リレーアタック対策講習②

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リレーアタック対策の画期的な新手法。「リレーアタック防止リモコン」とは？

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新手の車両盗難の手口・リレーアタックに備えよう。ここで紹介するリレーアタック対策は、一般的に行われているやり方（スマートキーの電波遮断）とは違った新しい手法。車両側に対策をほどこす。

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  「リレーアタックとは？ を初心者向きにおさらい」の続きです。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  これまでのリレーアタック対策は、スマートキーが発する電波を遮断する、という発想でした。

  ●アドバイザー：CEP 服部研究員

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  スマートキーを缶に入れたり、電波遮断ポーチに入れたりする方法ですね。

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  ハイ。
  ようするに物理的な対策です。

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  ふむ。

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  しかし、コムエンタープライズとしては、車の電装品メーカーなので、電気的に対策できないかと考えまして……

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  ほほう。
  新発明ですね。

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  研究を重ねた結果、編み出されたアイテムが、「リレーアタック防止リモコン・リレーアタックガード」です。



コムエンタープライズが新発明した、リレーアタックガード

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  これを……車に取り付ける？

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  そうです。スマートキーに対して何かするという対策ではなく、車両側に取り付けるものです。

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  取り付けると、何が起こるのでしょう？

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  カンタンに言えば、スマートキーのシステム自体を一時的に無効化するのです。

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  なぬ！
  そんな大胆なことが可能なのか……!?

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  新しく考えた手法は「車両側のスマートキーのコンピューター（受信ユニット）を停止させる」というものです。

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  ほほう。

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  リレーアタックされたとしても、そもそもスマートエントリーシステム自体が無効化されている状況では、ドアも開きません。


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  仮に窓ガラスを割って侵入したところで、エンジンを始動させることはできません。

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  あの～。
  シツモーン！

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  はい、どうぞ。

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  スマートキーの受信ユニットを眠らせてしまったら、オーナーがホンモノのスマートキーを持って近づいても、反応しなくなりませんか？

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  なりますよ。
  ホンモノですら受け付けない。

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  ……。

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  しかし、だからこそ！ 確実にリレーアタックを防げるのです。

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  そりゃそうだけど……、じゃあ、オーナーはどうやって車に戻るの？

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  車両側のスマートキーの受信ユニットの「無効化」「有効化」を別のリモコンでやるんですよ。



無効化

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  車から離れるときに、このリレーアタック防止リモコンで、スマートエントリーシステムを「無効化」しておく。

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  へー。

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  そして戻ってきたらボタンを押して「有効化」させます。



有効化

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  そういうことか～。

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  リレーアタック防止リモコンのボタンを押すのと、今まで通りの純正アンロック動作が両方必要になる、という意味では手間が増えますが、防犯対策としての確実性を取った手法です。

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  なるほどね。
  まあ駐車時に、毎回やらなくてもいいかも、だし。

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  状況的に「リレーアタック対策しておきたいな」というときは、リレーアタック防止リモコンで無効化しておく、という使い方になるでしょうね。

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  例えば自宅がシャッター付きのガレージなら、毎回そこまでする必要はない。

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  ですね。だから任意のタイミングで、スマートキーのシステム自体の「有効化」「無効化」を行えるように、リモコン操作としています。

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  ちなみに、そのリレーアタック防止リモコンの電波を傍受されたらイタチごっこになるのでは？

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  だからこそ、コードは暗号化されていて対策済みです。

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  なるほど。

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  何より、取り付けがDIYでもカンタンにできる、という点がポイント。

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  そ、そうなの？
  そうは思えないんですけど……。