通好みの電装カスタム
純正キーレスでUS風のコッコッ(キュッキュッ)音を出す方法(後編)
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サウンドアンサーバックキット
取り付け方法(後半)

助手席側の内張りを外す
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今回のモデル車のタントの場合、助手席側からロック線やアンロック線が取れるので、先にパネル類をバラします。
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ロック線やアンロック線の場所は、車種によって変わりますが……
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そのあたりは車種別の配線情報をコムエンタープライズのWebサイトでも公開していますよ〜。
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ステップを先に外すことで、助手席側のキックパネルが外せます。
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キックパネルは、ピン1本で固定されている車種が多いです〜。
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これで配線の準備ができました。
ステップを内張りはがしで外す

キックパネルを引っ張って外す

内張りはがしでアンダーカバーも外す

ロック線・アンロック線の取り方
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アンダーカバーを外して奥を見ると、下写真のような大きめのカプラーがあります。
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タントの場合でいうと、右下の角あたりにいる「赤」と「緑」が目当ての線です。
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CEPが公開している配線情報を見ると、このカプラーの「赤」がロック信号線、「緑」がアンロック信号線ということが分かります。
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ユニット側の「茶色」をロック信号線に、「グレー」をアンロック信号線につなぎます。
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どの線なのか分かってさえいれば、難しい作業ではないですね〜。
ロック線とアンロック線のあるカプラー

ロック線とアンロック線につなぐ

サイレンの固定
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エンジンルーム内にサイレンを設置するため、まずはいけそうな場所を検討します。
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LA600系タントの場合は、バッテリーのステーが固定されているポイントの鉄板に、空いている穴があるので、これを活用します。
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サイレンをネジ固定できそうな場所を探せばいいわけですね。
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サイレン側のステーにも穴が開いているので、ボルトなどを使って固定します(今回は6ミリのネジを使用)。
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あるいは純正ボルトを外して、共締めするケースも多いようです。
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そしてサイレンのマイナス線はボディアースするか、すぐ近くにバッテリーがあればマイナスターミナルに直接つなぎます。
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サイレンのマイナス線は接続できました。あとはプラス。
ネジ固定できそうな穴を探す

サイレンをネジで固定

バッテリーのマイナスターミナルをゆるめて…

クワ型端子を付けた黒い線をつなぐ

サイレンとユニットをつなぐ
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サイレンのプラス線には、ユニット(室内側)の緑をつなぎます。このために、室内側からエンジンルーム側へ、配線を通さないといけません。
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今回の作業では、一番手間がかかりそうな場面がココですね。
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基本は純正配線の通り道を使って通します。通しにくければ、キャップに細い穴を開けて通したりもします。
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この「緑」の線だけは、エンジンルーム側に通し終えてから、ギボシ端子を付けます。先に付けると通りません。
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これで全ての配線が終了! 最後にハーネスをユニットにつなぎます。
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このハーネスの接続は、一番最後に回すのがポイントですね。
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そうです。取り付け中にユニットなどに電源が流れてしまうと不都合が生じるケースもあるので、全部取り終えてからつなぎましょう。
緑をエンジンルーム側へ通す

ギボシ端子を付けて…

サイレンのプラスとつなぐ

ハーネスをユニットにつなぐ


DIY Laboアドバイザー:岡本 亮
キーレスをはじめとする車の電装カスタマイズで有名なコムエンタープライズ(CEP)で製品開発を担当。車の電装、プログラミングの双方に長けている。工具大好き。●コムエンタープライズ TEL 079-230-2323 住所:兵庫県姫路市大津区天神町2-78
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