リア（後部座席）フットランプ。LED加工のプロはどのように増設しているのか？

リアフットランプを付けたい！ 熱が高まっている。最近では純正でフットライト付きの車が増えたが、付いているのは、主にフロントのみ。後部座席の足元は暗いままの車種がほとんど。そこでリアのフットライトの増設方法を、LED加工のプロに聞いた。

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  純正でフットランプが付いている車種が増えていますよね～。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  そうですね。ここ最近、球屋が手がけた車種でフロントフットランプが付いていなかった車種は、50プリウス前期・後期と、C-HRぐらいでしたが……

  ●アドバイザー：球屋 森田研究員



穴はあるが、標準ではバルブが入っていない50プリウス後期のアンダーカバー。

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  今どきの多くの新型車は、アンダーカバーにフットランプ用のLEDバルブがささってますね。

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  なるほど。
  ただしリアとなると、話は別ですよね。

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  リアフットランプは、逆にほとんどの車種で付いていない。例えばレクサスESは、純正でリアフットランプが付いていましたけど……

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  レクサスだとしても、全車種には付いていない。

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  そうなんです。だから、後付けリアフットランプは、球屋でも定番の人気カスタムメニューになっているんですよ。

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  へぇ～。
  そうだったのか。

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  ただ、リアフットランプだったら、DIYでやるとしてもそんなに難しくはないと思います。配線の取り回しさえ気をつければ。

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  DIYで、できそう……ということで、LED加工のプロが、リアフットランプをどのように増設しているのか？ チェックしてみたいと思います。

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  球屋が実際に、リアフットランプを取り付けるときの配線を見せてもらいました。

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  これが球屋の場合の配線です（↓）


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  なんか本格的っていうか、製品みたいなノリですね。

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  「純正でフロントフットランプが付いている車種」という前提だと、こういう配線パターンですね。

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  フロントのフットランプの有る無しって、なにか関係あるんですか？

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  フロントフットランプが付いているなら、そこから分岐で電源を取れるようにハーネスを作るんですよ。

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  ホホウ。

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  純正フットランプは、四角いLEDバルブが使われています。


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  これがささるオス型のカプラーと、さらにメス型のカプラーを用意して、下のような「割り込み用の中継ハーネス」を作るんです。


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  純正フロントフットランプの配線にカプラーオンで割り込むってことか！

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  そうなんです。直接的な純正配線分岐とは違って、純正配線を加工しなくていいし、確実に結線できるので。

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  カプラーオンでリアフットランプ用の電源取り出しとは、スマートですなぁ。参考にできる人はしましょう。

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  リアフットランプ用のLEDを増設するときは、前席のシート下に取り付けることになるでしょうが……


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  シートは前後に動くものなので、配線が引っ張られたり、噛んでしまったりしないように注意が必要です。

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  ヘンな付け方すると、ブッチーンってなりそう。

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  前席シートを全開まで後ろに下げて、全開まで前に出して……どっちの場合でも問題なければ、OKってことですね。

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  ……ナルホド。

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  ちなみに、ほとんどの車種は、シートを一番前に出したところで純正配線がいちばん張られています。

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  そうなんだ。

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  そういう車は、その状態で、リアフットランプLEDの配線の取り回し作業をするといいですよ。

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  一番配線が引っ張られる状態で取り付ける。

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  そういうことですね。その上で後ろにスライドして、噛まないかどうかをチェックをするんです。

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  なるほどね。

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  そして、できるだけ、増設するLEDの配線は純正のハーネスにくくり付けるのが一番安全です。

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  安全って？

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  純正のハーネスは、シートを動かしても絶対にからんだりはしませんので。

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  ああ。
  『そこ』を利用するんですね。

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  シート下へのLEDの固定って……どうやっているんでしょうか？

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  リアフットランプを増設するときは、比較的簡易的なやり方で付けます。

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  相手はシートですもんねぇ。

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  さきほど例に挙げたレクサスESの純正リアフットランプも、ハーネスにくくり付けて固定しているみたいな感じで、フロントみたいな作り込みにはなっていない。

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  フムフム。

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  球屋の場合は、砲弾型のLEDを1発だけ使って、そのLED基板をブラックアクリルでサンドイッチ状態にして……


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  LEDの裏面にマジックテープ（面ファスナー）を付けて、シート底に貼り付け固定しています。


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  シートは生地だから、これでペタっと貼れるんだ。

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  シート下は見えない部分だし、動くし、簡易的な取り付け方しかできませんので。

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  DIYでやるならテープLEDをペタリ、でもよさそう。

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  いいと思います。ただ球屋の場合は、フットライトが明るくなりすぎないようには配慮しています。


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  確かに、純正フットライトよりちょっと明るいか？ という程度ですね。わざとなんだ。

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  使っているのは、ニチアの2チップの砲弾型LEDをひとつだけです。



LED通販のエルパラでも買える日亜化学のNSDW570GS-K1。通常の砲弾型LEDとは違って、1個の中に2つのチップを内蔵しているので、砲弾型としては明るい。

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  明るさは好みですが、純正っぽい高級感を狙うなら、あまり明るすぎないLEDを使うほうがいいと思います。

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  純正フットランプの電源をもらっているから、光るタイミングも純正と同期しますね～。

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  そうですね。ただし！ 純正のフロントフットランプの電源を取るにあたっては、ひとつ重要な注意点があります。