19インチでは最細・最小外径のタイヤサイズ「205/35R19」をルッチーニが実現…！

19インチタイヤ・205/35R19がついに出る。これは一部では「待望の」サイズである。ちなみにまだ公式発表前の情報。他インチの人も、カスタム業界の時事ネタとして入れておいてもよいスクープ。

205/35R19という、これまで無かった19インチタイヤが登場する

今日はスクープです。
●レポーター：イルミちゃん
まだ公式発表前のネタなんですが、もうすぐ205/35R19（205/35ZR19）という19インチタイヤが出てきます。
●アドバイザー：J-LINE 氏家研究員
ニーマルゴ・サンゴー・ジュウキュウ！
(゜ロ゜屮)屮
お。
分かりますか、これが意味するところが？
え～っと。
よく分かりませんけど。
……やっぱりね。
なぜこのサイズが重要なのでしょうか？
これはね、19インチではもっとも細くて薄い、一番外径の小さくなるタイヤサイズなんですよ。
ほほ～。
今までは215/35R19止まりでした。
19インチの最細サイズが更新されたんだ。
そうなんです。だからカスタムの業界的にはニュースなんです。
そういえば、215/35R19については以前に教わりましたね。

これまでの最細19インチは215/35

✔「19インチのタイヤサイズ選び」参照。

Jラインのような低車高派のプロショップ・御用達サイズだったのが、215/35R19です。
しかし実際のところは、我々のようなシャコタン乗りからすると215では物足りなかったんですよ。
ワガママな人達。
それで、「205/35R19を作ってほしい」という意見は、ず～っと前から言っていたのです。
しかし、タイヤメーカーは、シャコタン系プロショップの要望なんて聞くわけないし。
普通はね。しかし、そういうプロショップの意見を取り入れて動いてくれたのがルッチーニなんですよ。

205/35R19が登場するのはルッチーニのヴォーノスポーツ

……ルッチーニのスタンスが柔軟すぎる。

今までより10ミリ細く、7ミリ小さい205/35R19

以前に解説しましたが、20インチの場合はタイヤサイズの選択肢が豊富にあります（※）
※「20インチのタイヤサイズの選び方」参照。
30偏平だって、ありますしね。
そうなんです。低車高向きなサイズとしても215/30R20、225/30R20、235/30R20があって、それで十分と言える状況です。
リム幅との組み合わせに気をつけないと、引っ張り過ぎになっちゃうサイズ達ですね。
そこへいくと19インチは、35偏平の215までしかなかったから、ホイールがちょっと細めになると物足りない感じになります。
フム。
例えばプリウスあたりの車格で19インチを履きますが、8Jや8.5Jあたりの太さだと、あまり引っ張り感が出ませんでした。

8.5Jに215/35R19を組んだ状態

20インチのような引っ張り感は、19インチでは出せなかった。
だから車高を低くすると、ハンドルを切るフロントタイヤが当たりやすい。これが今までの、19インチの状況。
これからはそれが変わる……と？

変わるでしょう。205/35R19は革命的なタイヤサイズですよ

……しかし、「たかが10ミリ細くなっただけ」ですよね？水を差すようですが。
あのね！車高にこだわる人間からすると、10ミリの差ってものすごく大きいから！
ふーむ。
まあ、そのへんはおいおい検証するとして。
そもそも、細いってことは、薄いってことでもありますからね。

✔ 同じ35偏平なら、トレッド幅が細くなるほどタイヤが薄くなり、外径が小さくなる。

※タイヤ外径の計算が分からない人は、「タイヤ外径の計算方法」参照。

215/35R19と、205/35R19の計算上の外径差は、7ミリです。
つまり10ミリ細くなって、7ミリ小さくなった……ということか。
そうです。
それってメチャメチャ大きな差ですから。
よーし。
次回は検証だ！

現時点ではルッチーニから公式発表は行われていないが、実はメーカー公式サイトのサイズラインナップには、「205/35ZR19」がこっそり3月29日から加わっている。
※「ヴォーノ・スポーツ」参照。

ルッチーニに確認したところ、販売開始は5月中旬頃の予定。初回生産ロット数は不明だが、ニッチなサイズゆえにそれほど本数が多いとは思えず、「人より早く履きたい」「今シーズンのイベント仕様で使いたい」という人は、タイヤショップを通してルッチーニ「ヴォーノ・スポーツ」の205/35R19をオーダーしておくのがオススメ。
現時点（3月29日）では、公式発表前でどこも報じていないため、有利に立てるはず!?

「コダワリの19インチ低車高」な友達がいたら、教えてあげよう

>>> 「205/35R19を、8.5Jと9Jに履かせた時の引っ張りタイヤ具合」に続く

DIY Laboアドバイザー：氏家淳哉
リアアクスルキットで有名なJ-LINE（Jライン）。足まわり加工に長けたプロショップでもあるので、直接クルマを持ち込めば様々なワンオフ加工も依頼できる。深い知識・高い溶接技術は比類ない。●J-LINE TEL 022-367-7534 住所：宮城県多賀城市町前1-1-13

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