LED自作コラム

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今の車に長く乗り続けるならLEDテールランプの球切れは修理は、重要な問題

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純正LEDテールランプの球切れ問題の総括。LEDテールは球切れしても修理可能だが、それは「今のところ」できているという話。今の車に愛着があって、長く大事にしたいと思っているなら、わかっておきたい重要事項だ。

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  「純正LEDテールランプの球切れ修理は、いくら位の費用がかかるの？」の続き。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  今日はまとめとして、今後起こりうる問題点について考えておきたいと思います。

  ●アドバイザー：イルミスタ 野本研究員

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  LEDテールランプの球切れ問題は、愛車に長く乗ろうとしている人にとっては意外と重要ですので。

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  今の時代に「旧車」と呼ばれているような車は、ランプ類には電球が使われていたから、切れても電球交換ですぐ直りますよね。

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  確かに。

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  しかしLEDテールランプの車が旧車になる時代は、修理しない限りは車検にも通らなくなってしまいます。

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  まあ、費用はおいといて、テールランプごと交換する、という手もありますが……

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  10年落ちぐらいまでの車ならテール交換も可能ですが、もっと古い車になると、部品自体の入手が難しくなってきます。

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  あ、そっか。
  メーカーが部品供給をしてくれなくなる。

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  ……となると、それ以降は、今ある純正LEDテールランプを修理するしかありません。


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  しかし「純正LEDテールランプの球切れ修理事情」で話した通り、修理に使うLEDが入手できるかどうか、という問題も出てきます。

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  LED通販大手のエルパラのようなところでも、全てのLEDを売っているわけではないしな。

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  純正で、僕も見たこと無いようなLEDが使われているケースもありますし。

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  でも！ イルミスタみたいなLED専門店なら、他のLEDを上手く転用して、加工修理してくれることも分かりましたよ？

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  今のところは、LEDテールランプの修理依頼があったケースは、全てなんとか直せています。

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  頼もしい話です。

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  しかし、今後は修理できないケースも増えてくるだろうな、と思っているんですよ。

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  むむ。
  それはなぜ？

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  純正LEDテールランプも、初期のころは4本足のフラックスLEDなどが多く使われていました。

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  ルミレッズのフラックスLEDなどが、その一例ですね。


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  そしてフラックスLEDであれば、純正とまったく同じLEDが入手できなくても、探せば何かしら代用できるものがありました。

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  フムフム。

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  しかし、今の車のLEDテールランプは完全にチップLEDに置き換わっています。



テールランプに限らず、エアコンパネルでもメーターでも、照明の光源はほぼチップLEDになっている。

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  でもチップLEDの場合だって、チップからチップに入れ替える「打ち替え」で対応していますよね？

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  そうなんですが、今後は「純正LEDの代用になるLEDがない」というケースも増えてくるのではないかと予想しています。

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  なぜですか？

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  エルパラのような品揃えの多いLED通販でも、チップLEDに関しては、赤色のミッドパワーLED（0.5W以上のクラス）の種類は限られています。

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  世の中的に、ないってこと？

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  純正LEDで採用されている以上、LEDメーカーは作っていますが、それを、エルパラで仕入れて売るかといえば、そこはなかなか難しい問題もあります。

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  エルパラならどんなLEDでも仕入れて売ってくれそうですけどね？

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  いやいや。LEDテールランプの修理……それも一部の車種の修理に限られるようなチップLEDだと、仕入れてもそんなに買う人がいない。でもその割に、莫大な初期投資が必要だったりするのです。

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  ……むむ、なんか急に大人の事情の話になってきた？

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  まあ、そういう裏事情も含めて言ってしまうと、純正LEDテールランプの修理に使える、ミッドパワーのチップLEDの種類が少ないのです。

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  その限られた選択肢で修理できればいいけど……

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  それが無理そうなら、修理依頼にお答えできないケースも出てくると思います。そろそろそういう時期にさしかかっているのかなと。

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  ……LEDテールランプの車に長く乗り続けようとすると、意外なところがウィークポイントになりかねない。

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  そうなんですよね。昔の車の電球だったらしなくていい心配なんですけどね。

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  LEDテールが球切れして車検に通らないから、泣く泣く手放しますとか悲しすぎる……。

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  仮に、アルファード╱ヴェルファイアのような人気車種だったら、社外LEDテールランプ（車検対応のもの）に付け替えるという方法もアリでしょうけどね。

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  ……おお、なるほどね。

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  しかし、先日修理したレクサスHSのような車種だと、社外品も無かったりします。

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  うーん……。

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  あるいは、前期型の純正LEDテールは部品が手に入らないけど、後期テールなら入手できるから、後期テールを移植しましょうとか、そういう話も出てくるかも知れない。

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  球切れ対策でテールランプ移植とはまた、話が大きくなりますが……

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  そうなんですけど、その1台に愛着を持って長く乗られている方は、それくらいのことをしてでも、乗り続けようとするかも知れません。

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  気持ちは分かる。

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  現に、純正LEDテールランプの修理依頼をしてくる人は、その車種にこだわり持って長く乗ろうとするオーナーさんが多いですからね。レクサスHSのオーナーさんもそうでした。

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  程度の良い人気車種の純正LEDテールランプが、高値で取引される時代が来るかも知れないのか。なんかビミョウな話だが。

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  健全に部品が手に入るうちに、修理なり交換なりしておくほうが良さそうですね。