ウェルカムランプ後付け講習③

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純正ポジションランプをウェルカムランプ化+デイライト化する方法

純正のポジションランプを、ウェルカムランプやデイライトとしても光らせる技。LEDを後付けする必要はなく、ユニットを付けるだけで、光るタイミングが増やせるのだ。純正LEDポジションがオシャレな車に、特に好適。

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  「ポジションランプをウェルカムランプとして点灯させる技」の続き。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  ここからは、具体的なやり方を解説していきます。

  ●アドバイザー：CEP 服部研究員

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  使うアイテムはこちら。
  （↓）



コムエンタープライズのスーパーウェルカムライティングキット。今回使うのは汎用・トヨタ車用。

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  なお、スーパーウェルカムライティングキットの汎用タイプ「トヨタ車用」は、最近出たばかりの新製品です。

※これまでは、人気車種にしぼった車種専用品しかなかった。

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  まずは、配線をつなぐ先を整理しておきます。

✔ 常時電源

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✔ ボディアース

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✔ IG電源またはACC電源

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✔ ルームランプ線（マイナスコントロール線）

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✔ ポジションランプ線（スモールランプ線）

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  配線作業は、全部で5箇所。

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  そうです。

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  これで全てだとすると、電装品の取り付けとしては難易度は低そうですね。

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  そうですね。今回の取り付けモデル車（カローラスポーツ）を例にすれば、グローブボックス裏とAピラー付近ですべての配線作業ができますよ。

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  え？
  2箇所で、さっきの配線がすべて捕まるの!?

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  ハイ。
  非常に簡単なパターンですね。

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  でもポジションランプ（スモールランプ）の線は、ヘッドライト裏側でつなぐはずでは？

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  いいえ。そのやり方だとエンジンルーム側から車内への配線引き込みが必要で、手間がかかるので、車内側で取る方法を提案します。

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  ほほう。

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  グローブボックス裏などにあることが多い、BCM（コンピューター）付近で取れば、車内への引き込みは必要ありません。

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  なるほど。コムエンタープライズのお家芸、BCM狙いですか。

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  まずは、グローブボックスを外します。


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  カローラスポーツはグローブボックス裏にBCMがある、定番パターンですね。

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  グローブボックスを外すときは、先にダンパーを外しておきます。


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  あとは、サイドのツメの引っかかりを解除するために、内側方向に押し込みながら、全体を引っ張ります。


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  グローブボックスを外すと、その奥の左手に、配線がたくさん集まっている箇所があります。


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  これがBCMにつながる配線ですね。

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  ここはたくさん配線が集まっていますが、スーパーウェルカムライティングキットが適合している車種については、目的の線がどこにあるのか説明書に書いてあります。

✔ キット購入者は、車種別の取付説明書が閲覧可能になっている。

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※適合車種は、コムエンタープライズ公式サイトの「車種別配線情報」を参照。

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  つまり、その情報に沿ってユニット側の配線をつないでいけばいいんだ。

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  そうです。ちなみに車種によっては、メインの電源は単なる常時電源ではなく、ルームランプの電源線につなぐよう案内しています。



✔ ユニットの赤を、説明書に沿ってルームランプ電源線につなぐ。

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  ルームランプ電源線ってなに？

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  タイマー付き電源のことです。おさらいはこちら（↓）の記事です。



✔「常時電源でもACC/IG電源でもない、新種のタイマー電源に注意！」参照。

>>>リンク先で詳しく読む。

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  上の記事では、注意喚起として触れましたが、スーパーウェルカムライティングキットでは、意図的にこの線につなぎます。

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  それはなぜ？

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  この線は、ルームランプ消し忘れ防止のために、エンジン停止後20分程度（トヨタ車）で切れる仕組みですが、それによってスーパーウェルカムライティングキットの待機電流もカットできるので、都合がいいんです。

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  へー。

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  ただまあ、べつに普通の常時電源でも問題はありません。ヒューズなどから常時電源を取ってもOKです。

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  とりあえず、適合車種の場合は、説明書の指示通りつなげばOK、ということで。

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  IG電源（またはACC電源）も同様に、BCM付近で取れますよ。



✔ ユニットの「オレンジ」をIG電源につないだ。

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  アースは、クワ型端子でボディアースします。



✔ 初歩的なことは「クワ型端子でボディアースするための知識」参照。

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  あとは出力先として、ポジションランプ（スモールランプ）の線につなぐ必要があります。

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  それもBCM付近で取れるんだ。

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  取れますが、この線はエレクトロタップでつなぐのではなく、配線をいったんカットします。


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  切断したうえで、両方の配線の末端に接続コネクターを付けます。ギボシ端子でもOK。



✔「接続コネクターの正しい使い方と、付け方」参照。

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  そしてBCM側の配線に対してユニットの「ムラサキ」をつなぎ、もういっぽうには「黄色」をつなぎます。


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  この配線作業はちょっと分かりにくいですが、車種別の説明書で図解されています。



カローラスポーツの例。

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  BCM付近での配線作業は、以上です。

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  ここまでで、常時電源（ルームランプのタイマー付き電源）・IG電源・ボディアース・ポジションランプ線までつなげたわけだから……

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  あとはルームランプに連動させるカタチで、ポジションランプをウェルカム点灯させるために、ルームランプのマイナスコントロール線を取る必要があります。

✔ ルームランプのタイマー付き電源とはまた別なので、混同しないように注意。

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  ルームランプ連動線は、ピラー裏で捕まえます。

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  そうする理由は、以前に勉強しました。



✔「ルームランプ連動線は、どこから取るのが正解か？」参照。

>>>リンク先で詳しく読む。

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  そしてピラーの内張りの外し方ですが、カローラスポーツは特殊なので、これも別記事で解説しています。



✔「エアバッグ付きピラー（内張り）の外し方 Ver.2」参照。

>>>リンク先で詳しく読む。

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  ピラーを外したら、ユニットの「グレー」の配線をピラー裏に通してくるのですが……

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  つまり、下から上に配線を通す。

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  ここは、長い針金とか配線通しのような工具を使い、まずそれを上から下に通しておいて……

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  フムフム。

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  針金を通してから、その針金にグレー配線を巻き付けて、上に引き上げるとよいでしょう。


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  針金や配線ガイドを、下から上に通そうとするよりも、最初は上からいったほうがラクってことですね。

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  あとはルームランプ連動線に対して、「グレー」をつなぎます。



✔ ルームランプ連動線の探し方は、「ルームランプ連動線をピラー裏で取り出す方法」参照。

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  配線作業はこれで全てです。

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  配線情報とか、コツが分かっていれば、けっこうすぐ取り付けできそう。

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  コツ……と言えば、BCM付近で配線するときにもコツがありますよ。このユニットに限らず役立ちます。

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  ほう。
  どんなコツですか？