シーケンシャルウインカー自作教室（第7回）

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流れるLEDのレイアウト（配置）を決めよう

流れるウインカーの作り方の続き。ここでは切り出した基板にLEDを差し込みながら、流れるLEDの配置（レイアウト）を考える。その後、ベース車インナーのメッキに合わせて、基板にメッキシートを貼る工程までを解説する。

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  この記事は、「シーケンシャルウインカーの作り方〈実践編〉」の続きです。

  ※連載のもくじは、「シーケンシャルウインカー自作教室╱記事一覧」

  ●レポーター：イルミちゃん

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  前回は基板を切り出せたので、LEDを差し込んで、配列（レイアウト）を考えます。

  ●アドバイザー：イルミスタ・野本研究員

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  チョイスしたLEDは、帽子型LEDです。


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  今回は上側がプラスになるように統一していきます。

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  帽子型や砲弾型などの2本足LEDは、長い足がプラスでしたね。

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  そうです。あとは間隔をどうするか、どこまで敷き詰めるかなどは、好みの問題ですね。

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  なんか……それっぽくなって来たぞー（↓）


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  ちなみに、今回は4個直列でLEDをつないでいきますが、だからといって（表に見えている）LED数が、4の倍数である必要はありません。

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  例の捨て玉（※）テクニックがあるから、ですね。

  ※「LEDを4個直列で組みたいけれど、4の倍数にならない列はどうする？」参照。

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  そうです。だから1列7個のところもあれば、3個しか並んでいない列もある（↓）


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  そのへんは、シーケンシャルウインカー化するスペース（基板の形状）次第ですね。

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  ハイ。そしてLEDのレイアウトを決めたら、基板の裏からLED位置をマーキングしておきます。



マジックで、2本足の間にチョンっと印を付ける。

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  これ、なんのためにやっているんでしょう？

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  今回はインナーがメッキだから、同化させるためにメッキシートを使いたいんですね。

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  フム。
  基板にメッキシートを貼る。

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  シートを貼るためには、LEDはいったん全部抜かないといけないので、位置が分からなくならないようにマーキングしているのです。

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  なるほど。

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  マーキングしたらLEDをいったん全て抜きます。

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  というわけで次はメッキシート貼り。

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  まず基板をメッキシートに当てて、少し広めにシートを切り出します。

チョキチョキ


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  こういうの貼るときって、キンチョーしますよね。曲がらないように、ズレないように！

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  シートの粘着面を上にした状態で、机の上にシートを置くとやりやすいですよ。


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  最初に降ろすときは気持ち湾曲させて、中央付近を着地させておいて、端を降ろします。まあこのへんは、各自やりやすいやり方で。



ペタリ

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  言うまでもないかも知れませんが、裏面に貼らないように。

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  貼れたら、基板の外周に沿ってキレイにカットします。


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  できた〜！


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  ただ、メッキシートを貼る場合は、同じ作業を繰り返して、3重くらいに貼ることをオススメします。

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  1枚ではダメなの？

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  薄いとハンダ付けしたときの熱で、陥没してしまったりするんですよ。

重ねて厚みを出す

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  メッキシートに穴を開けるときは、先の尖ったキリなどの工具を使います。

基板の裏側からプス



LEDのプラス足とマイナス足が入るよう、2つのセット穴を開けていく。

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  ちなみに関係ないところに穴を開けたら、その穴はオモテから見えてしまいますので注意です。

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  ボンヤリしながら、ツクツクやるのは危険です。

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  そうなったら、メッキシート貼り直しになりますので。

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  単調な作業ですが、集中モードで！

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  それと、LEDの足がなるべくメッキシートに触れないように、穴を拡張しながら開けておきます。

オモテからもグリグリ


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  む？ LEDの足が入ればいいというものでもないと？

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  足が接触していると、メッキシートを介して電気が流れてしまうことがあるんです。

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  すると、どうなる？

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  シーケンシャル点灯で、まだ光らない予定のLEDが光ってしまったりとか、そういう現象が起きる可能性が……。

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  メッキシートって、電気を通すのか。

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  そうなんです。そういう意味では、本当はあまり使いたくないです。

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  今のホンネは参考になりますね。

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  穴を丁寧に拡張しながら開ければ大丈夫ですが、手間がかかるため、メッキシートを使うと製作に時間を要します。


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  そして、穴を開け終わったら、パーツクリーナー等でマーキングを落としておきましょう。


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  メッキシートを使うと、確かに手間はかかりますね。

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  同じシートでもカーボンシートのほうが余計な心配はないのでラクですね。

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  カーボンシート！
  それもカッコよさそう。

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  ヘッドライト内をインナーブラックにするような人なら、カーボンとか艶消しの黒カッティングシートをチョイスするほうが良いと思います。

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  もしかして今回は、インナーがメッキだったから、仕方なくメッキシートを貼っている？

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  正直に言えばそういうことですね。