通好みの電装カスタム
アダプティブ&オートマチックハイビームの動作条件を「ワンタッチ化」する方法
![アダプティブハイビームのスイッチ](../images/recipe-47-01.jpg)
アダプティブハイビーム&オートマチックハイビームの「ワンタッチ化」ができる、ワンタッチハイビームキットの取り付け方法。モデル車は50プリウスだが、車種が変わっても作業内容はほぼ同じ。マニアックな電装品だが、取り付け難易度は低めと言える。
ワンタッチハイビームキットを取り付ける
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「アダプティブ・オートマチックハイビームをもっと便利にする技」の続きです。
●レポーター:イルミちゃん
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自動ハイビームの動作条件を「ワンタッチ」に変更するための、具体的な手順を解説していきます。
●アドバイザー:DENKUL 岡本研究員
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ワンタッチハイビームキットの取り付けは、デンクルの電装品の中でもカンタンな部類ですね〜。
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……とは言うものの。
どこに付けるんですかコレ? -
ステアリングコラムカバーを外した内部です。だから、まずはステアリングコラムカバーを外します。
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なお、今回は50系プリウスの取り付け例ですが、車種が変わっても作業はほぼ似たようなものです。
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まずはステアリングを、右に90度回転させます。するとネジが見えます。
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このネジは、反対側にもありますよ〜。
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次はコラムカバーを外しにかかりますが、このときステアリングをできるだけ手前の、一番上に上げた状態にしておくといいです。
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ステアリング位置が下のほうだと、外すときに当たってしまいます。
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コラムカバーは上下2分割になっています。
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よく見ると、間に切れ目の線がありますね。
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で、下側カバーの真ん中あたりを左右から押し込みながら下げると……
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パカっと下半分が外れます。
取り付けるアイテム
![デンクルのオートマチックハイビームキット「DK-AHS」](../images/column-473-05.jpg)
デンクルのワンタッチハイビームキット「DK-AHS」。オートマチックハイビーム車にもアダプティブハイビーム車にも適合。対応車種はどんどん増えていくのでデンクルHPで確認を。
モデル車:50系プリウス
![50系プリウスのステアリングまわり](../images/recipe-46-02.jpg)
![50プリウスのステアリングの固定ネジ](../images/recipe-46-03.jpg)
![50プリウスのステアリングの固定ネジは、反対側にもある](../images/recipe-46-04.jpg)
![50プリウスのステアリングコラムカバーを外す時は、ステアリングを一番上に上げておく](../images/recipe-46-05.jpg)
![50プリウスのステアリングコラムカバーの下側を左右から押し込む](../images/recipe-46-06.jpg)
ググッ
![50プリウスのステアリングコラムカバーの下側が外れた](../images/recipe-46-07.jpg)
パカッ
メインハーネスはカプラーオンで取り付け可能
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どのカプラーに割り込ませますか?
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50系プリウスの場合はコレです(↓)
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このカプラーは下写真のように親指で押し込むとツメのロックが外れる(↓)ので、
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そのまま押し込みながら引っ張れば抜けます。
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そこに、ワンタッチハイビームキットのカプラーをつなぎます。
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カプラー形状はオス・メスで分かれているので、逆向きにつなぐ心配はナシ。
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そして最初に抜いた純正カプラーを、ワンタッチハイビームキットのカプラーにつなぎ直します。
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これで割り込み完了♪ カプラーオンはラクでいいですね。
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今つないだハーネスから、1本線(黄色/みどり)が出ています。
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エレクトロタップの付いた線ですね。これはどこに?
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これがオートマチックハイビームスイッチの線につながります。
メインのハーネスはカプラーオンで取り付けできます
![岡本](../images/okamoto-01.png)
![ワンタッチハイビームキットのメインハーネスを割り込ませるカプラー](../images/recipe-47-02.jpg)
![目当てのカプラーは、押し込むとロックが外れる](../images/recipe-47-03.jpg)
![ロックが外れたカプラーを引っ張って抜く](../images/recipe-47-04.jpg)
![ワンタッチハイビームキットのカプラーを付けた](../images/recipe-47-05.jpg)
![目当ての純正カプラーに、ワンタッチハイビームキットをカプラーオンで割り込ませた](../images/recipe-47-06.jpg)
![つないだハーネスから出ている黄色/みどり線](../images/recipe-47-07.jpg)
オートマチックハイビーム(アダプティブハイビーム)のスイッチ裏にアクセス
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オートマチックハイビーム(アダプティブハイビーム)スイッチの線は、当然ながらスイッチの裏に来ています。
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50系プリウスの場合は、プッシュスタートボタンと同じパネルに付いてますね。
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このパネルを引っ張って外します。
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このパネルは手で引っ張るだけで取れるんですね。
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外して見ると分かりますが、4箇所がピンの差し込みで固定されているのみです。だから引っ張るだけ。
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で、大きく分けて3つのスイッチに向かう配線束がありますが、50系プリウスだと、一番下のスイッチがオートマチックハイビームスイッチです。
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説明書に配線情報が書いてあるということは、検電テスターなどで探す必要はありませんね。
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そうですね。50系プリウスの場合は、目当てのハイビームスイッチの線がコレです。
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あとは、エレクトロタップで合流させるだけ。
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これで取り付け完了です。
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確かにこれは電装品取り付けの中では、難易度低めと言えますね。十分DIYでできそう♪
![オートマチックハイビーム(アダプティブハイビーム)スイッチのあるパネルを外す](../images/recipe-47-08.jpg)
![オートマチックハイビーム(アダプティブハイビーム)スイッチのあるパネルを固定していた、4つのツメにマーキング](../images/recipe-47-09.jpg)
✔ ひとくちメモ
どの配線が目的の線なのかは、ワンタッチハイビームキットの説明書に(車種ごとに)詳しく記載されている。
![ハイビームスイッチの線](../images/recipe-47-10.jpg)
![ワンタッチハイビームキットのメインハーネスの線と、オートハイビームスイッチの線をエレクトロタップでつなぐ](../images/recipe-47-11.jpg)
初心者の人は「エレクトロタップの正しい使い方」を参照。
![デンクル・岡本 亮](../images/adv-okamoto-2.jpg)
DIY Laboアドバイザー:岡本 亮
「カプラーオンで簡単に取り付けできる」をテーマにした電装品を開発するDENKUL(デンクル)代表。車の電装、プログラミングの双方に長けている。工具大好き。●DENKUL(デンクル) http://denkul.jp/
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