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基礎知識まとめ

電源取り出し方法

イルミ電源をスイッチ裏から取り出す方法

スモールランプオンに連動して光る室内のスイッチ

イルミ電源とはスモールランプ(ポジションランプ)オンで電気が流れる電源のこと。ここからLEDの電源を取ればスモール連動で光る。
 つまりスモールランプの配線から直接電源を取る方法と同じことだが、それを室内側で出来るのがイルミ電源を取り出すメリット。
 セオリーとしてはオーディオデッキ裏から取り出すことが多いが、最近の車はスモールオンにしたときにスイッチのマークが自光することも多く、そういう車種は、わざわざデッキを外さなくてもスイッチ裏からイルミ電源が取り出せる可能性が高い。

取り方

今回はスイッチ裏から
取る方法を解説します

ジュニア

アドバイザー:エーモン・ジュニア研究員

スモールオンで光るスイッチを探す

ジュニアまずスモール(ポジション)ランプをオンにしてみましょう。この段階で電気が流れるのがイルミ電源です。デッキ裏などで取り出すのが定番ではありますが…

スモール(ポジション)ランプをオンにした

ジュニアもしもスモールオンに連動して光るようなスイッチがあれば、その裏にイルミ電源線が来ているということになります。その場合はこのウラから取れる可能性が高い。

スモールオンに連動して光るスイッチ

スイッチ周りのパネルを外す

ジュニア光る純正スイッチが確認できたら、ウラ側にアクセスするためにスイッチ周辺のパネルを外します。車種によっては、下部にこのようにネジなどがあったりします。これはデイズの例。

スイッチ周辺のパネルを固定しているネジを取る

ジュニアネジ類を取ったら、あとはパネル全体を手でつかんで引っ張ればピンが抜けます。車種によってはキックパネルやステップなどを先にバラす必要のあるケースもあります。

スイッチ周辺のパネル取り外し

ジュニアスイッチ裏には当然ながらいろいろな純正配線がつながっていますので、カプラーを抜きます。

スイッチ裏につながる純正配線のカプラーを抜く

検電テスターを用意する

ジュニア電気の通電状態を調べるために「検電テスター」が必要です。エーモン製の検電テスターには種類がありますが、プラス電源の通電を調べるだけなら安価な「検電テスター(A49)」で十分ですよ。

エーモン 検電テスター(A49)

検電テスターをアース接続する

ジュニア検電テスターのクリップ側を車体金属部にかませてアース接続します。これを忘れると何をやってもテスターは反応しませんよ。

検電テスターのクリップを車体金属にアース接続する
イルミ

検電テスターがきちんと動作しているか怪しい! そんなときはアースポイントを変えてみます

イルミ電源線を探す

ジュニアスモールオンで光るスイッチ裏につながる配線が当然ながら一番怪しい。オモテ側の配置と見比べながら、目的のスイッチへつながるカプラーを見つけます。テスターを当てたいのでカプラーはいったん抜きます。

スモールオンに連動して光るスイッチの位置
光るスイッチの裏につながる配線カプラー

ジュニアとはいえこの配線カプラーにも数本の線がつながっていますので、見ただけではどれがイルミ電源か分かりません。検電テスターをカプラーの電極に当てて調べます。まずはスモールオフの状態からです。

光るスイッチにつながるカプラーの電極に検電テスターを当てる
イルミ

スモールオフで反応する線は常時電源等なのでパスします

ジュニアスモールオフの状態では光らなかった線を確認したのち、次にスモールランプをオンにします。最初にオンの状態を調べてからオフ時を調べる、でもいいですけどね。

スモールランプをオンにする

ジュニアスモールオンに連動してテスターが反応する線が、イルミ電源線ということです。見つけたらオフで消灯することを再確認します。

スモールランプオンに連動して検電テスターが反応した
イルミ

スモールランプのオンオフに連動するのがイルミ電源線です

配線を分岐して取り出す

純正のイルミ電源線を、エレクトロタップのミゾ(貫通している側)にかませます

ジュニア
イルミ電源線にエレクトロタップ(配線コネクター)をかませる

ジュニアあとはプライヤーでフタを閉じるだけ。エレクトロタップのもう一方のミゾ(ストッパーがある側)にはあらかじめ分岐用の配線コード(0.2スケア)を付けておきます。

プライヤーでエレクトロタップのフタを閉じる
イルミ

こうやって取り出した線を例えばLEDのプラスにつなぐと、スモール連動のLEDになるわけですね

ジュニア

純正配線を分岐させて電源を取り出すときはエレクトロタップ(配線コネクター)を使いますが、線の太さによって種類が異なる点に注意しましょう。

細線用のエレクトロタップ(白)

エーモンのエレクトロタップは「白」が細線用。イルミ電源線は傾向として細線が使われていることが多いので、「白」を使うことが多い。この場合、取り出し用のコードも細線である必要があるため、0.2スケアを使う。

イルミ電源線はデッキ裏などから取り出すこともできますが、今回の方法のほうがラクかも知れません

イルミ

イルミ電源は配線から取り出すのが定番だが、中にはヒューズから取り出せる車もある。そのあたりの事情はDIYラボ〈動画部〉YouTubeで解説しているので、ぜひ見てね。

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