Let's TRY! アイロンプリント
アイロンプリントのやり方②
╱オリジナルツナギを作ろう
ステッカー
自作の進化版
ロゴ入りTシャツなど
オリジナルグッズに
応用できる
今回はプロッターでカット
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手切りもしくは、プロッターでカットするのはカッティングシートと同じです。
●アドバイザー:トライ研究員
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ちなみに「DIY Labo」のように、横に長いロゴの場合、シートの横幅で収めようとするとロゴが小さくなってしまいます(※シート幅200ミリを使用)
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ツナギの背中に貼るんだから、サイズ感が欲しいわねぇ。
●DIYラボ別館:ユキマちゃん
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トライ研究員がサンプルで作ったロゴは、横幅が330ミリだったよ。
●DIYラボ別館:所長
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330ミリのロゴを作るために、今回ラバーシートは縦に使います。
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なるほどぉ。
そうすれば長〜いロゴも作れるわけだ。 -
ただ、このやり方は1個だけ切り出して失敗したら、330ミリ分のシートがオシャカになるので……
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緊張するなぁ。ラバーシートは厚手だから、切り損ねるかもしれないんでしょ。
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だから上下に2個ロゴを並べて、まとめて2個分カットするのがオススメです。これは保険。どうせ余った分はもうプロッターにかけられないわけだし。
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どうせ330ミリ分使うんだから、1個も2個もコストはいっしょってわけね。
今回はプロッターを使ってカット
2個まとめてカット後に切り分けている
ラバーシートを剥がす時のコツ
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次はロゴの部分は残しながら、不要部分をウラから剥がしていきますが、周囲の余白の前にロゴ内部の不要部分を剥がした方がいいです。
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ロゴ内部の不要部分って?
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例えばDIY Laboのロゴだと、「D」「a」「b」の文字の中の穴のこと。
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順番があるんだ。
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順番というほどでもないけれど、内部は剥がすのを忘れやすいので。忘れ防止の意味と、そうすることでだいたいロゴ全体の位置が把握できるようになります。
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そういえばこのシート、どこにカットの線が入っているのか全然見えないわよ?
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ラメ入りのラバーシートだと、カットラインが見えないんだ。そういう意味でも、まずは「D」の内部を探してくり抜きます。
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デザインナイフを使ってめくるきっかけを作り、指で引っ張って剥がします。
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このときの引っ張り方として、「めくる」というよりも「ひねってちぎる」感覚が大切です。
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え?
普通に引っ張れば、めくれるんじゃないの? -
例えば下のようにカットラインと並行にめくると、取れたら困るロゴ部分まで引っ張ってしまうんだ。
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だから残したいロゴとは逆方向に引っ張って、ちぎる感じで進めます。
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こうなれば、余白を剥がすにあたり、ロゴ位置がだいたい把握できるようになります。
デザインナイフで少し浮かす
指で引っ張って取る
ダメな引っ張り方
ロゴ内部の不要部分がくりぬけた!
ロゴを残して余白を剥がす
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続いて、ロゴ以外の背景部分を全部剥がします。
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このときも普通に引っ張ると、ロゴまでいっしょに引っ張られて剥がれてしまう。ロゴ部分は指で押さえながら、裂くように剥がします。
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同時に複数のラインを剥がしにいかず、1本ずつ丁寧に攻めます。
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そして注意点! 今回の「I」のカドの部分がそうなんですが、こういうカットラインが交差するところは、実際は切れていないことがあります。
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切れていなかったら、デザインナイフで追加カット。焦らず、1ラインずつ丁寧に切り離していって……
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アレ?
DIY Laboの「a」だけないけど?
ロゴ周囲の背景をはがし始め
「D」を押さえながら剥がしている
Dの下ラインを攻め中
デザインナイフで切り足せばOK
ロゴだけ残った!
2色使いにするときの注意点
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今回のDIY Laboロゴは、「a」だけ別の色に変えます。2色使いですね。
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2色使いにするとき注意点としては、ロゴ同士を重ねないこと。
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え?
「a」は上から載せればいいんじゃないの? -
見た目には重なっているようにも見えるけど、実際には、その下はくり抜いて何もない状態にしておかないとダメ。「L」の端は、「a」に合わせて切り込んであるよ。
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ラバーシート同士を重ね貼りするのは、ダメってこと?
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そうです。重ねて貼ると、粘着力が落ちる。洗濯とかしているうちに、その部分から剥がれます。
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重ねないできちんと貼れば、洗濯してもいいわけ?
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今まで作ったのも何回も洗濯しているけど、全然大丈夫だったよ!
今回はaだけゴールドラメのラバーシートを使用
aが剥がれないように不要部分を剥がすのは同じ
「ゴールド」と「シルバー」が重ならないように切り分けてロゴを作っておくこと
次ページでは、いよいよツナギに転写します!