エアコン吹き出し口にLEDを仕込んでいるのに光源が見えない、球屋流「レジスターイルミ」

エアコン吹き出し口の奥をLEDで光らせるイルミ技は、LED加工専門店〈球屋〉の加工メニュー名では「レジスターイルミ」。定番的な技ながら、球屋流のこだわりやポイントがあるので話を聞いた。

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  エアコン吹き出し口にLEDを仕込んで光らせる、いわゆる「エアコンイルミ」は昔からある技ですが……

  ●DIYラボ：イルミちゃん

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  球屋では「レジスターイルミ」と呼んでいます。エアコンが光るわけでもないにエアコンイルミってヘンだな、と前から思っていて…。

  ●アドバイザー：球屋 森田研究員

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  そのコダワリはさておきまして、今日聞きたいのは別の話です。

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  はい。

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  球屋のエアコンイルミ……じゃなくて、レジスターイルミを見ていて気づいたことがひとつ。

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  なんでしょうか？

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  エアコンの吹き出し口の奥にLEDを仕込んでいるのは分かるんだけど、覗き込んでも、LEDの光源が見えないんですよね～。

90系ヴォクシー


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  上の例は最新デモカー・90ヴォクシーの例ですが、ヴォクシーに限らず、他車種でも光源をうまく隠しています。

ヤリスクロス



80ハリアー


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  うまく隠した……だけでは、覗き込む角度を変えれば光源が見えそうなものですが、見えない。これはナゼだ？

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  レジスター内部の天面（上面）に光源のLEDとアクリルを仕込んでいるので、基本的にはのぞき込んでも光源は見えないようにしてます。

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  こんなところにまでアクリル板を使っていたのか。



「アクリル板の種類。LEDで光らせるならどれ？」参照。

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  眩しくて運転の妨げになるのを懸念して、というのが一番の理由ですね。

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  なるほど。

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  アクリルを使っていれば、仮に光源が見えたとしても、LED単体を直接見たときのような眩しさはありません。

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  実用的な理由でアクリルを使っているんですね。

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  あとは光源が見えない間接的な光り方のほうがカッコいいという理由もありますよ。

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  確かに。普通のエアコンイルミより完成度が高い感じがするよ。

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  仮にエアコン吹き出し口内部の構造的に上面にセットできず、下面（視界に入る）ところにしか施工できない場合は……

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  ふむ？

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  デモカーでは施工しない（おすすめはしない）という選択をする気がします。

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  ……このレジスターイルミ、汎用的にどの車種でもやれそうな気がしますが、実際に施工しなかった例もあります。

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  最近の例でいうとハイラックスですね。両サイドのエアコン吹き出し口は光らせましたけど……


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  センターのエアコン吹き出し口は位置がかなり上。ステアリングの上面ぐらいの高さにあるので、これは光源の場所ウンヌン以前に、運転中視界に入るという理由で施工しませんでした。


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  ナルホド。球屋のエアコンイルミ……じゃなくてレジスターイルミは「間接発光のキレイさ」＋「運転の邪魔にならない」が、2大ポイントのようです。