通好みの電装カスタム

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電動スライドドアの「全開・半開」を使い分ける、改造アイデア

電動スライドドアの挙動を、自分が使いやすいように改造する電装カスタム。「半開」で止めるキットを取り付けるにあたり配線方法を工夫すれば、電動スライドドアの操作方法によって、全開と半開を使い分けることができる、という新しい提案。

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  「電動スライドドアを自動的に途中で止める、ハーフオープン仕様に改良」の続き。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  前回は「スライドドアハーフオープンキット」の特長を解説しました。

  ●アドバイザー：CEP 服部研究員

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  次に教わるのは、取り付け方法ですね。

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  そうなんですが、その取り付け方によって、使い勝手が変わってくるので、そのあたりを先に解説しておこうと思います。

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  ……と言うと？

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  電動スライドドアの開け方って、純正でもいくつかの操作方法がありますよね。

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  まず、アウターハンドルを引いて開け閉めする方法。


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  降りるときはインナーハンドルを引いて開けますね。

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  ふむ。

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  そして最近の車だと、ドアハンドルにスイッチが付いている車種も多い。


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  トヨタ車・ダイハツ車・三菱車などはスイッチが付いていますね。ホンダ車はドアハンドル自体を軽くして操作性を上げる方向性なので、付いていませんけど。

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  なるほど、なるほど。

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  他には、運転席周りに付いているスイッチでも開けたりしますし……


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  スマートキーにスライドドアのボタンが付いている車種もあります。

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  考えてみると、電動スライドドアを開閉する手段はいろいろだ。

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  ……で、ここからが本題ですが、スライドドアハーフオープンキットで制御できるのは以下の3つの方法です。

✔  アウタードアハンドル

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✔ インナードアハンドル

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✔ ハンドル上のスイッチ

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  この3つについては、短い時間で引いたら「半開」、長めに引いたら「全開」というふうにするのがデフォルト設定です。

  ※設定で逆にもできる。

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  設定に自由度がある。

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  それと、取り付け方法にも自由度があります。取り付けるにあたっては、必ずしもこの3つのトリガー全てに配線しなくてもいいんですよ。そこは好みの問題なので。

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  ほほう。

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  例えばドアハンドルのスイッチを操作した場合は「全開」、ハンドルを引いたら「半開」というふうに改造したければ、ハンドル側にだけ配線をつなげばいいのです。



✔ スライドドアハーフオープンキットは、ステップを外した内側にある、スライドドアモーターユニットにつながる配線に結線する。

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※詳しくは、次回の「取り付け編」で解説予定。

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  なるほど～。そういう付け方もアリなのか。

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  もちろん、逆のほうが良ければ、ハンドルのスイッチにだけ配線すればいいわけです。

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  むしろ、3つのトリガー全部につながないほうが、使い分けできて便利かも！

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  そういう面もあります。ですので、取り付ける前に、どういう仕様の電動スライドドアに仕上がったら便利かな、というのを先に考えてから、配線作業を始めましょう。

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  ところで、スライドドアハーフオープンキットは、どんな車種でも取り付けできるのでしょうか？

適合の必須条件としては、まず電動スライドドアであること



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  ふむ。

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  それから「スライドドア開閉途中で、もう一回ハンドルを引いたら停止する仕様」でないと、取り付け不可です。

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  普通、止まりますよね？

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  そうですね。ただ、もし途中で引いたら反転して閉まってくるスライドドアだとしたら適合不可です。そういう車は、ほとんど無いのですが。

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  今どきのミニバンの電動スライドドアなら、ほぼ全車適合すると思ってよさそう。

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  なお、コムエンタープライズの公式サイトには適合車種の一覧も載せていますが、新製品なのでまだ適合確認できていない車種が多いです。

✔ 適合車種の一覧は、「スライドドアハーフオープンキット・詳細ページ」参照。

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  でも、適合確認が取れていなかったとしても、上記の条件を満たしていれば、付くんですよね？

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  問題なく取り付けできる可能性が高いですね。なお「確認中」となっている車種の方でも、お問い合わせを頂ければ、優先的に配線情報なども整えて、資料を提供可能です。

現在、新型コロナウイルスの影響により実車での適合確認が遅れている状況。公式の適合確認を待っているよりは、直接問い合わせしたほうが話が早いかも。

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  DIYユーザーなら、配線情報さえ提供してもらえれば、取り付けできてしまいますからね。

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  そうなんです。取り付け方法については、次回詳しく解説します。