LED自作コラム

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COBラインテープLEDなら、ツブツブ感なしの「ライン発光」が手に入る

COBのテープLEDとは、要するにライン発光するテープLEDである。ビームのごときライン発光は、普通のテープLEDのツブツブ発光とは別モノ。24V仕様のものは少し前からあったが、12V仕様のCOBラインテープLEDが登場。DIYでも使いやすくなる。

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  最新型の、COBラインテープLEDを紹介します。

  ●アドバイザー：エルパラ 平川研究員

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  COBラインテープLED？

  ●レポーター：イルミちゃん

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  COB（チップ・オン・ボード）とは「面発光するLED」のことですが、COBを搭載したテープLEDは、ありそうでなかったのです。

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  面発光LEDで、テープLEDを作ると……どうなるんだ？

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  普通のテープLEDは、LEDチップが等間隔に並んでいて、光ったときにはツブツブ感がありますよね。

普通のテープLEDはツブツブ発光


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  それに対して、COBを使ったテープLEDはツブツブ感がなく、光が途切れず、きれいにライン発光するんです。

COBラインテープLED


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  おぉ～！
  ビームのようなライン発光!!

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  面発光テープLED＝ライン発光ということです。

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  COBテープLEDは、12V仕様で、1メーターあたり378LEDですね。

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  378って、なにが？

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  LEDチップの数……ようするに発光体の数です。

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  そういえば光っていない状態でよ～く見ると、ツブツブのLEDチップがたくさん見えます。


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  COBもけっきょくのところ内部にLEDチップ（素子）が並んでいますが、普通のチップ型LEDのような筐体（ボディ）がないので、発光体の間を詰めてテープLEDを作れるのです。

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  普通のテープLEDは、四角いチップLEDを搭載していますからね。寄せても限界がある。

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  そうなんです。定番的な3528テープLEDを例にすると、1メーターあたり60個ですね。

平均的な仕様の3528テープLED


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  これがCOBラインテープLEDだと、メーターあたりのLEDチップの数が378個になります。

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  なんと、6倍以上！

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  それだけの数のLEDチップが黄色い蛍光体の下に封止されているので、ライン発光しているように見えるのです。

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  ちなみにCOBラインテープLEDには、24V仕様もありますよ（↓）



先行して登場していた「COBラインテープLED 24V 5m 昼光色6000K」

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  24V仕様だと、1メーターあたり1120LEDとなり、5メーターで5600LEDになります。



1ユニット5センチ単位で、カットも可能。

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  ひええ～。
  メチャクチャな電流量になりそうですけど!?

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  だから24V仕様なんですよ。消費電力は定格72Wですが、実質33.6Wなので、1メーターあたりで1.4アンペア位におさまっています。

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  それって、24Vの恩恵ってこと？

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  そうです。電圧が上がると、直列に並ぶLEDの数が増やせるので、全体の電流量を下げられます。

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  ……なるほど。

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  24V仕様といっても、トラック用という意味ではありませんが。

✔「24VのLEDテープはトラック用……という誤解!?」参照。

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  では、24V仕様のCOBラインテープLEDって、どこで使う想定なんでしょう？

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  完全にプロ用途で、店舗照明などです。普通のテープLEDだと、LEDのツブツブ感が商品に写り込んでしまうことがありますが、ライン発光ならもっとキレイに見せられる。

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  そういうことか～。

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  明るくて、しかも高演色なので、照らされた対象物の色合いもキレイに見えます。

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  一般DIYでも使いたくなるテープLEDなんですけど、24V仕様では、ちょっと敷居が高いか……。

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  そこで、通常のDIYでも扱いやすい12V仕様のCOBラインテープLEDが登場する、というのが今回のニュースの主旨ですね。



✔ エルパラで販売開始した、「COBラインテープLED 12V 6000K」。白のほかに電球色の3000Kもある。

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  24V仕様は5メーターのみでしたが、12V仕様は1メーターと5メーターの2種類があります。

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  24Vの1120LED/mにはおよばないけれど、ライン発光という意味では12Vの378LED/mでも十分と言えます。