ハイラックスには純正デイライトが隠されていることが判明…!!

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ハイラックスのヘッドライトには、デイライトとして点灯するランプは付いていない。なのにハイラックスには、純正デイライトが隠されているという。どうなっているかと言うと……

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  「ハイラックスのヘッドライトを加工者目線でレビュー」の続き。

  ●DIYラボ：イルミちゃん

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  ハイラックスには、一見すると純正でデイライト点灯するランプは付いていません。

  ●アドバイザー：球屋 森田研究員

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  ライン発光する部分も昼間は光りません。これ（↓）は、あくまでもスモールランプ（ポジションランプ）です。


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  ただ、このヘッドライトを分解して基板を調べていくと、「DRL端子」があるのを発見しました。

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  DRL……って、つまりデイライト？

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  そうなんですよ。
  これは、86前期のときと同じような話です。

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  そういえば、86前期のヘッドライトにも、DRL端子がありましたね～。だいぶ前の話だけど。



86前期でのやり方は「86前期の純正LEDスモールをデイライト化する方法」参照。

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  今回のハイラックスのヘッドライト内にも、同じようなDRL端子があったのです。

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  むむむ。
  ということは……

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  その回路に12Vの電気を流してみたら、純正のスモールランプが、スモール点灯時よりも明るく、強発光しました。

デイライト点灯


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  スモールランプが強烈に明るくなった!!

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  これはつまり、スモールランプではなく、昼間からデイライト点灯させるための回路です。

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  同じLEDでも、明るさがここまで変わるんだ。

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  純正の状態だと、本来のLEDのスペックよりはかなりパワーを抑えて、弱発光させているのがスモールランプ……ってことですね。

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  純正LEDの本来のパワーは、こっちの明るさなのか。

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  そうですね。いわゆる「強発光デイライトモード」が備わっているにもかかわらず、国内仕様の純正状態だとそれを封印しているわけです。

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  隠されたデイライト機能を発見……!!

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  最近のトヨタ車はこういうカスタムもできなくなっていたので、いい意味でも、ちょっと前世代的な構成のヘッドライトなんですよ。

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  確かに86前期の技が、今の時代にまた使えるとは想像もしなかった展開です。

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  しかも、ハイラックスのデイライト化は、86前期よりもカンタンにできることも分かりました。

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  そうなの？

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  ハイラックスは純正デイライト機能を解放するにあたって、ヘッドライトを分解する必要はありません。

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  でもヘッドライトを殻割りしないと、DRL端子にアクセスできないのでは？

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  いや、そのDRL端子にはすでに配線が付いているのです。純正の状態で。

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  配線がつながっているのに、純正はデイライト点灯しないって、どういうこと？？？

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  デイライト点灯させるための配線はあるけど、電源にはつながっていない……というような状況なんですよ。

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  そんなことってあるんか……。

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  そのデイライトの配線自体は、ヘッドライトの外側まで出てきています。

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  え～!?
  どこですかソレは！

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  ハイラックスのヘッドライト背面には2つカプラー（コネクター）がつながっていますが、そのうちのひとつ（↓）


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  球屋デモカー（Zグレード）の場合では、このカプラーを通っている薄緑の配線（↓）が、デイライトの線でした。



配線の色は、グレードや年式によって変わる可能性もある。上はあくまでも球屋デモカーの例。

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  では、この配線の続きは、車両側でいったいどうなっているんだろう？？？

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  この配線はヘッドライト側のハーネスにはありますが、接続されている車両側のハーネスには線がないんです。

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  カプラーの反対側がカラッポってこと？

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  そうです。カプラーまでで切れている。電源につながっていない、というのはそういう意味です。

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  なぜだ……？

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  そうなんですよ。ここまでしておいて、なんでデイライト点灯させないんだろう？っていう、非常にもったいない状況が純正状態なんです。

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  もったいな過ぎるッ!!