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ヘッドライトの黄ばみ対策としてクリア塗装を依頼する前に、知っておきたいこと（実践編）

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ヘッドライトの黄ばみ対策でクリア塗装を頼む前に、ぜひともわかっておきたい重要な知識。まず「自分のヘッドライトの黄ばみ、くすみはキレイになるのか？」を確認するための、実践的な方法をガイド。

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  「ヘッドライトの黄ばみ対策としてクリア塗装を依頼する前に、知っておきたいこと」の続き。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  前回は、磨き＆クリア塗装までやっても、完全な透明感が出ないヘッドライト（車種？）もあるよ～というお話をしましたが……

  ●アドバイザー：ほんだ塗装 本多研究員

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  しかし塗ってから「塗ってもキレイになりませんでした」っていう展開は困る…。

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  ですよね。

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  塗装する前に見分けることはできないのでしょうか？

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  そこで役に立つのが、前回も紹介した、ヘッドライトに水をかけてみる方法なのです。



ザバー

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  水をかけるのは、擬似的にクリア塗装してみるのと同じことなので。

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  おお、そういうことか！ 水をかけて、その見え方をチェックすればいいんだ。


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  これで透明感が復活するようなら、クリア塗装を依頼する価値もある！

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  そういうことになります。

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  では愛車のヘッドライトが黄ばんでいて、クリア塗装を依頼するかどうか迷っているなら、水をかけてみましょう。

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  ただ現状で黄ばんでいるヘッドライトにそのまま水をかけても、元が黄ばんでいるわけだからダメです。

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  あれ…？

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  「その黄ばみを取った上で水をかけた状態」が、最終的な仕上がりの目安になる、っていうことですので。

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  水をかけるのは、自分で磨いてみてからの話？

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  そうですね。手間はかかるけれど、クリア塗装したときにどこまで透明感が戻るかを事前に確認するためには、そこまでするしかないです。

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  なるほど。

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  磨いてみて、それから水をかけてみて、それでもくすんで見えるとしたら……

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  例えばコレ、くすんで見えますが。


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  クリア塗装したところで、そのレベルまでしかいきませんよ、ということです。

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  そういうことね。

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  ただし、ここで作業上の注意点もあります。

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  ペーパーでヘッドライトの黄ばみを磨いたあとで水をかけても、曇ってみえたとします。

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  フムフム。

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  しかし、それは「ペーパーの傷目で曇って見える」のかもしれません。

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  あん？ 磨いてみろって言うから磨いたのに！

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  たとえば600番のペーパーをバーっとあてて、水をかけても、くすんで見えるのは当たり前のことなんで。

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  ほえ。そうなの？
  なんで？？？

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  ペーパーの目が粗いからですね。黄ばみは取れてもヘッドライトのレンズ表面は、傷だらけの状態なのです。

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  そういうことか。それがクスミにつながっているんだ。

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  だから「ペーパーの傷目で曇って見える」のか「レンズ内部の問題」なのかを判断しないといけません。

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  どうすればいいの？

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  磨くペーパーの番手を上げながら、傷目を消していく必要があります。

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  ではまず600番の磨きで黄ばみを取ってから……

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  本番の磨き作業だとすれば、600番の傷を800番で消して、800番の傷は1000番で消して、1500番→2000番……というふうに、だんだん番手をあげて磨きます。



「ヘッドライトのクリア塗装をDIYでやるときの注意点」参照。

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  仮に、最終的に2000番〜3000番といったところまで磨いたにもかかわらず、水をかけて「まだくすんでいるな～」っていうヘッドライトだとしたら、それはクリア塗装しても同じことです。

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  本番の磨き方と同じような工程をふんでから水をかけてみないと、分からないの？

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  そうですね。傷を消さないといけないわけだから。

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  判断するのに手間がかかりますが……

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  しかし塗装にお金をかけてから「思ったほどキレイにならなかった」となるよりはダメージが小さいのかなと思います。

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  いっそのこと磨きまではDIYで完璧に仕上げてしまって「クリア塗装だけをプロ（ほんだ塗装）に頼む」段取りで料金交渉するとか……そういう方法に切り替える手もありそうです。

ほんだ塗装の場合は「磨きは自分でするから、塗装だけを頼んでトータルコストを抑えたい」といった要望にも、柔軟に対応してもらえる。