リレーによって「電装品A」と「電装品B」を切り替える回路の作り方

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リレーを使って切り替えができる回路を学ぶ。例えばフットライトLED。普段は白く光って、なにかに連動させることで色が切り替わって青く光る…なんてことが可能になる。使用するリレーは5極リレー（c接点リレー）。

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  「何かの電気信号に連動させて、電装品の電源を遮断させるリレーの使い方」の続き。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  前回は電源を遮断するリレーの使い方でしたが、今回は電装品の切り替えを目的とするリレーの使い方です。

  ●アドバイザー：CEP 服部研究員

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  電装品Aと電装品Bを切り替える的な？

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  はい。5極リレー（c接点リレー）の使い方としては、オーソドックスでイメージしやすい例です。



「リレー用語〈ノーマリーオープン〉と〈ノーマリークローズ〉の違いを理解しよう」参照。

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  この場合は「コモン」につなげた電源を「ノーマリークローズ」と「ノーマリーオープン」のどちらに供給するか、ということです。

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  電装品の切り替えとは、例えばどんな場面で使うのでしょうか？

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  ここでは白いLEDと青いLEDの2種類を用意して、色が切り替えできるフットランプを例に説明しましょう。

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  フムフム。

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  たとえばACCオンで白に点灯していたフットランプが、イルミ連動（スモールランプ連動）で青に切り替えられるようにするにはどうしたらいいか？

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  えーっとまずイルミ連動でリレーを動かすんだから「コイル」に流すのは、イルミ電源で確定だ。

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  そして5極リレーの場合は、コイルに電気が流れていない間は「コモン」と「ノーマリークローズ」がつながっています。

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  ……ということは「ノーマリークローズ」の先に、ふだん光っていてほしい白LEDをつなぐ！

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  そうです。「コモン」にはACC電源（またはIG電源）などを取っておくのが普通ですね。



5極リレー（c接点リレー）：コイルに電気が流れていない状態╱白LED点灯

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  実際にLEDを光らせている電源がこのACC電源。

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  いっぽうこの場合のイルミ電源は、リレーの接点を切り替える合図の信号として使っているだけです。

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  車のスモールランプが点灯してイルミ電源がコイルに流れると……

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  リレーの接点が「ノーマリーオープン」に切り替わるので「コモン」に取ってあるACC電源が青LEDに流れます。



5極リレー（c接点リレー）：コイルに電気が流れている状態╱青LED点灯

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  と同時に「ノーマリークローズ」の接点は離れますので、「白LED」は消灯します。

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  ホー。
  まさに切り替え。

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  これが「電装品A」と「電装品B」をリレーで切り替えるときの回路の作り方です。

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  前回の電源遮断よりも、よっぽど分かりやすい話とも言えますね。

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  しかし実際には「リレーを使った切り替え回路」にはまだまだいろいろなバリエーションがあるんですよ。

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  と言うと…？

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  今のは「電装品A」と「電装品B」を切り替える分かりやすい例でしたが、「ひとつの電装品」に対してリレーによる回路の切り替えを用いる方法もあります。

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  相手が「ひとつの電装品」なのに、なんで切り替える必要があるの？？？