ガレージのDIY

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電動シャッターの「挟み込み事故」を防止する障害物検知センサーは後付けできる

電動シャッターの挟み込み事故が問題になっている。エレベーターの感覚で「挟まったら止まる」と思っているかもしれないが、挟み込み防止装置がなければ止まらない。障害物検知センサーの後付けは、ローコストでできる解決策。

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  電動シャッターにおいては「挟み込みによる事故」が、何件も起こっていて問題になっています。

  ●アドバイザー：CEP 服部研究員

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  事故？ 電動シャッターって、挟まれたら止まってくれるのでは？

  ●レポーター：イルミちゃん

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  なんとなく、そういう淡い期待を持っていますよね。

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  違うの？

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  「挟み込み防止装置」が何も付いていない電動シャッターの場合は、基本的に障害物があっても止まりません。


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  ……冷静に考えると恐いですね。どこまで押しつぶすんだろうか。

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  モーター側にも過電流の制御などが入っているのが普通ですので、ある程度まで負荷がかかれば止まるはずですが、その時点でかなりの力がかかっています。

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  荷物がペチャンコにされてから止まっても遅い……ですね。

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  シャッターの重量もあるので、想像以上の力がかかります。

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  つまり、人が挟まってしまう大事故も起こりうる。

電動シャッターの滑り込みは想像以上に危険!!


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  冷静に考えると、なにも対策していない電動シャッターはかなり危険性がありますね。

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  そうなのです。実はこの電動シャッターの安全性問題については、国も動き始めているんですよ。

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  ホホウ。

✔  現時点では、障害物検知センサーの設置までは義務づけられてはいないが、国も挟み込み防止装置（※障害物検知センサーなど）の設置を「推奨」する段階にはきており、消費者庁からもシャッターメーカーに対して通達が出されている。

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  電動シャッターには、挟み込み防止機能を付けましょう、という流れにはなってきているんだ。

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  そうですね。お金の問題もあって義務化とまではなっていませんが、今後設置される電動シャッターは、障害物検知センサー等も付けられるケースが増えると思われます。

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  ……もう、電動シャッターが付いている人は？

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  それは、後付けするしかありませんよね。

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  なるほど。それで、車の電装品メーカー・コムエンタープライズも動き出した、ということか。

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  電動シャッターの挟み込み事故を防止するために、障害物検知センサーを開発しました。

障害物検知センサー


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  これでどうやって、挟み込みを防ぐんでしょうか？

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  壁に貼り付け固定しまして……


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  測距センサー（そっきょセンサー）と呼ばれるセンサーで、ようするにセンサーから反対側の壁までの距離を測っているのです。

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  何か、電波みたいのが出ているとか？

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  赤外線ですね。
  その跳ね返りで距離を見ています。

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  フムフム。

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  で、その間に何か障害物があったら、距離が変化します。それを読み取って電動シャッターを停止させるんです。


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  ナルホド。機能は素晴らしいけど、これを電動シャッター側とどう配線するのかが気になるところです。

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  コムエンタープライズが作ったんだから、障害物検知センサーもDIYで後付けできるってコトですよね？

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  そうですね。

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  つまりコストも安く、電動シャッターの挟み込み防止装置を導入できる！

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  そういうことです。

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  具体的にはどうやるの？

障害物検知センサーの導入は、2つのパターンに分かれます



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  ふむ。

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  ひとつは、コムエンタープライズの電動シャッターリモコン（エアリースター）をすでに付けているか、これから付ける人。

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  電動シャッターのリモコン後付けは、前にやりましたね（↓）



✔ 「電動シャッターリモコンの追加・故障時の交換はDIYで安くできる!?」参照。

>>>リンク先で詳しく読む。

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  この場合は、オプションの「障害物検知センサー」を付け足すだけですから、配線もカプラーオンでできます。



コムエンタープライズのエアリースターのオプション品として用意された障害物検知センサー

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  へ－！
  カプラーオンで済むんですね。

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  そうですね。センサーを貼り付け固定して、配線はカプラーオンでつなぐだけです。

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  導入の敷居は、かなり低いと言えそうです。

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  もうひとつのパターンは、もともと電動シャッターリモコンまで付いている人。

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  シャッターメーカー純正のリモコンが付いている状態ですね。

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  ハイ。その場合にも、障害物検知センサーだけを後付けできます。

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  ホホウ。

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  コントローラーとセンサーがセットになった、「障害物検知センサーキット」というアイテムがありますので。



コムエンタープライズの障害物検知センサーキット

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  つまり、どんな電動シャッターであれ「現状でリモコン付きなら、センサーの後付けはDIYでできる」ってことだ。

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  ちなみに「古いタイプの電動シャッターで、リモコンが付いていない」ならば、まず電動シャッターのリモコン化を先にすればよいわけです。

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  そんな場合は、「電動シャッターリモコンの後付け（リモコン化）方法」から始めましょう。

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  リモコンの後付けと同様、障害物検知センサーの後付けも、DIYで安く導入することが可能です。