ電源の正しい付け方（取り出し）。向きに注意!!」参照。

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  デンクル製品の場合、どのヒューズからACC電源が取れるかといった情報も説明書に載せているので、検電テスターは必要ありません。

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  前回の80系ハリアーのようにほぼカプラーオンとはいきませんが、助手席側ですべての配線作業が済む！ 意外と早く取り付けできそう。