実用電装DIY
車のラゲッジルームが暗い! サクっと手軽に明るくする方法は?
ラゲッジルームが暗い。DIYで何とかしたいと思いつつも、手間がかかるのはちょっと……という人向けに、「カンタン・手軽」重視で、ラゲッジを明るくする方法を紹介。初心者でもできるし、中・上級者もラクできるやり方だ。
スイッチ付き専用LEDで、ラゲッジルームをすぐに明るく
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車のラゲッジルームが暗いというのは、よくある悩みです。
●レポーター:イルミちゃん
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純正だと、電球が片側にしか付いていない、という車種も多いですよね。
●アドバイザー:エーモン 中塚研究員
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この場合(↑)は、荷物を置いたりすると光源が隠れて、さらに暗くなってしまうことも。
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あるあるですね。
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ラゲッジルームをエーモンLEDで明るくする方法は、いくつか考えられますが……
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いちばんカンタンなやつで!!
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一番カンタンにやりたいなら、ラゲッジルーム用LEDがベストです。
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まさにラゲッジへの増設用途を想定しているもので、LEDとケースとスイッチが全て一体化しています。
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つまり、スイッチを別途取り付けたりする必要がない。
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ハイ。ペタっと貼り付けて、あとは電源とアースを取るだけです。
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電源はどこから取るの?
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純正でラゲッジランプが付いている車であれば、その配線を分岐して取れますね。
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純正でラゲッジランプが付いてなかったら?
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その場合は、ルームランプなどから電源を引き回してくる必要がありますね。
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しかしそうなると、けっこう大変だなァ。
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まあ、そうですね。
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ルームランプの配線は複数あるから、判別する作業も必要だし。
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ヒューズボックスなどから電源を持ってくる手もありますが、フロントは遠いから、取り回しの手間はかかりますね。
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でも「ラゲッジルームが暗い」というのは、けっこう一般的な悩み。もうちょっと難易度の低い方法も、提案したいところです。
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……なるほど。
エーモンのラゲッジルーム用LED(2924)
内張りをバラさずにできるラゲッジルーム照明の増設方法
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そういうことなら、最もカンタンなのは、LED用電源ボックスを使うことです。
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コレを使えば、車両からの電源取り出し方法が分からない人でも、ラゲッジを明るくできます。
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……すぐ電池が切れそうですけど。
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まあ、確かにそうなんですが、ラゲッジルームって普段はあまり点灯させないでしょう?
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あ。
それもそうか。 -
たまに数分間点灯させるだけ、という使い方だとすれば、単三アルカリ乾電池でもけっこう持つと思われます。
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どのくらい持つんでしょう?
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つなげるLEDにもよりますが、90ミリアンペアのLEDを付けたとして、連続点灯2.5時間です。
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ふむふむ。ラゲッジルームだと、一回の使用時間は僅かだから……
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例えば、1日1回1分程度の点灯だとすれば、だいたい150日もちますね。
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うん。
意外と現実的かも!? -
ちなみに90ミリアンペアのLEDですが、エーモンLEDでいうと面発光フラットLEDです。
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これを使うなら、最初に紹介したラゲッジルーム用LEDより明るいです。
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でも面発光フラットLEDだと、スイッチは付いてませんね?
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そうなんですけど、LED用電源ボックス自体にスイッチが付いているので……
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あ~、ナルホド。こういう組み合わせパターンもアリですね。
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このコースなら、誰でもすぐラゲッジルームを明るくできます。
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さらに明るくしたい場合、この線を分岐して2個付けてもいいですか?
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え~、それを面発光フラットLEDでやると、容量オーバーとなります。LED用電源ボックスは120ミリアンペアまでなので。
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……調子に乗りすぎか。
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やるなら電源ボックスも2個必要ですね。もー、十分過ぎるほど明るくなりますよ。
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しかし、あんまりペタペタ貼るのもねぇ。取って付けた感がハンパないっていうか……。
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「できるだけカンタンなのがイイ」って言ったくせに……。
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あは。
……そうでした。 -
見た目スマートにいくなら、車両から電源を取って、ラゲッジルーム用LEDを取り付ける方法ですね。手間はかかりますが。
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一段難易度が上がりますが、その方法も紹介しましょう。
エーモンのLED用電源ボックス(1891)
単三乾電池を電源にする
✔ ただし、アルカリ単三電池2本の場合の話。充電式電池だと、それよりはもっと短くなる。
エーモンの面発光フラットLED・白(2946)
別売りのフラットLEDレンズカバー(1849)に組み込んだ状態。
✔ ラゲッジルーム用LEDは70ミリアンペア。
スイッチ側でオンオフできる
DIY Laboアドバイザー:中塚雅彦
カーDIY用品メーカー・エーモン広報担当で、エーモンの顔と言える人物。端子や配線コードの仕様など細かいところまで深い知識を持っているので、DIYラボでは「電装DIYのきほん」に関する記事を担当。中塚ハカセ、とも呼ばれている。
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