工具大好き！

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寝板（折りたたみ式）の恩恵。車の腹下にもぐらない人も重宝する

寝板は、車いじりに重宝。なくても作業はできるが、あると作業性がUPするし、作業着の洗濯も劇的にラクになる。ここではストレートの寝板（折りたたみ式）を10年間愛用する、寝板ヘビーユーザーな岡本研究員が、実践的にガイド。

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  電装のプロ、デンクル・岡本研究員がお届けする〈工具大好き〉の時間です。今日はどんな工具でしょうか？

  ●レポーター：イルミちゃん

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  「寝板」を紹介しようかと。

  ●アドバイザー：DENKUL 岡本研究員

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  ねいた？ ああ、キャスターが付いていて、ゴロゴロ～っと車の下にもぐるやつ。

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  あ、そういうプロ仕様の寝板の話ではないんですよ。

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  ……と言うと？

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  電装とか内装のDIYに関して言うと、車の腹下にもぐるような作業って、まずないじゃないですか。

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  フム。
  確かにそうですね。

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  そういう意味では、キャスター付きの寝板はいらないというか、キャスターがあって動いてしまうと、かえって邪魔なのです。

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  ……じゃあ、寝板なんていらないのでは？

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  僕がオススメしたいのは、寝板といっても、こういう折りたたみ式で、キャスターも付いていないタイプです。



ストレートの寝板（折り畳み式）38-898

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  このストレートの寝板は、岡本研究員の愛用品ですね。

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  かれこれ、10年くらい使っていますよ。

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  ほう。
  それがまだ現行で売っているとは、驚きですね。

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  それは、僕も思いました。
  まだ売ってて良かった。

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  しかし、電装とか内装の車いじりで必要なの？

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  内装の作業といっても、例えば運転席のキックパネルを外したり、その裏で配線作業するなんていう場面では……


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  自分は車内にはいなくて、車外に出て、膝をついて外から手を入れる作業が多いんです。

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  あー。

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  例えばナビの脱着なら、シートに座った状態でできますけどね。ナビが真ん中にありますから。

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  助手席側のアンダーカバーを外して、ヒューズボックスにアクセスなんて場面でも……


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  シートに座りながらでは、やりにくい。

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  けっきょく、車外から手を伸ばして作業しますね。

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  そう。外から作業するシーンが意外なほど多いんですが、家の駐車場が砂利だったり、汚れていたりすると……

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  痛いし、ズボンが汚れるし。

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  ハイ。
  その場面で下のような寝板が重宝するんですよ。


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  膝をつくための、クッションマット的な使い方ですね。

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  そうそう。
  そうなんです。

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  しかしそういうことなら……寝板ではなく、マットでもいいのでは？

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  もちろんそのあたりは好みです。しかし、ストレートの寝板ぐらいの長さがあると、寝転がれます。


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  これができると、バンパー下のネジを外すような場面で便利です。

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  なるほどね。

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  フェンダー内のタイヤハウスをめくって、フォグランプの配線に触る作業などもできます。

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  そっか。
  電装DIYでも、寝転がる場面はありますね。

ストレートの寝板のいいところは、ウレタンスポンジで厚みがあること



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  そのまま、グーと寝入れそうなレベル。

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  砂利の上で寝転がることも可能ですね。

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  砂利だとすると、そもそもキャスターなんて役に立たないしなァ。

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  そうなんです。だから「このタイプのほうが、意外と実用的ですよ」と言いたいのです。

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  ナルホド、ナルホド。

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  で、使い終わったらこういう風に（↓）折りたたんで収納しますが……



パタ！

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  汚れている面が、パタっと中に折り込まれるようになっているんです。ここはポイント。

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  それが何か……？

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  地面に置いて使うので、当然汚れます。でも汚れた面が内側にパタっと閉じられ、そのまましまえる。

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  よく考えてある。

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  表裏が同じ素材だと、両方の面を使って、けっきょくどっちも汚してしまいがち。その点、ストレートのは「汚していい面」と「キレイな面」が明確。そこもいいですね。

こっちが裏面


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  ただし、寝板なので厚みもある分、折りたたんでもこの位のサイズはあります。

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  寝転がってする作業まではやらないな～という人は、もっとコンパクトなクッションでもいいですね。

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  つまり、膝を付ければいいっていうレベルですね。


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  そうです。
  エーモンとかからも出ていますね。



エーモンのクッションマット（5142）

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  大きさも厚みもそんなにない分、たたんだときにはコンパクトになります。

こんなに小さくなるのだ！


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  寝転がるなら寝板、膝をつくだけならクッションマットってことですね。

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  そうですね。どちらがいいかは、寝転がる作業があるかどうか、で決めたらいいと思いますよ。