シーケンシャルウインカー自作教室（第2回）

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シーケンシャルウインカー自作に向きなLEDはどれ？「2本足LED編」

シーケンシャルウインカー自作用のLEDの選び方。LEDにはこだわりたい。価格も重要したい……しかしどれを買えばいいのかは、非常にわかりにくい。そこでLED加工のプロに、LEDの選び方を取材。流れない普通のウインカー用でLEDを探している人にも、参考になる話。

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  「シーケンシャルウインカーを作るときに、どんなLEDを使ったらいいのか？」について解説したいと思います。

  ●アドバイザー：イルミスタ 野本研究員

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  エルパラなどのLED通販ショップには、オレンジや黄色、あるいはその中間のアンバー色を含めると、膨大な種類のLEDがあるんですよね。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  そうですね。「ウインカー自作に使える」という条件だけだと、30種類以上あるようです。

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  どう選んだらいいのでしょう？
  選ぶ段階でザセツしないように。

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  好みですね。

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  ……とはいえ！ 何十種類もあったら、違いすら分かりません！

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  では実際の加工で定番的……あるいはときどき使うLEDだけに絞り込んで紹介していきましょう。

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  加工者セレクト。
  うん、それなら参考になりそう。

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  まずは、オーソドックスな「2本足LED」の中からセレクトします。

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  LEDパーツ自作の定番ですね。

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  前回言った通り、このジャンルでのオススメは「帽子型LED」です。



4.8ミリ帽子型 イエローオレンジ「LP-6YKA56A1A」

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  帽子型LEDにも、いくつか種類がありますが、特にローコストで作りたいなら、上の「オプトサプライ製4.8ミリ帽子型LED」は定番ですね。

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  帽子型で、安さ重視ならコレで決まり。

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  色もイエローオレンジなので、黄色とオレンジの中間色で、ウインカーにピッタリです。

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  そっか。色のビミョウな違いも忘れてはいけませんね。

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  一般的な砲弾型LEDよりも、帽子型LEDのほうがアタマの高さが抑えられて、レンズ面に干渉しにくい。照射角度がワイドなのも、ウインカー製作に向きです。

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  でも、見た目的に砲弾型が好き、という人は？

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  スペース的に入るなら、もちろん砲弾型LEDもよく使われます。その場合の定番は5ミリ砲弾型。



5ミリ砲弾型 オレンジ「LP-5OAA5111A」

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  コレは同じくオプトサプライ製の5ミリ砲弾型。価格も安いので超定番LEDです。

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  いわゆるオーソドックスな砲弾型LEDですね。

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  ただ、ウインカーを作るときの問題点を言えば、照射角度は15度と狭いです。それと高さも出てきます。

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  帽子型に比べると、デメリットが出てくるのか。

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  スペースがあって干渉しないのが前提で、デザイン的に砲弾型を使いたいよ〜という人向けですね。

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  砲弾型でウインカーを作るメリットもあるんですよね？

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  4本足フラックスLEDなどを使うよりも、敷き詰めてレイアウトできることですね。ただ、前出の「帽子型」でも同じことはできます。

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  なるほど、なるほど。

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  ちなみに同じ砲弾型LEDでも、照射角度がワイドな「広角モデル」があります。砲弾でのウインカー製作なら、こちらのほうが向いていると言えます。



5ミリ広角砲弾型 黄色「LP-5YKA5B61A」

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  ただ、上のオプトサプライ製の広角砲弾型だと、色が黄色しかありません。

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  フムフム。

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  「黄色寄りな色でウインカーを作りたい」人もたまにいるので紹介しましたが、「ウインカー色で定番のオレンジ色寄りな広角砲弾型がいい」のであれば、下のエルパラオリジナルがオススメ。



5ミリ広角砲弾型 橙色「LP-5HOWA」。黄色の設定もある。

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  ただ、砲弾型の場合は、広角モデルを選んでも照射角度は60度です。帽子型は120度位あるので、その点ではかないません。

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  照射角度の広さを重視するなら、やはり帽子型になるんですね。

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  しかしながら砲弾型は、定番の5ミリサイズ以外にも選択肢があるのが面白いところです。

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  と言いますと？

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  例えば3ミリの砲弾型。



3ミリ砲弾型 オレンジ「LP-5OAA3131A」

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  3ミリ砲弾型は小さいので、よりギッシリ敷き詰めてウインカーを作ることができます。

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  数を増やせるなら、明るさも稼げる？

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  そうですね。ただし、制作者の立場から言わせてもらうと、気が遠くなりますけどね……。

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  数が増えると手間はかかる……リアルに自作の参考になる意見だなァ。

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  同じように敷き詰め系でいうと、有利なのが「角形」。



角形2.3.4 黄色「LP-234YUCOE14」

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  角形2.3.4……？

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  アタマが2ミリ×3ミリサイズで、高さが4ミリってことですね。

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  面積的には2ミリ×3ミリだから、ムダなく寄せて配置できるんだ。

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  ハイ。敷き詰め具合でいうと、3ミリ砲弾型とはそんなに差は出ませんけどね。けっきょく、基板のランドピッチ（穴の間隔）で決まってくるので。

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  あー、そういうことですね。

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  ただ、この角形は黄色しか選択できません。

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  あまり使いませんが、砲弾型には大玉サイズもあります。



8ミリ砲弾型 黄色「LP-8Y4UCOE14」



10ミリ砲弾型 黄色「LP-5YKAA201A」

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  LED単体で見ても、個性的で面白い。使うとすれば、デザイン的な狙いでしょうか？

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  そうですね。あえて粒々感を出したい！みたいなデザイン向きですね。

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  なるほど。

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  僕はあまり使ったことはないのですが、DIYのお客さんが8ミリで作ったりしています。発光面が大きいだけに、明るくは見えますね。

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  次は、5ミリ砲弾型なんですが、こだわる人向け。



日亜化学製5ミリ砲弾型 橙色「NSPA510BS」

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  白色LEDほど選択肢はないですが、上のモデルはウインカー向きな橙色です。

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  日亜化学製と言われると、安心感がありますね〜。国産ブランドのLED。

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  ただ、エルパラの販売価格で見ると、最初のほうで紹介した砲弾型に比べると、3倍近い価格差があります。

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  ウッ。
  3倍もするのか〜。

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  実際の製作の現場では、コストを抑えてほしい、という人が多いので、高価なLEDはあまり使いませんが、予算に余裕があればオススメです。