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レクサスの純正モニターに、外部機器の「デジタル映像入力」が可能な新技術

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レクサスの純正モニターに、外部機器の映像が映っている例。これはAmazon Fire TV Stickのデジタル映像だが、スマホのミラーリングでも、Google Chromecast、あるいは家庭用ゲーム機の映像でもOK。車であらゆる動画を楽しむための映像入力技術の最先端は、知っておきたい。

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  今日は、ビートソニックの「HVXシリーズ」を取り上げます。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  HVXは、レクサス専用に開発された「デジタル映像入力インターフェイス」です。

  ●アドバイザー：ビートソニック ワタナベ研究員



ビートソニックの「デジタル映像入力インターフェイス・HVXシリーズ」

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  ビートソニックといえば、もともと純正ナビに外部機器の映像を流すための「映像入力アダプター」でお馴染みですけど……

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  これまでの、アナログ方式の映像入力アダプターとは全然別モノなんですよ。

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  「デジタル映像入力」って言うくらいだから、デジタル信号のまま入れるんだ。

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  そうです。

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  高画質になったってことか～。

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  そうなんですが、「デジタル信号だから高画質」という単純な話ではないんですよ。ポイントは車種専用設計であること。

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  そういえば、なぜレクサス専用設計なの？ 他車種でも需要ありそうなのに。

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  レクサスには、いろいろな意味で「後付け」に障壁があるから、それをクリアするために作ったんですよ。

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  ホー。

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  レクサスの場合、他車種となにが違うのでしょうか？

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  まず、日本仕様のレクサスは、メーカーオプションナビしかありません。トヨタ車は、ディーラーオプションナビが付けられる車種も多いですが、レクサスは違います。

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  メーカーオプションってことは、車種専用ってことですね。

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  そうです。モニターも車種専用設計になるので、画面の大きさもカタチも車種によって違うし、映像入力の方法も車種によって違ってきます。

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  横長モニターだったりとか。

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  そうですね。横長でインフォメーション表示もカッコ良かったりするのがレクサスですが、それだけにナビ交換などは現実的ではありません。

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  そういえば、メーカーオプションナビが付いている車は、市販ナビ（社外品）に交換するのも簡単ではないって話でしたよね～。



✔「メーカーオプションナビや純正マルチを、市販ナビ（社外品）に交換するには？」参照。

>>>リンク先で詳しく読む。

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  配線類は、専用ハーネスを開発することで何とかできたとしても、ナビ周りに付いているパネルも普通の2DINとかではないし……

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  そのへんも全部専用品を作らないと、ナビ交換もできませんね。

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  そうなんです。結果アフター用品もあまり出てこないし、市販ナビをどうにか付けても、純正の雰囲気は崩れてしまいます。

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  純正の見た目が好きな人が多いしなァ。

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  そこで、ナビを交換するという発想よりは、あくまでも純正モニターを使うほうがいいだろう、というのがビートソニックの考えなんです。

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  ……しかし、それで映像入力だけが目的なら、既存の「映像入力アダプター」でもいいのでは？

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  さきほど、レクサスは純正モニターの形状もいろいろだと言いましたよね。

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  はい。

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  ということは解像度の設定もバラバラなんですよ。

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  ムム。

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  液晶画面のドットの数が、左右にいくつあって、上下にいくつあるとか、そういう事情も車種ごとにバラバラってことです。

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  ということは、普通に外部機器の映像を入力するだけだと……？

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  不自然に引き延ばされてしまったり、映像ソースが全部表示されなかったりといった問題が起こります。

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  あ～なるほど。

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  「HVXシリーズ」は出力する映像信号のドットの数なども含めて、すべて車種専用に設計しているのです。

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  ほえー。
  車種専用ってそういうことか。

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  そうです。その車種の純正モニター画面に合わせたデジタル信号なので、画像のキレイさはピカイチです。


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  上の例、AmazonのFire TV Stikcの映像を移した例なんですが……確かにキレイ！



写真は旧モデル。※現行モデルの最新情報は、AmazonのFire TV Stick 4K Max参照。

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  そのほか、HDMI出力できるデバイス……例えばスマホのミラーリング、Google Chromecast、あるいは家庭用ゲーム機でも、その映像を純正モニターに映せます。

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  これは、憧れの「カーストリーミング」をやるのにもうってつけ！

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  そういうことです。

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  次回は、具体的なやり方を教わりますっ。