RGB LEDコントローラーの種類と選び方
RGB LEDテープライトを光らせるには、専用のRGBコントローラーが必要。しかし、どれを選んでいいのかわかりにくい面があるので、現時点でのおすすめを取材。シンプルで安価なものから、高機能バージョンまで、5機種をピックアップした。
RGB LEDテープライトを光らせるにはRGBコントローラーが必要
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RGB LEDテープライトについては、以前の記事で解説しましたが……
●レポーター:イルミちゃん
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RGB LEDテープライトは、単色のLEDテープライトとは違って、単体では光らせることができません。
●アドバイザー:エルパラ 平川研究員
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LEDテープライトの他に、専用のRGBコントローラーが必要です。
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でも、RGBコントローラーって……専門的過ぎて、どれを買っていいのか分かりませんが。
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種類も多いので、どれを選んでいいか分からない人は多いみたいですね。でも実際には、難しくないですよ!
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というわけで、RGBコントローラーの選び方について解説していきます。
LEDテープライトに電源を取るだけではダメ
リモコンなしのミニサイズRGBコントローラー
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まずは一番シンプルで価格も安い、RGBコントローラーからいきましょう。
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RGBコントローラーの、エントリー向けですね。
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このモデルの特長は、リモコンが付いていないことです。コントローラーユニットが、配線コードと一体化しているので。
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リモコンなしで、どうやって色を切り替えたりするの?
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コントローラー本体に、スイッチが一体化しているんですよ。
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そういうことか。
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ただ、一体化しているだけにボタン数か限られている。点灯パターンを選ぶときは、順送りみたいな感じの操作になります。
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ふーむ。ボタンを押していけば、点灯パターンが切り替わるんですね。
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しかし自分好みのパターンになるまで、何回も押して探さないといけないので、リモコンタイプに比べると使い勝手が悪い。
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色を選ぶときも、ボタンを何回も押して色を切り替える?
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そうなんです。
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それって、毎回やらないといけないの?
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いや、記憶機能が付いているので、電源が入ったときには前回終了時の動作になります。
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では、一度色を決めてあまり変えない人なら、別に問題ない気がしますね。安いしコンパクトだし。
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ですね。頻繁にモードを切り替えないのであれば、むしろシンプルでいいと思います。接続もRGB LEDテープライトに、プスっとつなぐだけ。ラクですよね。
ミニRGBコントローラー
エルパラで販売している「ミニRGBコントローラー」
リモコン操作が可能な中では最もシンプルなRGBコントローラー
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次に紹介するのは、さっきのミニRGBコントローラーと機能面ではほぼ同じで、リモコンが付属になったモデル。
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リモコンを使って、何ができるのかと言うと……
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色は20種類から選べる他、19種類の点灯パターン、10段階のスピード調整、5段階の明るさ調整などもできます。
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なるほど〜。
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持ち合わせている機能自体は、ミニRGBコントローラーでも同じなんですが、それがリモコンでできるようになったバージョンですね。
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頻繁に触るならリモコン付きの「ミニRF RGBコントローラー」。そうでないなら、リモコンなしの「ミニRGBコントローラー」のほうで問題なさそうです。
ミニRF RGBコントローラー
エルパラで販売している「ミニRF RGBコントローラー」
ボタンひとつで色を選べる定番のRGBコントローラー
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次はRGBコントローラーの中では定番の、24KEY RGBコントローラーです。
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24KEYとは、なんのこと?
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その名の通り、リモコンに24個のキーが付いています。
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リモコンのボタンが多くなると、何がヨイのでしょう?
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ボタンの色を見ながら、直感的に色を選べるようになるんです。
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ああ、そういうことか〜。青を押せば青に光る。確かに分かりやすい。
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今までのコントローラーは順送り。つまり何回も押す必要がありましたが、これなら1発で色を出せますよね。
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そうか。そう考えるとせっかくRGB LEDテープライトを付けるなら、コッチのほうがいいのかなぁという気もしますね。性能を出し切るなら。
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ただし、まだ色数は制限されていますね。好きな色の調色まではできません。
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あくまでもボタンの色だけ?
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ハイ。ただRGB LEDテープライトの基本的なコントロールはコレでできるので、人気がありますよ。
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「あまり多機能すぎても使いこなせないからいらない」という人は、このへんがベストバランスかも知れません。
24KEY RGBコントローラー
エルパラで販売している「24KEY RGBコントローラー」
好きな色を調色できる本格的なRGBコントローラー
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次は好きな色を作りたい人向けの、本格的なRGBコントローラー。
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RGB LEDテープライトの、R(レッド)・G(グリーン)・B(ブルー)の3色の発光具合を細かく変えて「調色」することができますよ。
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ここに来て、RGB LEDテープライトの性能を出し切れるコントローラーが登場。
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そうですね。24KEYと44KEYの大きな違いは、「DIYボタン」が追加されたことです。
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「DIYボタン」って?
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自分の好きな色を作ったら、DIYボタンにメモリー(記憶)できるんですよ。
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あー、なるほど。オリジナル色専用のボタンか。
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44KEYコントローラーには、DIYボタンが6つ。オリジナル色を6色まで登録しておける、ということですね。
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「RGB LEDテープライトで好きな色が作りたい!」とイメージしている人は、こういうタイプのRGBコントローラーを選びましょう。
44KEY コントローラー
エルパラで販売している「44KEY コントローラー」
音楽に合わせて光が変化するRGBコントローラー
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最後に紹介するのは、ちょっと変わりダネのミュージックコントローラーです。
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これは音楽に合わせて、RGB LEDテープライトが点滅したりグラデーション発光したりします。
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RGB LEDテープライトを、オーディオカスタムに使っている人に、ピッタリでは♪
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もちろん単色発光も可能なので、普通のRGB LEDテープライトとしても使用可能ですよ。
RGBミュージックコントローラー
エルパラで販売している「RGBミュージックコントローラー」
流れるRGB LEDテープライトには、専用のRGBコントローラーを使う
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ところで今日紹介したのは、あくまでも「普通のRGB LEDテープライト専用コントローラー」です。
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普通のRGB LEDテープライトって?
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流れないタイプのことです。
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あ、そっか。RGB LEDテープライトには「流れるモノ」と「流れないモノ(色の変化のみ)」があるんですよね。
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流れるRGB LEDテープライトには、流れるRGB専用のコントローラーがある、という点は覚えておいてください。
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流れるRGB LEDテープライトについては、別の記事で詳しく解説したいと思います。
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とりあえず、流れるタイプはコントローラーも含めて別モノ、ということです。
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間違えて、自分のLEDテープライトで使用できないRGBコントローラーを選ばないよう……注意ですね。
エルパラの「Super流れるRGBテープLED」専用品・「Super流れるRGB専用コントローラー」
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