足まわりのQ＆A

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車高調のロックシートが緩む！ 締め付けトルクはどの位？

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  車高調のロックシートが緩んでしまうという悩み。固着の反対か〜。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  ロックシートの緩みは、コトコト音の原因にもなりますからね〜。

  ●アドバイザー：スパイス 佐藤研究員


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  どうして緩んでしまうんだろう？

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  締め付けトルクが足りないか、車高調によってはそもそも緩みやすい、というケースもあります。

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  自分のせいかも知れないし、車高調のせいかも知れない。

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  ただ、最近の車高調ではロックシートが勝手に緩んでくるというのはあまりないですね。昔はよくありましたけど。

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  メーカーもそこは注意しているんでしょうね。異音の原因にもなるから。

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  そうですね。最近の車高調では、緩み防止のワッシャーがロックシートとブラケットの間に入っていたりとか、そういう工夫も見られます。

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  ……ではやっぱり、可能性としては、締め付けトルク不足を疑ったほうがいいのでしょうか？

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  でも、車高調のロックシートの締め付けトルクに、決まりなんてあるんですか？ ホイールナットみたいに。

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  車高調のスプリングシートやロックシートにも、（メーカー指定の）締め付けトルクはあります。車高調の説明書などに書かれていたりしますよ（5.75±0.25kgf･mという具合に）。

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  そこは車高調によって違うんですね。

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  そうですね。サイズも違いますので。ただ、実際のところ、車高調のロックシートで、規定トルクウンヌンまでは考えない人が多いはず。

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  まあ、佐藤研究員だって「トルクレンチを使うのは、ホイールナットぐらい」って言ってましたよね、確か。

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  そもそも付属の車高調レンチに、トルクレンチがかけられるようになっていないと、規定トルクで締め付けるのは無理ですよね。


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  そういえば「車高調のレンチの中には、トルクレンチがかけられるモノもある」位のノリでしたよね。

  ※「車高調レンチを単品で買う意味はあるのか？」参照。

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  そうなんですよ。RS-Rやテインの車高調などに付いてくる車高調レンチだと、そういうところまでちゃんと考えてあったりするんですが……



RS-R（上2本）や、テイン（下）の車高調に付属していた車高調レンチ。トルクレンチを連結できる穴がある。

このようにトルクレンチも連結できる


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  こういう車高調レンチなら、トルクレンチが使える。あるいは延長棒を使って力をかけることもできるので、締め付けトルク不足が起こりにくい。

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  そのへんは、さすがという感じですね。

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  ただ、一般的な低価格の車高調だと、そういう車高調レンチではなかったりするし……


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  厚みや握りやすさにも、差があります。

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  トルクレンチの連結が「できる・できない」の差だけではないんですね。

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  薄っぺらい車高調レンチだと、力をかけるときに手が痛いです。

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  痛いところが限界トルク。

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  現実的にそうなるでしょうね。

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  一般ユーザーがそういうので締めただけでは、締め付けトルク不足が起こるのも無理はありませんね。

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  だから、緩んでくる原因は、「しっかり締めているつもりでも、締め付けが足りない」パターンが多い気がします。

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  どうすればいいんでしょうか？

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  締め付けトルクを感覚的に言うと、手でクックッというレベルでは足りないです。手で締めたあと、ハンマーでコンコンと叩いたりする方法もあります。


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  ただし、ここでガッツリ叩くとロックシートが割れますよ。

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  スパイスが言っていたから、叩いたら割れたぁ〜。

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  ……何事も「加減」というものがありますので、人のせいにしないように。

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  ですよね。

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  手で締めきったところから、もう一歩締め付けるために叩く、というレベルです。

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  手持ちの車高調レンチだとどうしても緩んでくる、という場合には、試してみましょう。