板金塗装をもっと身近に

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バンパー修理をプロに頼むときの注意点

バンパー修理だけ頼みたい。取り付けは自分でできるから、車の持ち込みはなしで…という板金塗装リクエストの注意点。バンパーの修理は車ごと板金屋に預けるのが普通だが、かなり柔軟な対応をしてくれる〈ほんだ塗装〉では、車なしでもバンパー修理できるパターンもある。いっぽう厳しいパターンもある。その違いは…

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  バンパー修理をプロに頼むときの注意点について、お話しておきたいと思います。

  ●アドバイザー：ほんだ塗装 本多研究員

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  今回のは「修理を依頼する」パターン。DIYで修理する話ではありません。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  ただ、DIYラボ読者の方の場合だと「バンパーの脱着までは自分でできます」という人も多いです。

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  ほう。…確かに。バンパーの脱着方法なら、過去記事でもいろいろ解説しております。



✔「フロント＆リアバンパーの脱着をDIYで行うときの注意点」などを参照。

>>>リンク先で詳しく読む。

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  だから「バンパーだけ送るので、修理をしてほしい。取り付けは自分でできるから大丈夫です」という頼まれ方もあります。

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  それなら遠方の人でも、ほんだ塗装に修理依頼できますね～。

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  でも、この方式でバンパー修理依頼をするのは止めたほうがいいケースもあるんです。

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  と言うと……？

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  バンパーの割れがひどい場合は、本来は「車」ごと預けないと無理がある、ってことです。



割れのひどいバンパー・修理前の状態。

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  例えばこちら（↑）。「ネットオークションで買ったバンパーがボロボロだったから、修理と塗装をしてほしい」というリクエストでした。

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  修理代がかかるのに、なんでわざわざボロボロのバンパーを買ったのだろう？

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  これはニコイチ加工されたバンパーで、どこにでもあるようなモノではないからですよ。

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  あ～、そういうことか。
  コダワリのバンパーなのね。

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  そうなんです。……それはいいんですけど、この位まで損傷したバンパーを修理する場合は、本来は車ごと板金屋に入れないと厳しい。

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  それはなぜ？

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  バンパー修理は可能ですが、単体で修理して、塗装して、キレイになったところで、それが問題なく車に付くかどうかは別問題だからです。

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  ムムム……。

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  というか、普通には「付かない」と思ったほうがいい。

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  修理したバンパーが、なぜ付かないの？

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  FRPやパテで修理していく過程で、熱でヨレたりもするからです。


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  それから、バンパー上部まで巻き込んで修復が必要な場合、ヘッドライトとの境界線なども、実車とのクリアランス（隙間）を確認しながらラインを整えていく必要があります。


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  単に割れたところをつなぎ直してキレイに修復するだけでは、車に付かなかったり、チリが合わなかったりします。

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  そういうことか…。

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  というわけで、バンパーを修理するときには基準がほしいわけです。

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  その基準が「車体」なんですね。

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  ボロボロのバンパーは、ある程度成形していった段階で、車に仮付けして、ハマるのかどうか確認しながら修復作業をする必要がありますね。

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  なるほど、なるほど。

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  「ネットで買ってこれから付けようとしているバンパー」の場合は、そもそも自分の車にすんなり付くのかどうかも怪しいので、なおさらです。

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  でも「車が必要」なのが前提条件だと、遠方の人がほんだ塗装にバンパー修理依頼をするのはほぼ不可能かな。

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  車がなくてもバンパー修理できるケースもありますよ。

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  そうなの!?
  それはどんな？

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  修理箇所が、バンパー下部に収まっている場合ですね。

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  リップを擦ってしまっただけ、とか。

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  そのケースだと取り付け箇所とは無関係なので、バンパー単体での修理も可能です。

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  バンパー脱着がDIYでできる人なら、宅配便方式も不可能ではない！

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  ただバンパー上部や、固定に関わりそうな場所、それに近い場所を破損しているバンパーの修理だったら、車ごと預けないとダメと思ったほうがいいですよ。

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  亀裂がバンパー上部にまでいっているようなものとかは、NGってことか。

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  割れているところをくっつければ、元に戻るだろう……と思うかもしれませんが、実際には、割れているところをFRPでくっつけたら、熱でヨレてくるのです。

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  熱でヨレる、っていう発想はなかったなぁ。

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  バンパー取り付けが自分でできるDIYユーザーの方ほど、「修復さえしてもらえば大丈夫」と考えがちですが、この点は注意しておきましょう。