ステッカー・デカールの貼り方

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車のサイドデカールの貼り方╱キレイに貼るコツ④

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サイドデカールの貼り方連載╱最終回。前回リアドア側にサイドデカールを貼ったので、今回はフロントドア側の貼り方。サイドデカール貼りで使用した石けん水を乾燥させるときの注意点もある。

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  「車のサイドデカールの貼り方╱キレイに貼るコツ③」の続き。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  リアドアにサイドデカールを貼って水分を抜いたら、次はフロントドア側です。

  ●アドバイザー：ほんだ塗装 本多研究員


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  フロントドアに貼るサイドデカールは、リアとは反対にリアドア前端あたりに合わせるぐらいの位置で貼ります。

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  フロントドア後端ギリギリより、数ミリハミ出ているんですね。


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  そうですね。あくまでも僕の場合の貼り方ですけど、フロントドア後ろ側に少し巻き込んで貼ります。「剥がれにくくしたい」意図で。

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  文字が巻き込まれる場面では迷うところではありますが。

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  それから今回のサイドデカールは横一直線のラインがあるので、これの高さが前後でズレたら見た目が悪いです。

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  確かに。
  それも注意点ですね。

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  貼り方はリアドア側と同じ。ボディ側とサイドデカール粘着面の両方に、石けん水をバシャバシャとかけながら進めます。


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  石けん水をかけながら台紙を剥がしているのがポイント。


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  リア側とのつながりも部分も含めて、フロント側の位置がズレていないことを確認してから、石けん水をヘラで押し出していきます。


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  水分と空気をヘラで押し出したら、仮付けに使ったマスキングテープは剥がしてしまいましょう。


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  最初に位置決めするときにドアの下端に貼った、ガイドのマスキングテープも剥がします。


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  あとは乾くのを待てばいいのかな？

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  最後に、乾燥時の注意点についても触れておきます。

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  そんなのもあるのか。

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  基本的に、先を急いですぐ剥がそうとすると、サイドデカールが紙にくっついてきてしまいます。

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  あせらないでジックリ待ちましょう。ここまできて失敗したくない。

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  ただ、ヘラで水をしっかり押し出しておかないと、時間が経過しても車体には付きませんから、その点は注意。

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  石けん水で、わざと粘着力を落として貼っていますからねぇ。

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  そうそう。だから石けん水はなるべく抜けるだけ抜くのがコツ。そのほうが早く乾くし、塗装面にも優しいです。

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  なるほど、なるほど。

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  それから冬場や急いでいるときは、ドライヤーであぶりながら水を抜いたりもしますが……今は夏だし、急いでいないから、このまま放置のほうがいいですね。

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  できれば自然乾燥のほうがいいのかな。

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  ドライヤーを使って乾かす場合は、ドライヤーで熱を与えすぎるとステッカーがへニョヘニョってなるので、使わずに済むならそのほうが無難ですね。

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  あー。
  なるほど。

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  それから今回の貼り方だと、リアドア側のサイドデカールはフロントドア後端に、フロントドア側のサイドデカールはリアドア前端に寄せて貼っています。


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  この状況だとステッカーどうしが近いため、ひっつく可能性があります。

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  むむ。
  そういえば。

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  先に貼ったドア側が乾いていれば、先に片側だけ裏へ巻き込むか……そうでないなら、ドアを開けておくといいですね。

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  そうか。ドアを開けて、距離を離しておきましょう。

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  完全に乾燥させてから、台紙を剥がします。


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  石けん水をしっかり抜いて乾燥させれば、この段階では台紙だけがキレイに剥がせます。

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  おおお～、ついに姿が見えてきた。

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  ドア鉄板のフチの部分は、折り返しておきましょう。


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  大きいサイドデカールでも、上手く貼れそうな気がしてきました。


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  ちなみに今回貼った〈SPEC！〉のサイドデカールはそのまま貼ればいいタイプでしたけど、もっと大変なタイプもありますよ。

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  大変って……？

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  カッターでいらないところを落とす貼り方をするモノもあるし、エンド部分にナナメカットを入れて、5センチ・3センチ・2センチ・1センチみたいに切り分けたりするモノもあります。

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  あ～、貼り方でデザインを作る、みたいなカンジか。

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  そういうタイプのサイドデカールになると、手間と難易度はもう少し上がりますね。