ドレスアップの気になる話題

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LEDポジションランプ裏事情。歪んだルーメン競争でバルブが溶ける

LEDポジションランプの世界にも、歪んだルーメン競争がはびこっている。ほんの数年前よりも、ずいぶんと高いルーメン値のLEDポジション製品を見かけるが、それと同時にバルブが溶けるという問題も起こっている。

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  今日の話題は社外品のLEDポジションランプ（バルブ）です。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  LEDポジションも、LEDヘッドライトと同じでどんどん明るくなっているんですが……

  ●アドバイザー：IPF 市川研究員

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  LEDが進化していますからね～。

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  IPFの最新型のLEDポジションバルブも、300ルーメンに達しています。



Amazonでも販売されているIPF LEDポジションランプ T10 300ルーメン（504W）

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  ポジションで300ルーメン!? ほんの数年前は150ルーメンが限界だ、とか言ってたけど。

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  ただ、IPFとしてのウリはそこではないんですよ。

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  ……どういう意味でしょうか？

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  単純にルーメンだけを追い求めるなら、500ルーメンのLEDポジションとか、あるいはそれ以上でも、すぐに作れます。

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  ……そうなの!?

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  実際のところ、最近は、LEDポジションのルーメン競争が激化しています。数百ルーメンをうたうLEDポジションは珍しくはありません。

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  確かに、なんなら、それ以上をうたっているモノもありますね。

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  その結果、なにが起こっているか。

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  ……なにが起こっているの？

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  「ポジションLEDバルブが熱で溶けた」という問題が、あちこちで起こっているんですよ。

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  ……ぐは。

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  LEDポジションバルブが溶けるなんて、そんなバカな!?

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  初めて聞いた人は驚くでしょうけど、実際にはザラに起こっています。

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  なんでそんなことに!?

理由はもちろん熱。ハイパワーなLEDポジションバルブが増える中、放熱が追いついてない



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  ……どうなの、ソレ。

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  凄まじい電流を流せば、ルーメンは上がるんです。「500ルーメンのポジションバルブだってすぐ作れる」というのは、そういう意味です。

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  電流を流せば、明るくはなる。

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  しかし、そういう作り方をしてしまうとすぐに壊れてしまいます。

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  ……ポジションバルブはボディ自体が小さいしね。

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  特にマルチリフレクターヘッドライトでは、ポジションバルブ自体がヘッドライトの熱にもさらされます。



✔ 上写真の例はまだいいほう。特にヘッドライトの上側にポジションバルブが付くパターンは、さらされる熱も多い。

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  無理な負荷のかかるLEDポジションバルブだと、バルブ自身が出す熱と、ヘッドライト内の熱の両方にさらされて、限界をカンタンに超えてしまいます。

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  そして溶ける。

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  ハイ。だから、高い安全マージンを取っておかないといけない。

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  しかし、そう言いながら、市川研究員のいるIPFだって300ルーメンとかパワーを出し過ぎでは!?

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  ……。

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  こう言ってはなんですが、十分、パワーウォーズに参加しているように見えるんですけど？

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  「ルーメン」ばかりではなく、もうひとつ見てほしいスペックがあります。

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  ……と言うと？