社外エアサス導入ガイド（第7回╱後編）

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エアサスのフィッティングもエア漏れ原因のひとつ!?

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エアサスのエア漏れの話╱後編。ここではエア漏れの犯人捜しの一環として、フィッティングに注目する。一見地味なパーツだが、要注意パーツでもあるのだ。だからこそACCはこだわっている。

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  前編に続きまして、エアサスのエア漏れの話題。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  今日は重要なパーツ、フィッティングについてお話しておこうと思います。

  ●アドバイザー：ACC タイソン研究員

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  フィッティング……というのは、こういう部品のことですよ（↓）


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  しかしエアサスの重要部品というと、エアバッグとかタンクとかコンプレッサーという感じですが……フィッティングって、今日のテーマ、地味すぎない？

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  確かにハデさはないですが、意外と重要なのがフィッティングなのです。

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  では、改めてフッティングとは何か？

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  エアサスにおけるフィッティングは、ホースを介して部品同士をつなぐものですね。

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  ……ということは、いろいろな場面で出てきますよね。

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  そうです。
  タンクにつながるところにも……


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  コンプレッサーにつながるところにも、足回りのストラットにつながる場面でも登場します。


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  つまりは、配線の端子みたいなものです。

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  で、このフィッティングの精度自体が悪いと、エア漏れの原因になります。

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  ウーム。
  考えてみれば、当たり前の理屈ですね。

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  取り付け時に、接続がきちんとしていなければならないのは当然ですが、それだけではなく、フィッティング自体の精度が悪い可能性だってあるのです。

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  ようはフィッティングは、エア漏れにおいては筆頭クラスの、要注意パーツ!! もう地味とか、言いません。

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  エアサスのフィッティングも、いろいろ種類があります。

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  ネタが地味過ぎて考えたこともありませんが……。言ってしまった。

ACCのこだわりとしてはまず、基本はダブルロックタイプのフィッティングを採用しています



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  ダブルロックって？

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  ダブルロックはホースを突き刺して、ナットでかしめて留めるタイプです。

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  それとは、違うタイプもあるんですね。

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  ハイ。ワンタッチ式もあります。ホースを突き刺すのは同じですが、フィッティングの中にツメがあって、それでひっけて留めるのがワンタッチ式。

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  ワンタッチと言うからには、カンタン？

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  そうなんですよ。ワンタッチのほうが付け外しはカンタンなのです。それがメリットではあるんですが……

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  しかし、デメリットもあると。

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  ワンタッチ式は抜き差しを繰り返すと、ツメが弱くなったり、中のOリングが痛んできたりするのがデメリット。

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  付けやすい変わりに、ちゃんと見ていないとエア漏れの要因になってしまう。

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  ですね。
  あとはホースの曲げの問題があります。

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  曲げたらダメなの？

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  いやいや、エアサス取り付け時は、配管の取り回しによっては、当然ながら曲げる場面は出てきますよね。


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  角度を付けて、曲げながら通していきたいときもある……しかし、さきほどのワンタッチ式は曲げには弱いです。

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  あー。

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  このことは取り付ける人間は、絶対覚えておいたほうがいいことなんです。

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  なるほどね。フィッティング直後のホースをグイグイ曲げないようにしましょう。

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  ACCは基本ダブルロックタイプを採用しているので、そういう意味では曲げにも強いです。

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  そんなところにも、設計者のコダワリがあるんですねー。

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  耐圧性も、ダブルロックのほうが高いんですよ。だから、電磁弁を組んでスピード重視のエアサスとなったら、より違いが重要になってきます。

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  （地味だけど）大切なフィッティングのお話、でした。

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  なんにせよ、他のパーツがきちんと付いているのに、フィッティングのせいでエア漏れが起こるというのは、エアサスとしては非常にもったいところです。