LED自作のQ＆A

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メーターのLEDを打ち替えたら、明るくなりすぎて眩しい！ 解決策は？

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メーターのLEDを打ち替えしたら、眩しすぎる問題。これはよくあることなので、解決策をプロに聞いた。3パターンあるので、自分に合った方法を試してみよう。

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  DIYでメーターのLED打ち替えをした読者の方から、質問をいただきました。

  ●レポーター：イルミちゃん

■ 質問

 DIYラボの記事を見ながら、メーターの打ち替えに挑戦しました。派手なものが好きではないのでバックライトを白にしたら、夜、眩しくなってしまいました……。（元は3528チップLEDのアンバー色でしたが、同じ3528の10000ケルビンに打ち替え）

 ウインカーの矢印マークが点灯する部分は3528チップLEDの青緑に替えましたが、やはり眩しくなってしまったので、3216チップLEDに付け替え、少しは緩和しましたがそれでもまだ眩しく感じます。このような場合に、プロはどんな対応をするのでしょうか？

質問者╱ Y.Fさん

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  冒頭の写真が、Y.Fサンが打ち替えたメーター。コレを見た限りでは、すごくキレイなんですが……

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  しかしメーターのLEDが眩しすぎるのは、やはり困ってしまいますよね。

  ●アドバイザー：イルミスタ 野本研究員

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  どうしたらヨイでしょう？

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  解決策としては3パターン考えられるんですが……

打ち替えLEDメーターが眩しい場合の対策

1番目	小さいチップLEDに打ち替える
2番目	それでも明るすぎるなら、チップ抵抗を打ち替える
3番目	スモークフィルム等を貼る

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  上の表は、野本研究員の優先順位ですね？

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  そうですね。そもそも純正で3528が使われている場合、そこに3528を付け直すと明るくなりすぎるケースがほとんどです。

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  今回のケースでいうとバックライトがそのパターン。

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  そうなんです。自分の場合だと、そもそも3528を使うことを避けていきます。

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  ……もう一回、打ち替え直してね、ということか。

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  ただ、3528より小さいサイズになると、ケルビンがあまり選べなくなる問題があります。


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  今付けている10000Kの白色がコダワリだとすると、そこがネックになる。

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  では、今使っているLEDのままで減光する方法としては……？

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  抵抗を換えるか、物理的にフィルムのようなものを貼るか。

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  フムフム。

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  ただ、チップ抵抗の打ち替えはいろいろな意味でちょっと難易度が高い。カンタンにできる対応策としては、物理的にスモークフィルムを貼る方法ですね。

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  スモークフィルムは、どんなのでもいいんですか？

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  う～ん。ガラス用のスモークフィルムなどでは、薄すぎて狙った減光の効果が得られないかもしれないですね。

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  では、野本研究員が使うのは？

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  ヘッドライト用のスモークフィルムです。ガラス用よりも素材じたいが、ぶ厚いんです。

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  ホホウ。

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  裏面にノリが付いていて、そのまま貼れるし。

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  どうやって貼るの？

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  明るくなりすぎて眩しいLEDの上に、覆い被せるように貼ってしまいます。

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  直接、光をブロックするんだ。LEDの熱で、フィルムが溶けたりしないのかな？

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  電球ではないので、そこまでの熱は持ちません。

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  なるほどね。

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  LEDにかぶせられる位のサイズに小さく切って貼りますが、チップLEDが発光する上面に貼るだけだと剥がれてくるので、影響が出ない範囲で、LED周囲の基板までペタッと貼っていきます。

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  それって、どのくらいのサイズに切り出して貼っているんでしょう？

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  ケースバイケースですが、1センチ角とか2センチ角というレベルです。

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  あの〜、もしかしてバックライト用に打ち替えたLEDの一つ一つに貼っていくジミ作業？

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  そういうことですね。なお、メーターの針を挿すところと、ボタンのところは避けましょう。

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  ……ボタンって？

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  質問者の方の基板では、左下に2つ・右下に1つ、黒いプッシュボタンがあります（↓）左2つは時間調整、右はトリップメーターのリセットボタンのようですが。


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  今回のケースだとボタンのすぐそばにLEDはないようですが……。

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  しかし、エアコンパネルでLED打ち替えをすると、ボタンスイッチだらけだったりするので、より注意が必要です。

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  フムフム。

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  もしボタンスイッチのすぐ隣にLEDがいる状況なら、ボタンの形にフィルムをくり抜くなどの工夫をします。

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  根本的な解決策としては、LEDチップをもっと小さいものに打ち替え直す方法です。

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  現状だとバックライトには、3528チップLEDを使っているそうですが……

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  もともと純正で3528が付いていた場合、自分なら2012あたりを使うことが多いです。

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  3528から2012……？ 一気に何段階も小さくしているような……？



✔ 各LEDのサイズの違いについては、「チップLEDの種類と選び方」参照」。

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  その間に3020とか3216だってありますよ？ コッチのほうが3528に近いのでは？？

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  そうなんですが、そのあたりを使ってもなお、明るすぎることが多いんですよ。

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  ……そうなのかー。

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  ですから打ち替えで選ぶチップLEDは、付けられる限り、極力小さいものを使いたいのです。

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  しかし、2012なんて付くの？

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  ややムリヤリですけどね。

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  もともと純正で3528が付いていたってことは、電極が届かないのでは？

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  そうなんです。そこはハンダ付けを工夫します。例えて言うなら、わざとイモハンダっぽく付けるというか……

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  そんなテクニックがあるのか。

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  ハンダが伸びれば電極に届く、ということですね。

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  そうやって、本来は付かない極小サイズに変えてしまうんだ。

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  ただし、冒頭で言ったとおり、この方法のデメリットは色の選択肢が減ること。

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  ふむ。

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  例えばLED通販のエルパラやイルミスタでは、3528より小さいサイズだと10000KのLEDは売ってません（※）

※ 世の中にないわけではないが、販売店が限られてくる、という意味。

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  でも、メーターが眩しすぎるのを何とかする、というのを優先事項とするならば……

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  6000Kぐらいの普通の白色にはなりますが、2012を使って打ち替え直すのがオススメです。

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  なるほどね。

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  そもそも本来の優先順位でいうと、スモークフィルムなどはできるだけ貼りたくないので。

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  まあ、フィルムを貼るのは最後の手段っぽいですね。特にプロとしては。

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  そうなんです。だからまず2012を使った上で、それでも明るすぎたら、次にはチップ抵抗の打ち替えを考えます。