ウインカーポジションのQ＆A

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ウインカーポジションで、ポジションをウインカー化（兼用）できるか？

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ポジションにウインカー機能を持たせて、ウインカー化するにはどうすればいいのか。ウインカーポジションキットを使えばできそうだが、どういう配線になるのか。ウインカーポジション化したときの、ウインカー位置にこだわる読者の方の質問に、答えます。

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  読者の方からウインカーポジションについて、質問をいただきました。

  ●レポーター：イルミちゃん

■ 質問

 ウインカーポジションは、通常はウインカーにポジション機能を持たせるキットですが、逆にポジションにウインカー機能を持たせるには どのように配線すればよいのでしょうか？
 R33スカイラインのポジションランプ部を、ウインカーにしたいのです！

質問╱ ひろちサン

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  つまり、ウインカー位置を変更した上で、ウインカーポジション化するという話ですね。

  ●アドバイザー：CEP 服部研究員

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  そもそも、なぜそんなことをしたいのかと言いますと……

 最近のクルマですと、ウインカー自体がヘッドライト内部にあるためウインカーポジション化しても違和感がないのですが、古いクルマだとヘッドライトとウインカーが別体のことが多く、そのままウインカーポジション化したときに違和感がありまして、「ウインカー機能をポジションの位置に持ってこられないか」と考えていた次第です。

（ひろちサン）

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  ということだそうです。

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  なるほど。確かにウインカーポジション化したときの見た目の印象は、ウインカー位置でかなり変わりますからねぇ。

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  フムフム。

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  ポジション位置で光ってくれたほうがカッコいい車種の場合は、そこに入れ替えたい、という気持ちは分かります。

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  実際のところ、可能なんでしょうか？

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  う〜ん。まあ、「ウインカーポジションキットの配線的に可能か？」という意味では、可能ですが……

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  できるんだ！

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  ただし！ 配線的にはできても、物理的にいろいろ問題は出てきます。

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  まず、ウインカーをポジション位置に移設するといっても、2つのパターンがありますね。

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  と言いますと？

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  「ウインカーとポジションの位置を入れ替える」という話なのか、それとも「ポジション位置でポジションとウインカーを兼用し、純正ウインカーは取り去る」ということなのか。

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  ああ、なるほど。
  後者もあり得るのか。

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  そうなんですよ。

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  そこで、この点をひろちサンに確認してみました。

 純正のウインカーバルブは外してしまって、ポジションランプをアンバーにして、ポジションの役割もウインカーの役割も（ウインカーポジションを使って）持たせるという狙いです。

 T16のアンバーLEDバルブを、ポジション部に入れています。平成7年式のR33スカイラインなので、ウインカーの色はアンバーでも問題ないのです。

（ひろちサン）

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  ……という回答です。ひろちサンの狙いは、「入れ替え」ではなく「兼用」ですね。

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  ウインカーバルブを外して、ポジションランプで兼用する場合、ウインカーポジションキットの配線方法としては、こうなりますね（↓）



✔ CEPのウインカーポジションキットを使った場合の配線図。

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  まず補足しておかないといけないのが、ハイフラの問題ですね。

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  フムフム。

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  純正のウインカーバルブを取る、ということはハイフラが起こります。

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  まあ、車両から見れば、球切れも同然ですので。

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  ウインカーバルブを移設する場合は（外すわけではないので）ハイフラ対策は必要ありませんが、「外す」となると……

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  ウインカーをLED化したときと同様に、ハイフラ対策が必要になるんですね。



✔ 「ウインカーをLED化した車のハイフラ対策」参照。

>>>リンク先で詳しく読む。

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  今回の「ポジションとウインカーを兼用させる」場合も、外したウインカーバルブをどこかに置いておくなら、ハイフラは起こりませんが……

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  あ、裏に隠しておくとか？


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  そうなんですが、ウインカー電球が熱を持つのでその対策が必要だし、衝撃に弱いので、外した状態だと割れる可能性もある。

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  ウーム。

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  そういう意味で、その手法はオススメできません。

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  ウインカーバルブを外した上で、ハイフラ対策をするほうが現実的と言えそうです。

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  今回の配線パターンは、通常のウインカーポジションの付け方と何が違うんでしょう……？

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  ウインカー線から信号は取るけど、ユニットが出力する先はポジションバルブに変わっている、という点ですね。

✔ 参考までに、通常のウインカーポジションの取り付け方を見たい人は、「ウインカーポジション取り付け方法╱作業の流れと配線図」参照。

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  今回の配線方法で付けると、ポジションバルブが、「ウインカーポジションが付いたウインカーバルブ」と同じ動きになります。

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  へぇ〜。

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  つまり右ウインカーを出せば、右ポジションランプが点滅するのです。

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  ひろちサンの場合は、ポジションバルブがすでにT16のアンバーに変わっているから、アンバー点滅するんですね。

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  ハイ。そして、スモールオン（ポジションオン）のときは、そのバルブが減光点灯します。



予備解説

ウインカーポジションは、ウインカーバルブに対して使う想定で作られているので、そのままポジション点灯させると明るすぎる……という点から、減光させる仕組みを備えている。

CEPのユニットは減光度合いも変更できる（10〜80％の範囲）

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  今のT16バルブが入っている状態は、ポジションバルブとしては明るすぎると思うので、一般的なT10ポジションバルブ並まで減光させるといいと思います。

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  なるほどね〜。

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  というわけで電気的にはできますが、物理的な問題も含めて、注意点が残ります。

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  この記事は、「ポジションをウインカー化（兼用・入れ替え）することの問題点」に続きます。