スマホをヘッドユニット化しよう作戦（第3回）

スマホの音楽（音声）を、ナビを介さずに車のスピーカーで鳴らす╱ポタアン編

車載ナビ不使用で、スマホの音楽（音声）を車のスピーカーで鳴らす方法はひとつではない。ここではポータブルアンプ（ポタアン）を使ったやり方をガイド。iPhoneとAndroidスマホでは使用するアイテムに違いがあるので、その点も解説する。

スマホのデジタル音声出力を、DAC内蔵ポータブルアンプで変換して、PA2に渡す

「スマホの音楽を、ナビを介さずに車のスピーカーで鳴らすには？」の続き。
●レポーター：イルミちゃん
前回はスマホのイヤホン出力を使う方法について触れましたが、マイクロパワーアンプPA2にイヤホン出力を直結しても、ボリューム調整できない問題が残ります。
●アドバイザー：ビートソニックワタナベ研究員
スマホ側のボリューム調整だけでは操作性も悪いし、音量の限界も低い。
そこで、もうちょっと現実的な使い勝手と音質を求める上では、DAC内蔵ポータブルアンプを組み合わせる方法になってきます。
「ポータブルアンプってなに？」っていう人もいると思うのでおさらい解説をしてもらうと……？
通称「ポタアン」と言ったりします。スマホとUSB接続できて持ち運びもできる、小型アンプのことです。

ポータブルアンプ（通称：ポタアン）

Amazonでも販売されているApple純正のLightning - USB 3カメラアダプタ

ミラーリングのときに使う「デジタルAVアダプター」とは違うモノなんですね。
デジタルAVアダプターは、映像と音声の信号をHDMIで出力するものです。今回の「スマホのヘッドユニット化」の目的を考えると、映像を出力する必要はないですよね。
あ、そっか！画面はスマホとかタブレットのをそのまま使うんだから。
スマホ側から出力したいのは音声信号だけ。この場合はiPhoneだと、カメラアダプタを使います。
なるほど。
……Androidスマホだったら？
Androidスマホは「OTGケーブル」と呼ばれるケーブルを使います。スマホ側の出力が、マイクロUSB端子であったりUSB Type-Cであったりといろいろなので、それぞれのスマホに合ったOTGケーブルを用意します。