古い車のメンテナンス

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DIYでもカンタンにできるパワステオイルの交換方法

パワステオイルのDIYでの交換方法。難しくないので、初心者でもできる。古い車の場合は、長らく無交換でオイル性能が劣化していたりするもの。まずはパワステオイルを見てみるところから始めよう。

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  パワステオイルが減っているなら漏れを疑え、という話がありましたが……

  ●レポーター：イルミちゃん



✔「パワステオイルが減る場合は、単に補充するだけではダメ」参照。

>>>リンク先で詳しく読む。

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  漏れていないからといって、ず～っと無交換でいるのも良くはないですよね？

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  そうですね。たとえ漏れていなくても、オイルが劣化して性能は下がっていますからね。交換するに越したことはないです。

  ●アドバイザー：シャルマン 岡田研究員

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  パワステオイルを長らく放置すると、どうなりますか？

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  劣化してオイルの性能が下がってくれば、油圧がかかりにくくなって、ステアリングが重たくなったり、引っかかりが出てきたり……といった症状が出ることもあります。

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  漏れてはいなくても、そういう症状が出ることはあるんだ。

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  それから金属のカスや汚れも取り込んでいるから、詰まって流れが悪くなる、といった面もあります。あまり長期間放置した車だと、ドロドロになっていたりするからね。

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  そうなる前には交換ってことですね。

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  ちなみに、パワステオイルの劣化具合は、ブレーキオイル同様、色でもある程度は分かります。

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  ホホウ。

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  もともとは赤っぽい色だったり、薄い黄色っぽい色だったりしますが、それが汚れて黒くなっていきます。

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  では、真っ黒だったら交換を考えてもいいかも？

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  したほうがいいですよ。DIYでやるなら、カンタンにできる方法もあります。

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  パワステオイルってカンタンに交換にできるものなの？

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  DIYなら、タンクの中の分だけでも入れ替える、という手があります。


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  どうやって？

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  タンクの中に入っているパワステオイルを、スポイトなどで抜くんです。

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  スポイト？
  どんなスポイト？

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  ホームセンターでも100円ショップでも売っているような、こういうスポイトがあればできますよ。


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  こういうので、チマチマとタンクのオイルを抜くんだ。



ホームセンターで200～300円程度で売っているスポイトを使用した例。

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  これならカンタン。
  誰でもパワステオイルを抜けます。

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  といってもタンクにはそれほど量は入っていませんから、おそらく200～300ミリリットル程度しか抜けないでしょうけど。

✔ いっぺんに抜きすぎると、エアーを噛むので注意。パワステオイルが出入るする通路（ホース）までは油面が下がらないようにする。よく分からない状況ならLOWレベルを下回らないようにするのが安全確実。

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  抜いたら抜いた分、新しいパワステオイルを少し足すんだ。

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  そうです。それで車に乗っているうちに循環するんで、そのあとまた同じ作業を繰り返すんです。

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  ……ほう。

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  1回では少量しか入れ替わらないけど、それを繰り返すうちにはキレイにもなっていく。それを3回位やったら、最初の状態よりはパワステオイルがキレイになります。

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  なるほどね！

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  いっぺんに交換する方法に比べたら、やり方としてカンタンなので、DIYにも向いているかなと。

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  確かにそれなら自分でできそうだ。

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  本格的にやるなら下側からホースを外して、下抜きでオイルを抜く。でもそれをやったら絶対にエアーは噛みますから、エア抜き作業も必要になります。

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  パワステオイルのエア抜きって難しいの？

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  やり方が分かっていれば、難しくはないですよ。フロントをジャッキアップして前輪をフリーの状態にして、最初はエンジンをかけずにステアリングを右全開に切ったり、左全開に切ったり……という作業を繰り返します。そうすると、ポコポコポコポコっと空気が出てくる。

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  へー。
  ステアリングを切ることで空気が抜けるんだ。

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  パワステオイルが循環するからね。ただしタイヤが地面に着地した状態でやると、負荷がかかってポンプが焼き付いてしまいますから、ジャッキアップは必須です。

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  なるほど。

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  何回かステアリングの全開切り（往復）を繰り返し、ある程度エアーを抜いたら、抜けたぶんのパワステオイルを足して、今度はエンジンをかけてまた同じことをします。

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  ブレーキオイルのエア抜きと違って、1人でもできる作業ですね。

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  ただ、タンクのフタを開けて上から数百ミリリットル抜くだけなら、そもそもエアも噛まないようにやれるから、そういう作業も必要ありません。

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  DIYなら、上抜きでちょっとずつ入れ替えるのが現実的かも～。スポイトで抜くのちょっと楽しいし。

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  パワステオイルが漏れていないのであれば、そんなレベルのメンテナンスでも十分だと思いますよ。