フットライトのQ&A

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フットライトを、ルームランプ連動（ドア連動）＋スイッチで制御するには？

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フットライトはルームランプ連動（ドア連動）にしたいが、「いつでもスイッチオンで点灯」できるようにもしたい……という質問に、配線図付きでわかりやすく回答。さらにもう一つ制御を足して、「いつでもスイッチでオンオフ」できる配線についても解説する。

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  読者の方から頂いた、「フットライトの光らせ方」に関する質問です。

  ●レポーター：イルミちゃん

■ 質問

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フットランプが光るタイミングを、どこかのドアを開けたら光るようにしたい（ルームランプ連動）のですが、いっぽうでスイッチを切り替えたらいつでも光るようにもしたいです（常時電源）。

何を買ってどのように配線すればいいのか、教えていただけたら嬉しいです。

質問者╱みーさん

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  ようするに「基本はルームランプ連動（ドア連動）」としつつ、「ルームランプが消灯した状態でもスイッチオンで光るようにしたい」ということですね。

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  なるほど。

  ●アドバイザー：エーモン 中塚研究員

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  これはリレーとスイッチを組み合わせればできそうな感じですが、どうなんでしょうか？

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  まず、リレーを使わずとも、スイッチだけでできる方法がありますね。一番シンプルなパターンとしては。

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  ……ホホウ。
  どうやるのでしょうか？

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  ON-ONスイッチというのを使うんです。

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  オンオンスイッチ？？？
  なんだそれ？

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  エーモンのラインナップでは、こちらの2種類（↓）があります。



Amazonでも販売されているエーモン トグルスイッチ（3206）はシルバーアルミノブが特長のON-ONスイッチ。12アンペアまで対応。



15アンペアまで対応のON-ONスイッチ。詳細はAmazonのエーモン トグルスイッチ（3202）参照。

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  一見したところでは、普通のトグルスイッチと同じですが……

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  普通のスイッチは、オンとオフを切り替えるものですよね。

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  ふむ。

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  ON-ONスイッチは、オンとオフではなく、2つの電装品を切り替えるためのスイッチなんですよ。

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  あー。
  どっちに電気を流すかを切り替えるのか。

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  通常の用途としては、電装品Aに電気を流すのか、電装品Bに電気を流すのかを、切り替えるスイッチですね。

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  選択するためのスイッチだ。

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  そういうスイッチをフットライトLEDのマイナス配線の先に付けて、アース先を選択するように配線するんです。



ルームランプ連動＋強制オンが可能なLEDフットライトの配線図。

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  このように、片方にはルームランプのドア連動線（マイナスコントロール線）をつなぎ、もう片方はボディアースしておきます。

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  スイッチの切り替えで、「ルームランプ連動」と「ボディアース」を選択するわけか！

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  通常はスイッチを「ルームランプ連動」側に倒した状態にしておけば、普通のドア連動フットランプになって……

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  フムフム。

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  スイッチをボディアース側に倒せば、どんなときでもフットライトが光ります。フットライトLEDのプラスに対して常時電源を取ってあるのが前提ですね。

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  なるほどね！
  こんなスイッチもあるんだ～。

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  このほかにも、使えそうなスイッチがもう1つあります。

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  似たようなスイッチに、ON-OFF-ONスイッチというのもあります。

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  オンオフオンスイッチ？

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  電装品Aと、電装品Bと、オフ……この3つを切り替えることができるスイッチです。



12アンペアまで対応のON-OFF-ONスイッチ。詳細はAmazonのエーモン トグルスイッチ（3207）参照。

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  最初に出てきた「オンオン」スイッチに「オフ」を付け足したのが、「オンオフオン」スイッチだ。

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  エーモンのラインナップでは、トグルスイッチ（3207）が唯一のON-OFF-ONスイッチとなります。

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  さきほどのオンオフスイッチと何が変わるのでしょうか？

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  質問者の方のリクエストは「基本的にはルームランプ連動で、スイッチで強制オンにもしたい」というものでしたが、「スイッチで強制オフにもしたい」場合もあるかと思います。

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  えーっと、つまりルームランプが点灯しているけど、フットランプだけは強制的に消せるようにするってことか。

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  そうですね。このスイッチなら、ドア連動＋強制オン＋強制オフの3つが選択できるようになります。

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  ある意味、純正ルームランプのスイッチと同じような仕掛けですね。

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  そのようにしたければ、ON-OFF-ONスイッチを使ってこのように配線します。



ルームランプ連動＋強制オン＋強制オフが可能なLEDフットライトの配線図。

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  配線図だけ見ると、さっきのと同じような感じですが……？

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  「ルームランプのドア連動線」と「ボディアース」につないでおくのは、さっきと同じです。違いは、スイッチの真ん中に「オフ」の選択ができたところですね。

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  それがフットランプの強制オフになるんだ。

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  そういうことです。スイッチをボディアース側に倒すと、フットランプは強制オンになります。

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  そして普段は、「ルームランプのドア連動線」側にしておけばいいってことね。

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  ハイ。ドア連動＋強制オンだけなら、最初のON-ONスイッチでいいのですが、ドア連動＋強制オン＋強制オフまで必要なら、ON-OFF-ONスイッチを使います。

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  なるほどね～。
  こんなスイッチがあるとは知らなかった。

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  こういうスイッチを使えば、リレーは不要です。

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  ……でもなぁ。

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  ……？

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  これで問題は解決するけど……こういう特殊なスイッチは、トグルスイッチだけなんですよね？

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  そうですねぇ。

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  スイッチの選択肢は少ないんだ。

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  確かにトグルスイッチだと固定に穴開けが必要ですし……その面での敷居は上がりますね。

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  空きスイッチパネルに貼り付けて使える「貼り付けプッシュスイッチ」とかでは、今回の技はできないんですよね。

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  通常のオンオフスイッチでやるとすれば、リレーを併用するしかありませんね。

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  リレーを併用すれば、普通のスイッチでもできるってこと？

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  そうですね。買わないといけない部品は増えますが、次回はその方法を解説しましょう。