LED自作コラム

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LED打ち替え失敗……による二次災害リスクを軽減させるには？（後編）

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LED打ち替えの失敗を防ぐコツは、車に付ける前の点灯確認。取り付けてから光らなかったら、また外さなければならない…だけでは済まない二次災害的リスクを知っておこう。車両に取り付けずにLEDの点灯確認をするやり方も、おさらい解説。

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  「LED打ち替え失敗……による二次災害はあなどれない。そのリスクを軽減させるには？」の続き。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  LEDを打ち替えたときは、その基板を車両に取り付ける前に、点灯確認をすることも大切です。

  ●アドバイザー：イルミスタ 野本研究員


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  付けてから光らなかったら、またバラさないといけないから……ですね。

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  それもあります。
  でもそれだけではありません。

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  ん？

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  車に付け直す前に点灯チェックするのは、単に二度手間を減らしたいから、という理由だけではないんですよ。

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  他にどんな意味が…？

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  もしもLED打ち替え作業のミスが原因で、基板上のどこかでショートさせてしまった箇所があったりしたら……

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  あー…。
  前回みたいな話もあるし。

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  そういうときに車両側のヒューズを飛ばす……ぐらいで済めばまだいいんですけど、もっと大きなトラブルになる可能性もあります。

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  ショートしたのが原因でコンピューターを壊すかも、みたいな話か。

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  そうですね。LEDが点灯しないだけならまだよくて、回路をショートさせてしまっていたら、他の機器に影響が及ぶ可能性もありますので。

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  そう考えると、LED打ち替え後にいきなり車に取り付けるっていうのは、けっこうリスクがあるんだ。

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  そうなんですよね。正常に点灯する状態を確認してから付けるのが、望ましいやり方だと思います。

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  車両に取り付けないで、どうやって点灯確認するの？

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  回路上で電気を流してみて、打ち替えたLEDが点灯するかどうかを確かめます。

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  それって、どうやってやるんでしょう？

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  イルミネーション線が分かれば、それがつながっているピンの部分に対して電気を流せますね。もちろんアース接続も必要ですが。

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  フムフム。

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  分からない場合は、CRDなどを使って基板上の回路に電気を流して、点灯試験します。

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  野本研究員がいつも試験点灯で使っている技だ。



具体的なやり方は「LED打ち替えの疑問。極性（方向）が分からないときは？」参照。

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  ただし、LED直で当てたら光るのは当然なので、今回の場合は回路上に電気を流してテストする必要がありますが。

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  「DIYでLEDを打ち替えたけど光らない…！ 原因は？」で出てきた技ですね。

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  あとはサンハヤトの「チップLED単体を光らせるツール」があるんで、それを使うこともあります。



エルパラでも販売しているLED点灯チェッカー

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  LEDをピンセットでつまめば光るやつですね～。前に紹介したこともあります。



✔「チップLEDの点灯確認や極性確認をカンタンに行う方法」参照。

>>>リンク先で詳しく読む。

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  通常の使い方だと、LEDに直接当てて、LEDが切れていないかどうかの確認をするツールです。

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  そうでしたね。

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  でもこのツールをちょっと広げて、回路上で当てられる箇所があれば、回路に電気を流してLEDを光らせることもできます。

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  あ～～～そんな使い方もアリなんだ。

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  ただ、基板上の回路が絶縁処理されていて、これを広げても届かない場合だったら、やっぱりCRDなどを使って確認します。

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  いろいろな方法を併用するのね。

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  いずれにしても僕の場合は、全部のLEDが光るのを確認してからでないと、車両には取り付けないです。

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  車両側に悪影響が出る可能性を排除してから、車に付けているんですねー。

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  はい。LEDの球切れ修理などでも、この点はまったく同じです。

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  点灯チェック方法が初心者には分かりにくいから、車に付けて点灯チェックしたい気持ちは分かるけど……

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  そうなんですよね。CRDなどを使って点灯チェックするより、車両側のカプラーをつないで点灯チェックさせるほうがすぐ見られるんで、いきなり車両に取り付けたい気持ちは分かります…。

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  しかしそれだと「事前にチェックするもうひとつの意味」を考えたときに……意味がない、ということね。